化粧水というと、肌に水分を与えて潤わせるものという印象があります。
拭き取り化粧水は、普通の化粧水とは違います。
買ってはいけない人はいるのでしょうか。
拭き取り化粧水とは?
拭き取り化粧水は、肌から落としきれなかった汚れやいらない角質を取り除くものです。
コットンに十分な量を取って汚れを吸わせるようにし、肌をこすらないように注意しながら拭き取ります。
拭き取り化粧水は必要?
洗顔後のお手入れにプラス
朝、洗顔料で洗った後に黒くくすんでいるのが気になった場合、テカリや毛穴の汚れが取り切れていないときに使います。
夜の場合は、クレンジングでメイクオフしてもスッキリせずに、顔にメイク汚れが残っているように思えたときに使うとよいでしょう。
コットンに汚れが付いていることも多く、びっくりすることもあるかもしれません。
肌のことを考えて、洗浄力が弱めの洗顔料やマイルドなメイク落としを選ぶと落としきれないことがあるかもしれませんね。
汚れを落としきると、吹き出物などの肌トラブルが解消することもありますよ。
肌がきれいな状態だと、その後の保湿用の化粧水や乳液などが肌に浸透しやすくなります。
肌のキメが整って、トーンアップして見えるというメリットも感じられるかもしれませんね。
洗顔料の代わりに使う
海外などの旅行先では、衛生上の問題などで、水を使った洗顔が難しい場合があります。
洗顔をする代わりに、拭き取り化粧水で顔の汚れを取ることができますよ。
もちろん、メイク落としを落とすこともできるでしょう。
また、朝忙しい場合に洗顔をする時間もないことがありますね。
そんなときでも、拭き取り化粧水は大きな味方になります。
注意したいのは、汚れを必死に取ろうとしてこすってしまいがちなことです。
コットンにたっぷり出して、軽く押さえるようにして取ります。
1回だけでなく、2~3回に分けて落とそうとするとよいかもしれませんね。
買うときに注意が必要な人
拭き取り化粧水はとても便利で、普段のお手入れにも取り入れやすそうです。
しかし、買ってはいけない、肌が荒れる、きれいに落としにくいといった声もあります。
どのような人が注意したほうがよいのでしょうか。
アルコールが入っているかどうか
拭き取り化粧水には、アルコールが入っているものがあります。
アルコールが入ると下記のような効果が期待できます。
- 肌がべとつかずに清涼感のあるさっぱりとした付け心地
- 肌に残った皮脂や汚れを浮かせて除きやすい
- 殺菌・防腐効果がある
- 肌を引き締める収れん効果がある
でも、アルコールに弱い方だと、ヒリヒリとした刺激を感じることもあり、肌トラブルを招くこともあるのです。
乾燥などで敏感肌になってしまっている方も思わぬ刺激を感じることもあります。
拭き取り化粧水の中には、アルコールフリーのものもあるので、そちらから選ぶとよいでしょう。
リキッドタイプとシートタイプ
拭き取り化粧水には、個包装になっているシートタイプと化粧水と同じような瓶に入っているリキッドタイプがあります。
個包装タイプはコットンやシートごとパックされていて、1回ずつ使い捨てできるタイプです。
旅行先や出張先などで使うのに、持ち歩きがしやすく便利です。
使用量があえば、いちいちコットンに出さなくても済むので、忙しくても気楽に使えると好評です。
リキッドタイプは、通常の化粧水と同じようにコットンに取ります。
自分の肌の状態に合わせて、量を調節できるのが魅力です。
汚れの状態がひどい時には、多めに使ったり、回数を増やしたりすることもできます。
脂性肌と乾燥肌の拭き取り化粧水の違い
拭き取り化粧水には、脂性肌用や乾燥肌用があります。
脂性肌用は、ニキビなどの炎症を抑える成分や、テカリを防止するために殺菌作用のある成分が入っています。
一方、乾燥肌用には、肌に優しいように保湿成分が入ったものもあります。
脂性肌用はさっぱりした使用感で、乾燥肌用はとろみがあるようなしっとりした感じのものも多いです。
自分の肌質に合わない拭き取り化粧水を購入すると、皮脂が満足に落とせなかったり、逆にいまいち物足らなかったりする場合があります。
また、毛穴の汚れが落とせずにかえってニキビをひどくしたり、乾燥が進んで痛みを感じたりすることにもなりかねません。
テスターやサンプルで試すのが難しい場合は、口コミサイトやSNSなどの使用感のレビューを参考にすることをおすすめします。
拭き取り化粧水を買ってはいけない人
拭き取り化粧水は、コットンで拭くという工程が入るので、肌をこする心配があります。
落とそうと必死になるあまり、ごしごしと強くこすってしまう人は止めたほうがよいでしょう。
ちょっとの刺激でも肌を痛めてしまう場合は、使うのを見合わせたほうがよいかもしれませんね。
拭き取り化粧水自体を落とすことはないので、合わないと感じたらすぐに中止しましょう。
心配であれば、肌の目立たない所に付けてパッチテストをして、赤みや腫れがないのを確認してみましょう。
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