初心者ライダーが買ってはいけないバイクグッズ2選

自動二輪免許を取得して、初めて自分だけのバイクを購入!

これから始まるバイクライフを想像すると、期待がどんどん膨らみますよね。

そして、バイクと一緒に選ぶのが、ヘルメットやグローブなどの様々なグッズ。バイク用品店やネットショップを見て回るのは、とても楽しいことです。

でも、ちょっと待ってください。

10時間オーバーで普通自動二輪免許を取得した、落ちこぼれライダーの筆者はこう思います。

初心者ライダーには、バイクに慣れるまで買ってはいけないグッズがある」と。

初心者ライダーが買ってはいけないバイクグッズとは

初心者ライダーが安全に走るためには、できるだけ早くバイクに慣れることが大切です。

ギアは合っているか、アクセルは充分に開けられているか、自分が扱いきれる速度で走っているか。

ベテランライダーなら、そんなバイクの状態を、感覚でつかむことができます。

でも、初心者ライダーはそうはいきません。

「今のギアであのカーブを曲がれるか、それとも1速落とすか」と考えることもあるでしょう。

だからこそ、しっかりと集中することが大切ですね。

 

そんな初心者ライダーが買ってはいけないのは、集中を妨げてしまうバイクグッズ

具体的には、次の2点です。

インカム

スマホホルダー

それはいったい、どうしてなのでしょう。

インカムは聴覚の集中を妨げる

インカムとは、自分と他の人を無線でつないで、会話をするために使う通信機です。

バイクの場合は、ヘルメットの外側にインカム本体を、内側にスピーカーとマイクをセットします。

(筆者撮影)

先輩ライダーたちは当たり前に、インカムを使っています。

走りながら音楽を聴いたり、仲間とおしゃべりをしたり。

インカムがあると、バイクライフがより豊かになりそうですよね。

でも、走りながらインカムを楽しむことができるのは、先輩たちに余裕があるから

初心者ライダーのうちは、とてもそのような余裕はありません

バイクを操作しながら、道路状況を確認する。それで精一杯ですよね。

 

走行中のバイクは、ライダーにいろいろなメッセージを送ってきます。

「シフトチェンジをしてほしい」「アクセルをもっと開けてほしい」「スピードが速すぎる」

初心者ライダーは少なくとも、そのメッセージを体で感じられるようになるまでは、バイクとの会話に集中しましょう。

また、危険回避にも聴覚は大切。車の音や歩行者の声など、耳から入る情報で気付くことは、意外なほどたくさんありますよ。

スマホは視覚の集中を妨げる

バイクのハンドルにスマホを取り付けることができる、スマホホルダー。

とても便利そうですよね。

先輩ライダーたちは、こちらも当たり前に使っています。

ナビでルートを確かめたり、停止した隙にLINEをチェックしたり。

でも、人は視界にスマホがあると、どうしても気になります。ついつい、画面を見てしまいますよね。

 

バイクは、ライダーが見ている方向へ走るものです。

「曲がりたいほうへ、しっかりと目線を向けて走りなさい」とアドバイスを受けたことはありませんか?

それでいて、バイクに乗っているときは、周囲の安全確認も欠かせません。

ライディングにおいて「目線の使い方」は、とても大切なことなのです。

初心者ライダーのうちは、視覚を運転に集中させて、目線の使い方をきちんと覚えましょう

 

また、スマホを見るわずか数秒の間にも、危険な状況は起こります。

歩行者が飛び出してきたり、対向車がセンターラインをはみ出してきたり。

こんな時は、急ブレーキなどの難しい技術で、事故を避けなければいけません。

運転に不慣れな初心者ライダーほど、一刻も早く、危険に気付くことが大切なのです。

 

「スマホホルダーが駄目なら、どうやってナビを使えばいいの?」

もしかしたら、こんな声が上がるかもしれません。

初心者ライダーのうちは、ツーリングに出る前に、目的地までのルートを確認しておくことをオススメします。

そして、ナビを起動したスマホを、ポケットやバッグに入れて走りましょう。

ルートを確認したくなったら、安全な場所にバイクを止めてサイドスタンドを出します。

そこでスマホを取り出して、現在地や進路を確かめれば大丈夫です。

初心者ライダーはインカムとスマホホルダーを買ってはいけない

バイクに乗って走るのは、本当に素晴らしいことです。

感動する絶景、満開の花の香り、体をスピードに預ける感覚。

ひとたび走り出せば、ライダーだけの特別な時間を楽しめます。

でも、それには「安全、無事故」が絶対条件です。

 

インカムやスマホホルダーは、便利な反面、どうしても集中を妨げてしまいます。

初心者ライダーはまず、安全に、無事故で走ることを考えましょう。

そして、ライディングと安全確認の技術を、しっかりと身体で覚えてくださいね。

 

落ちこぼれライダーの筆者も、今では一人でツーリング旅をするほど、バイクライフを楽しんでいます。

(スマホホルダーは取り付けていませんが、インカムは使うようになりました)

人生を変える、素晴らしきバイクの世界。

大切な相棒と、いつまでも安全に走り続けていきましょう。

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