アツアツの白いお米って最高ですよね。
日本人にとって、昔からお米はなくてはならないもの。
朝ご飯に、お弁当に、夜ごはんに、お米は常にそばにいてくれるありがたい存在です。
白いおにぎりも本当に最高です。
そんなお米の中でも、お米の種類によっては、身体によくない働きを取ってしまっている白米があるってご存じでしたでしょうか?
え?そんなことがあるのか?
白米ってすべておなじじゃないの?
お米って同じじゃないの?
そのように思われる方がほとんどだと思います。
私自身も、海外のお米は違うとしても、国内のお米に違いなんてないと思い込んでいました。
それでは、どのようなお米が身体にとって良くないのか?
身体に負担をかけてしまう可能性があるのか?について説明してゆきます。
この記事を読んで頂くと以下の事が分かります。
・お米を食べる危険性
・どのようなお米を選ぶことがよいのか?
それでは、よろしくお願いします。
お米を食べる危険性
お米を食べる危険性は、結論からお伝えすると、食後の「血糖値」の急上昇になります。
この「血糖値」の急上昇が、食べるお米の種類によってはおきてしまうのです。
それでは、なぜ「血糖値」の急上昇が身体によくないのか、お伝えします。
まず、「血糖値」について説明します。
「血糖値」とは、血液中に含まれるブドウ糖(グルコース)の濃度のことです。
食事によって、炭水化物などが小かをされて、ブドウ糖に変わり血液中に入ってゆきます。
当然健康な方であっても食事の前と食事の後で変化するようになります。
そして、通常は食事をとることで血糖値は上がります。
血糖値が上がると「インスリン」というホルモンが膵臓から出て、その上がった血糖値を下げる働きをします。
この時に、インスリンの量が足りなくなると、本来の水準まで血糖値を下げることが出来ない状態になります。
その結果、血液中の血糖値が高くなったままになってしまいます。
血液中の血糖値が高いままになってしまうと、血液が濃くなりすぎて、糖尿病や心筋梗塞などにかかりやすくなってしまいます。
そして、一度糖尿病にかかってしまうと完治することは非常に難しくなります。
その結果、糖尿病そして、合併症と一生つき合っていかないといけないリスクがあります。
毎日食べている白米の種類によっては、その血糖値を高くしてしまう危険性のある種類もあるのです。
それでは、どのようなお米を食べることでそのリスクが高くなってしまうのでしょうか?
そのポイントは2種類のデンプンとなります。
その二つとは、「アミロース」と「アミロペクチン」となります。
結論からお伝えしますと、「アミロペクチン」が多い白米は血糖値の急上昇が起きやすくなっています。
その理由は、デンプンの作られ方にあります。
「アミロース」はあまり分解されていない状態で皆さんに食べられます。
一方、「アミロペクチン」は分解された状態で口から吸収されるのでその分容易にブドウ糖に変化しやすくなっています。
その結果、血液中で糖に急激に変わってしまい、血糖値の急上昇に繋がってしまうのです。
どのようなお米を選ぶことがよいのか?
血糖値の急上昇、血糖値が高いことはよくわかった。
では、どのようなお米がいいのか?
そのようにお考えになると思います。
それでは、具体的にその種類について説明します。
結論から申します。
具体的には、「コシヒカリ」「ミルキークィーン」「あきたこまち」「もち米」などは血糖値の急上昇がおきやすい「アミロペクチン」が多くなっています。
お米の特徴としては、甘い、もちもちしている。などがあげられると思います。
逆に、「アミロース」が多いお米の種類としては、「ササニシキ」「さわのはな」「亀の尾」「ゆきひかり」などがあげられます。
そして、タイ米やジャポニカ米などもアミロースが多いお米になります。
「アミロース」が多いお米であれば、血糖値の急激な上昇を抑えてくれるため、肥満や血糖値の上昇、そして、糖尿病のリスクを下げることが出来ます。
同じ白米でも、そのデンプン成分によりこのような違いがあるのです。
まとめ
白米は本当においしいです。
肉にも合うし、魚にも合うし、お寿司も最高です。
それほど私たち日本人に深く、深くなじんでいる食文化です。
そのようなお米でもその成分の違いによって、私たちの身体に悪影響を及ぼしてしまう可能性があるのです。
美味しいお米であるがゆえに、いつまでも健康で美味しくお米を食べてゆきたいですね。
ただ、「コシヒカリ」などを食べると必ず糖尿病になるという事にはならないので、食べる場合によって分けて食べていきたいですね。
「健康寿命」という言葉が最近よく言われるようになりました。
糖尿病になってしまうと、合併症の危険性におびえながら生きていかないといけなくなります。
自分自身を守るためにも、お米についても気をつけてゆきたいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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