手軽にお菓子を作ることができるホットケーキミックス、買い置きされているご家庭は多いのではないでしょうか。
お子さんのおやつや朝食など、小腹がすいているときに重宝します。
ホットケーキミックス専用のレシピ本もたくさん発売されているほど、使い勝手のよい食材です。
ただ、体によくないという話を目にすることがありますね。
買うのは控えたほうがよいのでしょうか…
とっても便利なホットケーキミックスの注意すべき点についてご紹介いたします。
ホットケーキミックスについて
ホットケーキミックスはケーキやパンなどを簡単に調理できるように、小麦粉をベースに糖類やベーキングパウダー・油・卵・乳製品などを調合して作られたものです。
水とホットケーキミックスだけでも素朴な味わいのおやつを作れてしまいます。
レシピによっては、ホットケーキだけでなく蒸しパン・クッキー・スコーン・ドーナッツ・クレープなどなど…いろんなおやつが簡単に作れます。
栄養面としては、小麦粉が主成分であるため炭水化物が多く含まれています。
朝食時などパンケーキの材料とし、フルーツやナッツをトッピングすることで不足している栄養分を補って健康的に楽しまれてる方も多いようです。
カロリーは1食200カロリー弱程度ですが、調理時には卵や牛乳を使用するレシピが多く、さらにバターやシロップ等をかけて食べがちなので、その分のカロリーは考慮してくださいね。
ホットケーキミックスの注意点
子供のための手作りおやつに便利なホットケーキミックスが体に良くないという噂…何が問題なのでしょうか。
・ダニの混入よりアレルギー反応をおこす
・ベーキングパウダーに含まれている成分がよくない
・悪玉コレステロールが増える
などの声が多いようです。
子供向けによく使う食材だけに心配ですね。
そんな噂について順にご説明いたします。
アレルギー
小麦粉がベースのホットケーキミックス、小麦アレルギーがある方はもちろん避けていると思います。
注意しなくてはいけないのは、ダニアレルギーです!
ホットケーキミックスにダニが入ると増殖します。
家庭で粉が余った場合、次に使うのは数週間後になることが多いですよね。
それだけ時間があると、ホットケーキミックスの中で爆発的にダニが増えていることをご想像いただけると思います…
この大量のダニを吸い込んだり食べたりすると、じんましんやひどくなるとアナフィラキシーショックを起こすことがあります。
危険なんですね…この症状は「パンケーキシンドローム」という名前までついているほどです。
開封後のホットケーキミックスは、賞味期限に関係なく必ず使い切るようにしてください。
無理な場合は、冷蔵庫や冷凍庫で保管するようにしましょう。
アルミニウム
ホットケーキミックスを使用したおやつがふっくらと膨らむのは、加熱すると炭酸ガスが発生するベーキングパウダーのおかげです。
このベーキングパウダーには神経系に影響を与えると言われているアルミニウムが含まれているんです。
アルミニウムは血中で他の物質と結合して脳にも悪影響を与える可能性があります。
ホットケーキミックスの中には100gで幼児の習慣摂取量を超えてしまう製品もあり、注意が必要です。
おやつに日々使用すると子供にとっては過剰摂取になってしまうため、頻繁な利用は避けたいものです。
食品メーカーの方でも対応が進められており、アルミニウムフリーのホットケーキミックスも発売されています。
食べる頻度にあわせて検討してもよいかもしれません。
トランス脂肪酸
ホットケーキミックスにはショートニングやマーガリンなどの植物油脂が使用されています。
この植物油脂に含まれるトランス脂肪酸…善玉コレステロールを減らし悪玉コレステロールを増やすため、摂取しすぎると心臓疾患などのリスクが高まります。
植物油脂はバターなどに比べて安価なせいか、ホットケーキミックスだけでなく市販のパンやお菓子などにもよく使用されているんです。
含まれている他の製品も含め、摂取しすぎないよう注意が必要です。
最後に
ホットケーキミックスが体に悪いという噂について検証してまいりました。
注意が必要な含有成分としては、神経系に影響があるとされているアルミニウム・心臓疾患のリスクが高まるトランス脂肪酸などがあります。
食べるとすぐに害になるような成分ではありませんが、過剰な摂取は控えるよう心がけてください。
他には、パンケーキシンドロームというダニによるアレルギー症状に注意が必要です。
ホットケーキミックスは開封後、中に入ったダニが劇的に増殖するためその摂取により症状を引き起こします。
開封後は使い切る、もしくは冷蔵・冷凍をするように気をつけてください。
気軽なおやつ作りに欠かせないホットケーキミックス、うまく利用してくださいね。
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