買っても使えない?買ってはいけないカセットコンロ

ご自宅に「カセットコンロ」は、お持ちですか?イワタニブランドはとても有名ですよね。

なべやプレートだけじゃなく、「炉端焼き用」「たこ焼き用」など仕様も豊富で、収納するのにおしゃれなケースも出てきました。

なによりも、アウトドアや災害対策で使用する場所を選ばないので使い勝手が良く、人気も高いです。

今回、買い替えるためにいろいろ調べてみると、少数ながら長く使えなかったり、安全性が低いものががありました。

今回は、そんな買ってはいけない「カセットコンロ」について書いてみました。

小型で、卓上でも使えるカセットコンロ

卓上で使える調理機具で、電源コードや煩わしいホースもないといえば、「カセットボンベ」で使う「カセットコンロ」です。

以前は、食卓付近にガスホースを延長して使う「1口コンロ」や、電気の「ホットプレート」が主流でした。

今や食卓だけでなく、アウトドアでの調理や災害時の非常用調理器具として認知されています。

着火時ですら電気も何もいらないので、使用場所を選ばず室内でも屋外でも活躍します。

耐用年数は約10年  使ってなくても寿命が来る?

「カセットコンロ」「カセットボンベ」は、Oリングなどのシール材によって密閉され、安全性を保っています。

このOリングはゴム製品なので、時間が経過すると火をつけたことがない新品でも劣化が進みます

簡単に言えば、ガス漏れが起きる可能性が高くなるということになります。

なので、安全な使用を考えれば、10年程度での買い替えをおすすめします。ちなみに、カセットボンベは7年程度です。

室内向けとアウトドア向けの2タイプ バーナーの形状は3種類あります

2つのタイプの大きな違いは、バーナーの火が消えてしまう「風」に対して、対策されているかどうかです。

室内向け

なべ、鉄板、焼き肉プレート、蒸し器など、様々な調理器具を加熱できる「汎用タイプ」が基本です。

通常は、「30cm×30cm」の大きさですが、大きな土鍋も使える様な「30cm×50cmタイプ」もあります。

室内向けのタイプは、いろいろな器具が使えるように火力調節が幅広くできるものが主流です。

バーナー部分も、省エネ設計などで炎が内側に向かって出る「内炎式」と一般的な「外炎式」があります。

焼き肉など鉄板を広く熱したい場合には「外炎式」が向いており、なべなどの底に熱を集中する場合は「内炎式」が熱効率も高くおすすめです。

あなたが調理する内容や量で、大きさやバーナーを選ぶと使い勝手が良く長く使えてコスパも良くなります。

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アウトドア向け

仕様として、バーナーへの「風防」「携帯性」が一番のポイントになります。

風防機能には、カバーが壁として使えるタイプコンロ自体に風防が備わっているタイプがあります。

携帯性の部分では、とても「小型」であったり、使用時以外は「カセットボンベ」が入る部分にバーナーが収納されているタイプもあります。

屋外向けのバーナーとして、「多孔式」があり数百個の穴から炎を出し、風に対して消えにくくなっています。

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カセットコンロって安全?

シンプルであるがゆえに、小型で簡易的な器具に見えますが、安全装置や誤操作を防ぐ機能が装備されています。

また、どの装置も共通して再点火の前には、点火つまみを「消」の位置に戻してから再点火します。

立ち消え安全装置  《 火が消えたらガスを止める 》

熱を受けると電気を発生するセンサーを使った、炎が消えたらガスを遮断する装置です。

この安全装置は、一般のガスコンロにも使われており、センサー部分は「炎検知センサー」「熱電対」とも呼ばれます。

うっかりしてなべなどが吹きこぼれたとき、炎が消えると自動でガスを遮断してくれるので安心です。

ただし、安全装置が働いてからガスが止まるまでに、タイムラグ(約10秒程度)があるので再点火には注意が必要です。

再点火の前に、バーナー部を中心にあおいだりして、残ったガスを無くせば安全に再点火できます。

安全装置でガスが止まってから、すぐに再点火するとタイムラグの間に流れ出たガスが広がり、コンロの周囲で火が上がることがあります。十分注意しましょう。

圧力感知安全装置  《 圧力が異常に上がるとガスを止める 》

カセットボンベの装着ミスを防ぐ、「マグネット式装着」と呼ばれる方式に設定されています。

いくらフタがあるといっても、ボンベ部分にかかるような大きな鍋や鉄板を使うと、その蓄熱や反射によりカセットボンベが熱くなり、ガス圧が上がってしまいます。

その場合、最悪破裂したりガスが吹き出たりすると危険なので、圧力にも安全装置が働きます。

安全装置はついていても、2台のカセットコンロを並べて大きな鉄板を熱したり、直射日光の元で長時間待機させると高温になり危険ですので絶対にやめましょう。

安全への配慮は、まだまだあります

・容器装着安全装置

点火つまみが「消」の位置になってないと、「カセットボンベ」がセットできなくなっています。

・容器受口加圧式機構

「カセットボンベ」の差し込み部にOリングを内蔵して、ガス漏れを防いでいます。

・しる受け反転防止装置

なべなどを乗せるところが裏返ったり、正確に設置していないと鍋が置けなくなっています。

・ヒートパネル(パイプ)

冷えると気化しずらいガスを「カセットボンベ」を適度に温めることで、カラになるまで使いきれます。

安全装置は、あくまで「もしも」に備えたものです。説明書をよく読み、禁止事項は絶対にしないなど取り扱いには十分ご注意ください。

まとめ

「カセットコンロ」は、事故防止のために安全装置も強化され、「汎用タイプ」から「特殊な専用タイプ」まで進化しています。

あなたのお好みに応じて、いろいろなメーカーを見てみるとおもしろいと思います。

ここで買ってはいけないタイプをまとまると

・風対策の取られていないタイプ (屋外で使用する場合)

・製造年月日の古いタイプ    

・安全装置の少ないタイプ

・調理器具に対して小さいタイプ

・五徳などの部品強度が低いタイプ

今回、私は老舗で安全装置の豊富なイワタニブランドの「カセットコンロ」を購入しました。

ただ、どれだけ安全装置があっても、使う側が禁止事項などを行っては意味がありません。

私も使用には注意しつつ、普段は便利で緊急時には頼もしい道具として使っていきたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

あなたにとって、いちばん使い勝手が良くて安全なカセットコンロを選んでくださいね。

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