お家で紅茶を飲むとき、どのような方法でいれていますか。
ティーパックを、マグカップにいれてお手軽に?
ステックタイプの商品を、お湯に溶かして?
いずれの方法も、簡単で便利ですよね。
しかし、たまには『紅茶ポット』を使って、美味しい紅茶をいれてみるのはどうでしょうか。
「そういわれても紅茶ポットを持ってないし…」
「いざ買おうと思っても、いろいろな商品があって、何を選んだらいいのかわからない」
「どうせ洗うの面倒くさい商品ばかりでしょ」
と、思いなかなか手を出せないという方も多いのではないでしょうか。
デザインもかわいくて、洗いやすく、手入れがしやすい商品があったら使ってみたいですよね。
今回は、そんな紅茶ポットの選び方について、解説していきます。
紅茶ポットについて
紅茶ポットとは、ティーポットとも呼ばれる、紅茶をいれるための道具の事です。
中国からイギリスに伝わり、アフタヌーンティーの普及と共に世界中に広まりました。
何からできているかというと、大きく分けて陶磁器製とガラス製の2種類があります。
陶磁器製
全体的に色が白くて厚みがある焼き物で出来たものが、陶磁器製の紅茶ポットです。
可愛らしい花の絵が描いてある商品や、シンプルな無地の商品などがあります。
海外ブランドではウエッジウッド、日本ではナルミやノリタケなどが人気です。
陶磁器製の商品には、長所と短所があるので、簡潔にまとめました。
【長所】
- 保温性に優れている
- 高級感がある
【短所】
- 重量が重い
- 値段が高い
- 割れたり、欠けたりしやすい
ガラス製
透明感のあるガラス素材で作られた紅茶ポットです。
メーカーにより、使用しているガラスの種類に違いがあります。
製品によっては、耐熱性があり、電子レンジにかけられるものもあります。
こちらも同様に、長所と短所を調べました。
【長所】
- 中身が見える
- 見た目がオシャレで、清潔感がある
- 汚れが落ちやすい
- 軽い
【短所】
- 細かい傷がつきやすい
- 保温性がやや劣る
以前は、陶磁器製の紅茶ポットが主流で、よく販売されていました。
しかし近年では、重量や価格の観点から、ガラス製の紅茶ポットへの需要が高まりつつあります。
◇買ってはいけないケースとその理由◇
商品を選ぶ際には、見るべき点が2つあります。
『紅茶ポット』は、日常的に使うものなので、洗やすさが重要なポイントになります。
複雑なつくりのものや装飾が多いものは、部品が多く手入れが面倒です。
以前、『フレンチプレス』というガラス製の紅茶を押し出すタイプの商品を購入したことがあります。
見た目のオシャレさが気に入って買ったのですが、内部に茶葉がつまりやすく、洗うのに手間がかかり、とても使いづらかったです。
それゆえ今では、あまり使っていません。
このことから、シンプルなデザインのものの方が長期的に使うには適していると考えられます。
茶葉が開くタイミングを見定めることも、美味しい紅茶をいれる大切なポイントです。
ガラス製の方が、中身がみられるので、ちょうどいい抽出加減かどうか確認できます。
茶葉の種類により、赤色や茶色など様々な色があるので、眺めて見るのも楽しいです。
『バタフライピー』という鮮やかな青色の紅茶もあります。
流行りのフルーツティーを作る際も、中身が見えた方が美しく見栄えがします。
オススメ商品2選をご紹介
そんな中でも、オススメしたい商品が2つあるので、ご紹介します。
KINTO ワンタッチティーポット
1972年に滋賀県で創業された『KINTO(キントー)』という会社から発売されている紅茶ポットです。
この商品のシリーズ「UNITEA」は、2006年に発売してから大人気で、ロングセラーの商品です。
他と違う点は、茶葉をこすストレーナーと蓋が一体化されているところ。
非常にシンプルな作りで、部品が少なく、洗う際の手入れがとても楽。
透明感のあるガラスが全面に使われており、カジュアルなのに、デザイン性も高く見た目がオシャレです。
商品の重量も190gと軽く、女性でも扱いやすいです。
HARIO 紅茶ポット
HARIO(ハリオ)は、1921年に創業の国内唯一の耐熱ガラスメーカーです。
「毎日のお茶をもっと気軽に、美しく、楽しく。」をコンセプトに商品開発をしており、遊び心のあるデザインが人気です。
ガラス製なので、中身が見え、お茶の美しい色合いが目で楽しめます。
価格も1,000円程度と、お求めやすいところもいいです。
茶こしを外せば、電子レンジにも対応しているので、冷めても安心です。
美味しい紅茶をいれるコツ『ジャンピング』!
『ジャンピング』という言葉を、聞いたことはありますか。
ティーポットにお湯を注いだ際、ポットの中で紅茶の茶葉を上下に揺らすことです。
このジャンピングがうまくできるかどうかで、紅茶の味が大きく変わってきます。
3つのポイントがあるので、ご紹介します。
- 汲みたての水道水を使う
- 勢いよくお湯を注ぐ
- お湯の温度は100℃
お湯を上下に対流させるために、大切なものは空気です。
汲みたての水道水には、空気がたくさん含まれており、紅茶をいれるには最適です。
また少し高めの位置から、勢いよく紅茶ポットに向けてお湯を注いでください。
そうすることで、空気が入り、『ジャンピング』がしやすくなります。
紅茶をいれる際に最適なお湯の温度は、100℃と言われています。
やけどに気を付けながら、沸騰したてのお湯を使ってくださいね。
まとめ
使いやすい紅茶ポットを見分けるポイントは、
①「洗いやすいこと」②「中身が見えやすいこと」の2点に着目するということがわかりました。
素敵な紅茶ポットを手に入れると、家でのティータイムのバラエティーがより豊かになります。
『ジャンピング』のコツをつかんで、美味しい紅茶をいれてみてください。
紅茶の選び方についての記事もあるので、良ければこちらも参考にしていただけると嬉しいです。
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