みなさんは野菜を食べていますか?
栄養豊富で季節ごとに旬の食材を楽しめますよね。
スーパーなどで食べたいときにすぐに購入できて、誰でも手軽に新鮮な野菜を買うことができます。
形が綺麗なものが当然のように並べられており、どれもほとんど同じ大きさです。
しかし、それは農薬が使われているからです。
野菜に使われる農薬は無駄なものではなく、野菜を育てるにあたって必要なものです。
ですが、私たちがスーパーなどの身近な場所で目にする野菜は多くの農薬が使われており、人体への悪影響も心配されています。
今回は農薬を使った市販の野菜について具体的にどのようなことなのか、ご紹介していきます。
市販で売られている野菜の実態
先述でもお伝えしましたが、市販に売られている野菜には農薬が使われています。
そもそも農薬とは何なのでしょうか?
- 野菜やくだものが病気にならないようにする
- 形を維持するために虫や菌を防ぐ
目的ごとで使用される薬剤のことで、殺虫剤、殺菌剤、除草剤などの総称です。
農薬を使う理由とは?
野菜を育てる工程に農薬を使われる理由は、おいしくさせるなどの理由ではありません。
農家さんからみてもできることなら農薬をあまり使わない方がいいです。ご存じの通り農薬は人体に悪影響をもたらす危険性があるため懸念されています。
ですが、農作物などに発生する害虫や病気、雑草を増えるままにしておくと、農作物の収穫量が減ってしまったり、品質が悪くなったりします。
そうならないように、農薬を使って害虫や病気をなくしたり、雑草を除いたりします。
一度育てて出荷しようとする際に品質が悪くなっていたり、虫にくわれていたりしたら台無しになってしまいますよね。
さらに日本は、特に夏期の気温や湿度が高く、害虫や病気が発生したり増えたりしやすいです。
現在でも害虫や病気による被害が毎年出ています。
また、農家1戸あたりの田んぼや畑の面積は、平均でも1ヘクタールほどあります。
虫退治や草むしりなどをすべて手作業で行うのは重労働です。
農薬をまったく使わずに、品質のよい農作物を十分な量収穫して、ある程度の価格で安定的に届けるためには、大変な努力が必要だと分かります。
農薬による影響とは?
今より農薬に対する規制がなかった昔は、農家の多くが大量の農薬を使って野菜を育てていました。そのため人体に農薬が入ってしまっていました。
これらから日本では農薬の使用量や農薬において厳しく規制されることになりました。
ですから以前よりはスーパーなど市販で売られている野菜に農薬が使われている割合が少ないです。
ですが、出荷時に洗われていない野菜も存在します。洗われていない野菜は農薬が付着したままです。
いわゆる残留農薬といいます。これが人体に悪影響を及ぼすと言われています。
中でも、有機リン酸農薬とネオニコチノイド系の農薬が危険視されています。
有機リン酸農薬
有機リン酸農薬は神経機能を撹乱させてしまう危険があります。また散布された農薬を吸い込んで神経や精神に異常をきたしたとする例が報告されているほどです。
具体的には流涙、かすみ目、流涎、発汗、せき、嘔吐、頻回の排便、頻尿を引き起こします。
血圧が低下することがあり、 心拍数の低下や、不整脈、けいれん発作がみられます。
群馬県では有機リン系農薬の空中散布地域に住む未成年が相次いで不登校、うつ、引きこもりになった報告もあります。 同時に有機リン慢性中毒に見られる瞳孔機能の異常が確認されました。
ネオニコチノイド系の農薬
ネオニコチノイド系農薬とは、ニコチンに似た成分(ニコチノイド)をベースとする、現在世界でもっとも広く使われている殺虫剤です。
昔は人体に影響はないとされてきました。しかし近年では、洗っても落ちない浸透性と長期に残留する残効性に加え、神経毒性が強いことが分かり、人の健康にも影響が懸念されています。
ですのでほとんどの人はかなりのネオニコチノイドを体内に取り入れているかもしれません。
細胞が活発で、色々な体の機能が発達段階である胎児や子供は特に農薬の影響を受けやすい状態にあるため注意が必要です。
解決策は?
農家さんから直接購入する、地元の市場や生産者さんが販売している野菜を買うことをおすすめします。
お金をあまりかけずに質が良く新鮮な野菜を手に入れたい方は、家庭菜園を通して栽培するという方法があります。
環境や状況に合った選択をしていきましょう。
まとめ
買ってはいけない野菜についてご紹介しました。
安心、安全で健康的な生活を楽しく送るためにも、しっかりと向きあって選びましょう。
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