買ってはいけない姜葱醤(ジャンツォンジャン)

魅惑の調味料

皆さんは焼き肉、焼き野菜、しゃぶしゃぶ、お刺し身などを何を付けて召し上がっていますか?

私は太りやすい体質なので人一倍健康には気をつけています。親譲りの遺伝性の病気のため、毎月内科に通い採血結果を見て、血液検査の結果をスキャンしてデジタル化して管理するほどで、特に食べ物には気をつけています。

そんな中出会ってしまった、ある誘惑についてお話しします。それは、料理の味を一瞬で引き立てる魔法のような調味料「姜葱醤」です。

姜葱醤との出会い

私がこの調味料に出会ったのは、ある日テレビ番組を観ていたときでした。あるスーパーの売筋商品だかお勧め商品を紹介する番組でした。その番組では姜葱醤を焼き肉のタレ代わりとして使っており、ゲストの方たちはもちろん目を丸くして美味しさを強調していました。

そのスーパーは私がよく買い物に行くお店でしたので、翌日さっそく店内を探してみました、買うつもりはまったくありませんでした。売り場の一角で見つけた姜葱醤は、TV放送された翌日だったこともあり山積みで、しかも商品POPにもデカデカとテレビで紹介されたことがこれでもかと言わんばかりに書いてありました。

さらには、なんと試食コーナーができていて、人だかりで大渋滞がおきていました。前に進めない人は山積みの姜葱醤が嫌でも目に入ってしまい、次々とそれを手にとっていました。私もその勢いに負けてしまい、買うつもりもなかった姜葱醤をいつの間にか握りしめていました。

そしてその魅力に取り憑かれ、その日から我が家の食卓には姜葱醤は欠かせない存在となりました。

姜葱醤にハマる

冒頭で申し上げた通り、私は人一倍健康には気をつけています。

そんな私の当時のマイブームは、カボチャ、カブ、小松菜、長芋、ピーマン、人参、ズッキーニなどを蒸し野菜にしたり、焼き野菜にしたりして食べるというものでした。

それまではあっさりとポン酢や青じそノンオイルドレッシングなどで食べていましたが、あの日から姜葱醤を付けて食べることにハマってしまったのです。

ヘルシーな野菜をもっともっと美味しく食べられるようになり、さらには冷奴に乗せて豆腐を食べたり、マグロやカツオのタタキなどのお刺身と一緒に食べたりなど、美味しく食べられることをネットで発見し、

「なんて健康的な食生活!」

という満足感に浸る日々を送っていたのです。

美味しさの裏側

冒頭で私が血液検査をクリニックで定期的に受けている話をしましたが、採血をされてからその検査結果が分かるのは1ヶ月後なのです。

姜葱醤を楽しみ始めて3週間後、クリニックの受診日だったので採血を受けました。そのときは何も体調に異変を感じていなかったので、診察も特に変わりなく終わりました。そして翌月、血液検査の結果を聞くと

「中性脂肪が正常範囲を著しく上回っている」

ということでした。

そのクリニックでの中性脂肪の検査値の正常値上限は149なのですが、私の中性脂肪の値は1000近くでした。

医師に

「なにか思い当たることはない?」

と尋ねられてそのときは気付かなかったのですが、帰宅後に姜葱醤の小瓶の成分表を見てショックを受けました。

何と高カロリーだったことか!もう食べるのは止めよう、そう決めました。

ちなみに、一般的な姜葱醤のカロリーと油分については以下のようです。

  • カロリー:100gあたり約300kcal以上。これはご飯1杯分に相当します。
  • 油分:姜葱醤には油分が多く含まれており、中性脂肪値を急上昇させる原因となります。

健康への影響

姜葱醤の使用を絶ってわずか1ヶ月後の血液検査で、中性脂肪値は正常範囲内に戻りました。

もしも健康診断のように年に一度しか血液検査を受けていなかったら気付くのが遅くなってしまい、動脈硬化が進んでいたかもしれない、糖尿病になっていたかもしれない、と思うとたまたま気付けた私はラッキーでした。

この体験から、私は姜葱醤を食べることにとてもリスクがあることに気付かされました。

買ってはいけない

決してタレとして姜葱醤たっぷり付けていたわけではありません。小皿に姜葱醤を乗せておいて、野菜にチビチビ付けて食べていただけなのです。

今思い返すと、姜葱醤で野菜がおいしく食べられると思っていたのですが、姜葱醤がおいしすぎる余り食事が進み、いつも以上に野菜が食べれてしまい、それに伴い姜葱醤の摂取量も増えてしまっていた、という悪循環にもなっていたのです。

何と言っても素材の美味しさを味わうには姜葱醤は味が強すぎます。やはりポン酢や醤油、薬味としておろし生姜やネギ、大根おろし、鰹節、レモン汁、粒胡椒などオーソドックスな組み合わせを素材に合わせて選んでみたりするのが良いかもしれません。

私はもう今では姜葱醤を買っていません。スーパーで姜葱醤をカゴに入れている人を見ても、気をつけて食べてね、と遠くから眺めているだけです。

美味しさだけではなく健康も考慮すると、私は姜葱醤を買うべきではないという結論に至りました。自分自身の健康を守るためにも。

まとめ

姜葱醤は、その美味しさゆえに使いすぎてしまう危険があります。私のように、健康を損なう前に、血液検査で気付く前に、その誘惑に打ち勝つことが大切だと思います。

姜葱醤だけに限ったことではありませんが、買う前に、成分表、またはカロリーや脂質、油分を見て、正しく判断するように心掛けましょう。

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