買ってはいけない?ステビアヘルス

ステビアヘルスをご存じでしょうか。

ステビアヘルスとは機能性表示食品の天然の甘味料です。

血糖値の上昇が緩やかで、カロリーも抑えることができるため、糖尿病の方の食事やダイエット食に取り入れる方もいることでしょう。

しかし、ステビアヘルスには落とし穴があります。

天然甘味料なのに何が危険なの?と思われるかもしれません。

今回はステビアヘルスとは何か、血糖値の上昇とは何か、ステビアヘルスの落とし穴、正しい使い方について紹介します。

ステビアヘルスとは

ステビアヘルスとは、エリスリトール・ステビアという甘味料と、イヌリンという食物繊維から作られた天然由来100%の甘味料です。

通常料理に使われる上白糖と分量変わらず、そのまま置き換えて使用することができます。

上白糖と比べ、血糖値の上昇が緩やかな甘味料のため、上白糖の代替として人気を集めています。

ステビアヘルスには、ホワイトとブラウンの2種類が販売されています。

ホワイトでは、砂糖に比べカロリーが90%、ブラウンでは50%もカットすることができます。

普段自炊をしない方でも、紅茶やヨーグルトに入れる砂糖を置き換えることで、カロリーを抑えることができるでしょう。

また、妊婦や子どもにも安全に使用することができます。

次に、ステビアヘルスに含まれる、エリスリトール、ステビア、イヌリンをそれぞれ説明します。

エリスリトール

ステビアヘルスの糖質のほとんどはエリスリトールに由来します。

エリスリトールは発酵食品から抽出して作られる天然由来の甘味料です。

吸収後、ほとんどが尿に排泄されるため、エネルギーにならず血糖値が上がりません。

ステビア

ステビアヘルスの甘味の主成分はステビアです。

ステビアとはキク科の植物で、葉に含まれる甘味成分を抽出したものが、天然素材のステビア甘味料です。

ステビアは砂糖の200~300倍の糖度があると言われています。

イヌリン

ステビアヘルスには、イヌリンという食物繊維が使用されています。

イヌリンは水溶性の食物繊維で、ゴボウや玉ねぎなどに含まれる成分です。

食物繊維には、水溶性と不溶性があります。

水溶性の食物繊維は、便を柔らかくする働きがあり、不溶性の食物繊維は便の量を増やす働きがあります。

イヌリンは水溶性食物繊維にあたります。

また、食物繊維はヒトの体では代謝することができないため、血糖値に影響を及ぼしません。

次に、血糖値の上昇とはどういうことか説明します。

血糖値の上昇とは

人は食事から糖を摂取すると、血中の糖濃度が上昇します。

これが血糖値です。

ステビアヘルスは血糖値の上昇を緩やかにする製品ですが、緩やかだとなぜ良いのでしょうか。

血糖値が急激に上昇すると、インスリンという糖を取り込むホルモンが急激に分泌されます。

それにより、脂肪として蓄えやすくなったり、ホルモンを分泌する膵臓に負担がかかり、糖尿病のリスクが上がります。

また、血糖値が高い状態が続くと、血管に負担がかかってしまいます。

血糖値の上昇が緩やかであれば、このインスリンというホルモンが急激に分泌されるのを防ぐことができます。

ステビアヘルスの血糖値の上昇に影響を及ぼす成分は、ほとんどがステビアです。

エリスリトールとイヌリンは血糖値の上昇にほとんど影響が無いため、ステビアヘルスは血糖値の上昇を緩やかにするのです。

しかし、そんなステビアヘルスには危険な落とし穴があります。

ステビアヘルスの落とし穴

血糖値の上昇を緩やかにしてくれる、ステビアヘルス。

一見便利な製品ですが、使い方を間違えると大変危険です。

それは、お腹が緩くなってしまうということです。

ステビアヘルスには食物繊維を多く使用されてるため、お腹の弱い方には注意が必要です。

腸の働きが活発になり、食べ物や水分を正常に吸収することができず、お腹を下してしまうのです。

そのため、お腹が弱い方や、ステビアヘルスの摂りすぎには注意が必要です。

それでは、一体どうのように使用したら良いのでしょうか。

正しい使い方

ステビアヘルスには、目安量が記載されています。

一回の食事でおよそ10g、大さじ1杯が使用の目安量です。

そのため、1度の食事でこれ以上砂糖を使用する場合には、全てをステビアヘルスに置き換えず、

部分的に取り入れるようにしましょう。

お腹が強い方は問題なく使用できるかもしれません。

しかし、弱い方では目安の10g未満でもお腹がゴロゴロする可能性があるので、分量を調節しつつ、少量から使用してみましょう。

 

まとめ

今回はステビアヘルスの落とし穴を紹介しました。

ステビアヘルスは、血糖値の上昇が緩やかで、砂糖と同じ甘さなのに、カロリーを大幅に抑えることができます。

糖尿病の方や、カロリーを控えたい方に便利な製品です。

しかし、お腹が弱い人や、使い過ぎで健康被害に繋がることがあるのです。

健康のために取り入れたはずの製品で、健康被害が出てしまっては元も子もありません。

適量な使用量を守り、自分に合った使い方を見つけて、上手に活用しましょう。

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