節水だけでなく、美肌やアレルギー対策にもなるシャワーヘッドが多数あります。
シャワーヘッドが外れない、変な方向に出るなどお困りごとはありませんか？
私は節水用に買い替えようと、ネットやホームセンターで価格やおすすめを色々調べました。
やっぱり、買っても設置(使用）できないケースやタイプが有るんです。
今回は、シャワーヘッドの買ってはいけないタイプについて書いてみました。
シャワーヘッドとは
シャワーホースや配管の先に取り付け、水やお湯を分散噴射するおなじみの器具のことです。
手に持てるハンドシャワー、頭上に固定されているオーバーヘッドシャワーなどがあります。
寿命は一般的に５年といわれますが、ヘッド本体の破損はあまりありません。
パッキン類の劣化による水漏れや目詰まりによる水量低下が寿命の主な原因です。
シャワーヘッドの種類と特徴
シャワーに対する目的・用途別に大きく分けて、３種類あります。
・美容・美肌用途のマイクロバブルなど、シャワーの中に含まれる気泡発生タイプ
・アレルギー対策など、浄水用途の塩素や不純物といった成分除去タイプ
・節約・使用感の向上用途の節水・水圧ＵＰタイプ
これらを組み合わせた高機能タイプもあります。
気泡発生タイプ
油性マジックがシャワーで流すと消えるＣＭで大流行し注目度も人気も高いです。
マイクロバブル・ナノバブルを発生させる構造のシャワーヘッドです。
バブルの種類
毛穴よりも小さい超微細な気泡で汚れ落ちが格段に良く、美肌に効果的です。
毛穴は0.1mm、毛髪は0.08mmの直径に比べ、いかに細かい泡かよくわかります。
マイクロバブル 直径0.1mm（100µm）未満
ナノバブル 直径0.001mm（1µm）未満
ウルトラファインバブルやマイクロナノバブルといわれることもあります。
成分除去タイプ
日本の水道水は世界でトップクラスといわれます。ですが、シャワーを浴びたときに肌がピリピリする感じがしたり、皮膚が荒れたりする方がいます。
それは、水道水の残留塩素に「たんぱく質を壊す」効果があるからです。
塩素をろ過してくれるカートリッジを通ることで、残留塩素を除去します。
カートリッジには、主に亜硫酸カルシウムや活性炭が使用されています。
お肌の敏感な方、アトピーなどアレルギーをお持ちの方におすすめです。
節水・水圧ＵＰタイプ
お湯や水が出る部分（散水板）の穴を小さく、または減らすことで水量を減らし、圧力を上げる仕組みです。
「節水」を強化するか、「水圧」を強化するかによってタイプが分かれます。
節水タイプは、水量が減るので省エネしやすく、節水率50％以上のものもあります。
おすすめ機能は、手元止水スイッチ付きと水量調節機能付きです。
水圧ＵＰタイプは、シンプルに構造や散水板でより強い水圧を作ることに特化しています。
以前は、散水板の穴の配置が均等でしたが最近では使用感の向上させるため、中心部は多く配置してあるタイプが増えています。
まずはチェック！
一般的にヘッド部とホースのつなぎ目で外せますが、一部ホースと一体化タイプもあります。
一体化の場合、ホースごとの交換や水栓自体の交換になる場合もあります。
経年劣化で固まっているだけの場合もありますので、よく確認しましょう。
圧力が弱い場合、散水板のつまりや止水栓の締めすぎの場合があります。
散水板を歯ブラシなどで磨くと詰まりが取れ、水圧が戻る場合もあります。
シャワー水栓の下部にある止水栓を左回転させると同じく水圧が戻ることがあります。
シャワーヘッドを選ぶ
まず必要な機能や性能を拾い出し、優先順位をつけると選定がしやすくなります。
シャワータイムをゆっくり美顔や美肌に使いたい
ミストやマッサージなど水流切替があり、マイクロ・ナノバブルを生成するタイプがおすすめ。
保湿効果が高いとされるミストは温度が下がるので、使用前に温度を上げると良いです。
機能が多いものは初期不良の対応も含め、修理・補償内容も要チェックです。
形状や見た目も多種多様で機能の組み合わせでどれにするか悩む方も多いですね。
美容意識の高い方向けに、塩素除去機能も備わったハイブリッドなものもあります。
肌がヒリヒリしないシャワーにしたい
敏感肌のヒリヒリ感やアトピーの症状を和らげたい方は、成分除去タイプがおすすめ。
塩素臭を抑えるレベルからほぼ塩素を取り除けるレベルのものまであります。
特に、アトピーなどアレルギーに対しての日本アトピー協会の推薦品は目安になります。
SANEI「浄水シャワーヘッド」やLIXL「うるつや浄水」、水生活製作所「JOWERシリーズ」などが推薦されています。
カートリッジの交換は必須なので、費用を考えるなら安価な活性炭カートリッジです。
また、浄水と水道水の切り替えが出来るものは、カートリッジが長持ちし、コストが下がります。
とにかく節約したい
シャワーは1分間で約12Ｌ出ると言われ、15分程度で湯船にお湯が溜まる量になります。
節水シャワーは、商品により30％～50％の節水が可能です。
加えて、手元にストップスイッチのあるものや水量調節機能があればもっと節水できます。
シャワーでの節水は、水だけでなくお湯を作るガスや電気も節約できますので効果大です。
ただし、節水でシャワーの勢いまで弱まっては本末転倒なので、水圧に合わせて選びましょう。
まとめ
より良い性能をお求めの場合を除き、まずは取り替えられるか、本当にシャワーヘッドが寿命なのかを正確に把握する必要があります。
・シャワーヘッドが外れますか？
・水圧は通常通り（正常）にありますか？
・お掃除しても改善しませんか？
・選んだ商品とホースとのネジ山は合っていますか？
こういったチェックを経て、商品選定をするのがおすすめです。
あなたが望む結果が出ないシャワーヘッドは買ってはいけない商品だと思います。
最後に、シャワーフックとの相性もありますので、ホースの接続口の大きさには注意すべきです。
せっかく良いものに換えても、シャワーの向きが水圧で変わったり、外れたりしてはもったいないです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
あなたにピッタリのシャワーヘッドを見つけてくださいね。
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