この世には買ってはいけない「世界一臭い食べ物」があるのは知っていますか?
日本で臭い食べ物の代表例としては「納豆」や「くさや」などですよね。
世界一臭い食べ物と言われている「シュールストレミング」は、日本であげられる臭い食べ物より何倍も臭いと言われています。
それってどんな食べ物?どれほど臭いの?と少し気になりませんか?
そこで今回は、世界一臭い食べ物である「シュールストレミング」を紹介したいと思います‼︎
シュールストレミングとは?
シュールストレミングは、スウェーデン産のニシンの塩漬けを缶詰に入れて発酵させた商品です。
この缶詰の注意書きには、必ず屋外で開けるように。周囲に人がいないことを確認してから開封するように。と記載されています。
どれほどの激臭がする食べ物なんでしょう。
早速、次の項目から「シュールストレミング」について詳しく説明したいと思います。
どれほど臭いの?
まず、臭いはアラバスター(Au)という単位で数値化することが出来ます。
「シュールストレミング」のアラバスター(Au)は8070Auだと言われています。
この数値はそんなに高いの?と思いますよね。
そこで、日本で臭いと代表的な「納豆」の数値と比較してみました。
「納豆」のアラバスター(Au)は452Auだと言われています。
シュールストレミングは納豆の約18倍も数値が上なんです‼︎
この数値を見るとどれほどシュールストレミングが臭いか伝わったでしょうか?
こんな激臭の食べ物を実際に食べる人っているのか疑ってしまいます。
実際に食べた人の感想
より強烈な臭いだと分かるように実際に食べた人の感想を取り上げてみます。
・魚が腐ったような生臭さ
・生ゴミが長時間放置されたような臭い
・下水が何十倍も濃縮されたような臭い
などでした…
想像しただけでも恐ろしく、この臭いの原因は何なのでしょうか。
その理由も説明したいと思います‼︎
なぜこんな臭いの?
ではなぜシュールストレミングはこんなに臭いのか?説明します。
まず、日本の缶詰は加熱殺菌をしてから加工されスーパーなどに売り出されます。
しかし、このシュールストレミングは加工の際の加熱殺菌をしていません。
加熱殺菌をしていないと、缶詰の中ではニシンの発酵が繰り返し行われ次第に「プロピオン酸」「カプロン酸」などの強烈な臭気成分であるガスが溜まっていきます。
また、発酵と同時に腐敗も進む過程で更に缶詰内には臭気成分である「酪酸」「硫化水素」なども発生します。
これらの様々な臭気成分が混じり合うことで世界一臭い缶詰が出来上がります。
現地での食べ方
こんな激臭の食べ物ですが、現地のスウェーデンの人はどうやって食べてるの?と思いますよね!
現地では、シュールストレミングをそのまま食べるのではなく、蒸したジャガイモに乗せて食べたり、刻んだチーズや玉ねぎと一緒にパンの上に乗せて食べるそうです。
このように他の食材と一緒に食べると臭いはまだマシになり、塩辛いようなうま味も感じられるとのことでした。
そこまで激臭の食べ物を無理して食べなくても良いんじゃないか?と思ってしまいます。
入手方法
そういえば、日本でシュールストレミングを売っているお店見たことないですよね?
実際、私はよく様々な系統のスーパーに行くのですが、缶詰コーナーでシュールストレミングを見かけたことは一度もありません。
調べてみるとスーパーでは販売しておらず、今のところは通販のみでの販売だそうです。
実際に起こった事件
通販で売っているなら興味本位で購入してみようかなと少しでも思ったのではないでしょうか?
興味を持つのは良いことですが、今から紹介する事件を読んで考えなおして頂きたいです。
<ガス漏れ騒ぎ>
あるスウェーデンの住宅街で異様な臭いが充満しており、周辺住民からガス漏れではないか?と警察に通報が入りました。
そのため、救急車やガス漏れ対策のレスキュー隊などが駆けつけて大騒ぎになりました。
しかし、調査したところこの異様な臭いの原因はガス漏れではなく、世界一臭いと言われている「シュールストレミング」でした。
今回の騒動は、同じ住宅街に住んでいる人が「シュールストレミングパーティ」を開催しており、その臭いが近所まで漏れ出したのが原因だったのです。
この事件を読んでどう思いましたか?
少し興味はあったけど購入するのはやめておこうかな…と思いましたか?
シュールストレミングが原因で警察やレスキュー隊などが来るなどの騒動になってしまった…なんてことは避けましょう。
まとめ
世界一臭い食べ物と言われている「シュールストレミング」がどれほど強烈な臭いかということは伝わったでしょうか?
通販で簡単に手に入るもののあまりにも激臭で周囲の人達に迷惑がかかる可能性があるので、軽い気持ちで購入するのは本当にオススメできません!
もし買ってみたいなと今でも思っているならこの記事を再度読んで考え直して頂きたいです。
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