最近では、パルスイートやらかんか、オリゴ糖など、様々なダイエット甘味料が注目されていますね。
糖質制限ダイエットをしている方や糖尿病の方の中には、普通のグラニュー糖から他の甘味料に置き換えている方も多いのではないでしょうか。
今回は、その中でも低カロリーで血糖値を上げないといわれているオリゴ糖の特徴や、買ってはいけないオリゴ糖の見分け方についてご紹介します。
そもそもオリゴ糖とは?
オリゴ糖とは、糖質のグループ名です。
実は明確な定義はありませんが、一般的にブドウ糖や果糖などの糖が2~20個ほどつながったものを指すことが多いようです。
オリゴ糖の「オリゴ」とはギリシャ語で「少し」の意味を持つため、少糖類(しょうとうるい)と呼ばれることもあります。
また、そのダイエット効果で話題に上がるのは、ヒトが食べても直接消化・吸収しにくい、糖として吸収されない特徴をもつ糖類を指すことがほとんどです。
オリゴ糖の効果は?
ダイエット効果が注目されているオリゴ糖ですが、どのような効果があるのでしょうか?
オリゴ糖の効果1 低カロリー!
オリゴ糖のカロリーはなんとグラニュー糖の半分以下です!
ヒトの消化器では消化・吸収されずに大腸まで到達するため、エネルギーになりにくくカロリー制限に役立ちます。
効果2 血糖値を上昇させない!
オリゴ糖は消化されずに大腸まで到達するため、摂取後も血糖値をほとんど上昇させません。
しかも、オリゴ糖を摂取しても中性脂肪の合成を促すデブホルモンことインスリンも分泌されません。
効果3 お腹の調子を整えてくれる!
胃や小腸で消化・吸収されにくいオリゴ糖は、大腸まで届き、そこで善玉菌のエサになります。
大腸内でビフィズス菌などの善玉菌を優勢に保つことができるので、腸内フローラのバランス改善に役立ちます。
さらに、便通を改善したり、腸内で発生する有害物質の生成を抑制したり、腸内を浄化したりする働きもあるのです。
効果4 虫歯になりにくい!
これはフラクトオリゴ糖にだけみられる特徴です。
フラクトオリゴ糖は、糖質であるにもかかわらず虫歯の原因になりにくいため注目されています。
虫歯は、虫歯の原因菌であるミュータンス菌が糖質を栄養分として酸を排出し、それが歯の表面を溶かすことで発生します。
しかし、フラクトオリゴ糖はミュータンス菌のえさになりにくいため、フラクトオリゴ糖を摂取しても虫歯になりにくいです。
買ってはいけないオリゴ糖とは?
このようにとても健康に良いオリゴ糖ですが、中には上記のような効果がほとんどないものもあります。
ダイエット効果があり、健康に良いと思って買ったら、普通のお砂糖と変わらなかった、ということが起こると残念ですよね。
そうならないよう、買ってはいけないオリゴ糖を紹介します。
買ってはいけないオリゴ糖1 「オリゴ糖“入り”」の砂糖
スーパーのお砂糖売り場に行くと、「オリゴ糖」と書かれたパッケージが多く並んでいますよね?
しかし、そのほとんどは含有量が少ないものばかりです。
オリゴ糖以外の多くの糖は消化器官で消化・吸収されてしまうのでカロリーが高く、血糖値も上昇させてしまいます。
また、オリゴ糖含有量が少なければあまり整腸効果も見込めません。
買ってはいけないオリゴ糖2 人工甘味料「イソマルトオリゴ糖」
オリゴ糖100%の商品でも、1gあたり1円未満の異常に安いものがあるはずです。それは、「イソマルトオリゴ糖」という人工甘味料です。
「イソマルトオリゴ糖」は、オリゴ糖以外の多くの糖と同様に消化器官で消化・吸収されてしまうためカロリーが高く、血糖値を上昇させます。
しかしながら、整腸作用の効果はあるので便通にお悩みの方にはおすすめです。
買ってはいけないオリゴ糖3 添加物入りのオリゴ糖
販売価格を下げたり、甘みを補うために人工甘味料などの添加物が添加されたオリゴ糖も販売されているので注意が必要です。
おすすめのオリゴ糖4選!
これらは、ヒトの消化器官では消化されにくい難消化性の糖類です。
糖として吸収されず、低カロリーで血糖値を上げないためダイエットに適した甘味料と言えます。
買ってはいけないオリゴ糖の見分け方は?
基本的にはパッケージ裏の「原材料表示」と「栄養成分表示」を確認すれば大丈夫です。
まず、「原材料表示」を読み、「何のオリゴ糖でできているか」「添加物は入っていないか」を確認します。
オリゴ糖ではなく、オリゴ糖を含む甘味料の場合は「栄養成分表示」の下を確認します。
枠外にオリゴ糖の種類と100gあたりの含有量が書かれているはずです。
最後に
オリゴ糖は、近年健康効果が注目されていますが、明確な定義がなく実は選ぶのが難しい甘味料です。
また、種類も多岐にわたり、その効果もさまざまです。
ぜひ日々の食事にオリゴ糖を取り入れ、体質に合ったオリゴ糖を探してみてください。
コメント