お刺身やお寿司で思い浮かべるネタはなんでしょうか?
多くの人が頭に思い浮かぶのが・・・
日本の国民食でもあるマグロだと思います。
「でも、スーパーや魚屋さんでどのマグロを買っていいかわからない、、、」
「どんなマグロが鮮度が良くて美味しいのかわからない、、、」
そんなあなたに今回はどんなマグロがいいのか豊洲市場水産関係者である私が
とっておきの『目利き』をお教えします!
マグロの種類
1、本マグロ
マグロといえば本マグロ(クロマグロ)が一番有名だと思います。
年明け初めの一番競りで1億円などの価格がついているのも本マグロになっています。
マグロの中で一番高級で通年天然の生も出回っていますが、旬は秋〜冬にかけてが一番脂が乗っていて美味しい季節です。
季節で多少違うものの冬時期の本マグロは味が濃厚で余韻が楽しめる脂のりもあり、
高級寿司店から
また、天然と養殖(蓄養)、生と冷凍がそれぞれ出回っています。
主にスーパーで取り扱っている本マグロは冷凍の養殖が多い傾向にあります。
2、バチマグロ
バチマグロ(メバチマグロ)は天然物しかなく、生と冷凍の2種類があります。
筆者が一番好きなのもこのバチマグロになります。
回転寿司や居酒屋、スーパーで多く取り扱っている傾向があります。
回転寿司やスーパーで安いバチマグロが世に出回るまでは品質の良いある程度お手頃な金額で手に入っていたのですが、安いマグロが全盛となった今、ちゃんと信頼のできるお店でなければより良いバチマグロが買えなくなってしまったのは残念です。
世の中にはバチマグロに特化したマグロ卸売り業者、その名もバチ屋さんというものもあります。
(もちろんハイグレードのランクのもの)
3、インドマグロ
旬としては夏時期で他のマグロと比べ甘味が強いことが特徴です。
その特徴から女性やお子さま人気も高く品質の差もあまりないのが特徴と言えます。
かなりインド(ミナミ)マグロが好きな人も多いので知っておいて損はないです。
こちらも天然物しかなく夏時期以外は主に冷凍物が主流と言えます。
4、びんちょうマグロ
主にスーパーでの取り扱いが多いです。
価格帯もリーズナブルで天然の冷凍が主流となっています。
シンプルな味わいから、ポキ丼や漬けマグロにすることにも向いています。
マグロの効能
マグロの効能
不飽和脂肪酸
トロ部分に多く、LDL(悪玉)コレステロール値を下げる作用がある。
DHA
体内では脳や神経、網膜系に多く視力と深く関係します。不足すると白黒の判断能力が落ち、暗い場所に順応するのに時間がかかという報告があります。
EPA
中性脂肪やVLDLを低下させ、血栓を防ぐ作用を持つ
鉄分
血合や赤身に豊富に含まれており、美味しく鉄分を取ることが出来ます。
良質なタンパク質など
昨今のプロテインブームにはもってこいの食べ物です。
天然のプロテインを摂取でき、さらに栄養素も取ることが出来ます。
買ってはいけないマグロとは?
買ってはいけないマグロ1 色合い
澱んだ色や乾燥した状態のものは、買う際には注意が必要です。
出来るだけ、発色の良いものや、ツヤがあるマグロを選びましょう。
時々血栓ができていたり打っているものもありますが、特に味的な変化はありません。
買ってはいけないマグロ2 筋の入り
基本的に筋のない魚はいないですが、
大トロの蛇腹部分は別として、特に赤身で白く太い筋が入っているものは買う際に注意が必要です。
ただ、煮たり焼いたり加熱する際は脂のある太い筋があるところの方が筋がとろとろになり、美味しいです。
買ってはいけないマグロ3 ドリップ
ドリップ(血やマグロから出た液体)がパックの中で出ているものはドリップによる劣化が考えられるので、買わないことがベターです。
但し、ドリップはほとんどの場合でることが多いので、マグロを引いてあるシートなどが
多少ドリップがあっても許容範囲です
おすすめのマグロ3選
天然本マグロ 赤身
天然目鉢(メバチ)マグロ 特上
天然インドマグロ 中トロ
買ってはいけないマグロの見分け方は?
主に色合い、ドリップ(血や水分)、筋の入りがメインとなります。
最後に
マグロは人それぞれで好みの種類が分かれるので、あなたのお好みのマグロを是非探してみると面白いかもしれません。
特別な時に生の本わさびを買って、マグロと一緒に食べてみたら、
人生が変わっちゃうかもしれないくらい美味しいのでおすすめです!
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