足元のおしゃれは大切ですね。
春・夏と気温が上がると足元もきれいに装いたいものです。
けれどその足元をちょっと観察してみてください。
前よりも足の指が変形しているように見えたり、更には少し痛みを感じたりしていませんか?
もしかすると外反母趾になりかけ、或いはすでに外反母趾かもしれません。
激しい痛みじゃないとなかなか気づかないのが、視界から一番遠い足指や足裏の様子。
外反母趾は足の指が隣の指に20度以上曲がって変形してしまう症状をいいます。
親指の付け根の関節が突き出し、その部分が靴に当たって痛みや炎症が起こります。
進行すると元に戻すのは難しいため、予防することが大事になります。
今のあなたの足元、指先は大丈夫ですか?
買ってはいけない靴下
外反母趾の予防や重症化を防ぐには、靴下の指先が2本指、又は3本指か5本指に分かれているものが最適です。
5本の指がしっかりと地面を踏みしめる必要があるので、それぞれの指が独立していることが大事なのです。
ですから指先が分かれていない靴下は出来れば買わないことです。
靴下の素材
殆どの靴下はウール90%、コットン10%といった複数の素材から作られています。
コットンやリネンといった天然繊維で作られた靴下は肌触りが良く、ウール素材は保温性に優れ冬に最適です。
これらの素材の組み合わせの違いで履き心地に大差はありません。
ですが素材の生地の編み方に工夫があると、かなり心地良さは違ってきます。
化学繊維の靴下(ナイロン・ポリエステル・アクリル等)は強度や弾力性に富みランニングに適した素材と言えます。
スポーツソックスは5本指が推奨されていて種類も豊富ですから外反母趾の方にもお勧めです。
また外反母趾の予防が出来る靴下で有名な「ケアソク」はポリエステル・綿・ナイロン・ポリウレタンで編まれています。
かかとが厚みのあるクッションになっているので、履くと心地良さを実感します。
時間がかかる編み方で丁寧に作られている日本製の靴下です。
靴下で外反母趾の予防
外反母趾の原因は何点か考えられます。
靴のサイズが合わない、先が細い靴、ヒールが高い靴を履くとつま先に負担がかかる。
普段から足指を使わずに歩く癖がある。
かかとから着地せず親指の付け根に負担がかかっている。
サンダルなどを履いていて足指の筋肉が衰え、足のアーチが崩れて親指が変形。
加齢によって足指・足裏の筋力が低下。
生まれつき足の指の長い人は外反母趾になる可能性がある。
骨格遺伝の影響があると言われている。
リウマチなどでも病変性の外反母趾になる場合がある。
- エジプト型親指が一番長く小指にかけてだんだん短くなっている形
- ギリシャ型人差し指が一番長くて三角形のような形
- スクエア型全体的に指の長さが揃っている形
この中ではエジプト型の人が外反母趾になりやすく、日本人はこのエジプト型が約80%なんだそうです。
外反母趾の対策としては足に合った靴を履くことが大事な治療になります。
今の靴を見直すと同時に、靴下も大事な足指の治療を手助けしてくれる大切なアイテムです。
外反母趾の原因として足指の動きが損なわれているのですから、靴も靴下も足指の自由を生かすものでなければなりません。
外反母趾の改善策に靴や靴下が重要なのと同時に、靴の中敷きであるインソールも大きな役割を持ちます。
土踏まず(足裏のアーチ部分)にピッタリあったインソールを敷くことで歩き方自体も改善されます。
歩き方が知らず知らずのうちに矯正されて、筋肉を刺激してくれます。
足指全体で地面を踏みしめて歩くことで外反母趾の悪化を防ぐことに繋がるのです。
歩くこと
足に合った靴下と靴(インソール)を身につけて歩くとき、今まで以上に足指に意識を向けて歩いてみましょう。
出来れば5本の指先を感じながら。
意識することで姿勢も歩き方も変わって来ると思います。
まとめ
外反母趾に適した靴下は足の指先が分かれている靴下が望ましいです。
オシャレな靴下は沢山ありますし、お仕事上、靴下がはけない場合もあると思います。
一日中とは言えなくても一日数時間でも指先の分かれた靴下を履くことで、外反母趾の悪化を防ぐことが出来るならその後の生活が違うはずです。
心地よく歩けることが日々のやりたいことや目的を遂げることに繋がります。
実際に私自身が痛みを伴う外反母趾でした。
病院にかかってはいませんが、靴に始まり靴のインソールを変えて、行き着いたのが靴下です。
靴下は5本指のものを愛用しています。
「ケアソク」は夏の間だけ使用しています。
丈が短いのでスニーカーに最適なのですが、冬の寒さにはもう少し長めの丈が欲しいので。
内側で5本指に分かれていますが丈が短いので履きやすくて、履いている間に自然と矯正されているように感じます。
ずっと両方の足裏の真ん中にあったタコはいつのまにかなくなっていました。
それまでは薬を塗ったりしていましたが、結局のところは対症療法でしかなくいつも固い芯がある状態でした。
ですが靴下や靴・インソールを変えたことで、いつの間にかタコがあった部分が柔らかくなっていました。
時々感じていた痛みもありません。
足指の変形は(長い間の不摂生?)で良くはならなくても、これ以上悪化しないように大事にしていきたいと思います。
外反母趾かな?外反母趾だとしてもまだ痛みを伴わない状態だとしたら、足指にちょっと目を向けて出来る予防を考えてみて下さい。
早めに気づいて悪化を防ぐことが出来れば幸いです。
ずっと自分の足で行きたい所に移動出来る日々が続きますように!
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