あなたは、『収れん化粧水』という化粧水を知っていますか?
毛穴が目立つ人や、オイリー肌の人には短期的なメリットはありますが、肌質によっては肌トラブルの原因になります。
今回は、『収れん化粧水とは?』や、『収れん化粧水の正しい使い方』、『収れん化粧水はどんな人にオススメなのか』、『収れん化粧水の成分と効果(注意点など)』などをご紹介します。
収れん化粧水とは?
収れん化粧水とは、毛穴や肌を引き締めて皮脂の分泌をコントロールする化粧水です。
使用すると、さっぱり清涼感を感じられます。
収れん化粧水は、『トーニングローション』や、『アストリンゼントローション』とも呼ばれています。
収れん化粧水の正しい使い方
収れん化粧水を適量コットンに取り、肌がひんやりするまで優しくパッティングを行います。
パッティングを行う際は、皮膚の薄い目元辺りは刺激を与えないように気をつけましょう。
夏は、収れん化粧水を冷蔵庫で冷やしておくと清涼感が増すのでオススメです。
そして、収れん化粧水を塗る順番は下記のように2通りあります。
①洗顔後に使用する場合
毛穴の引き締め効果を重視したい場合は、普段使用している化粧水や乳液の前に使用するといいでしょう。
洗顔後すぐ収れん化粧水を塗ることで、ダイレクトに毛穴に伝わりやすくなり、毛穴や肌の引き締め効果が高まると言われています。
ただし、使うタイミングは商品によって違うためパッケージの使用方法をよく見ましょう。
②スキンケア後(乳液を塗った後)に使用する場合
毛穴を引き締め、尚且つ化粧崩れを防止したい場合は、洗顔をしてから乳液までひと通りスキンケアを終えてから使用するといいでしょう。
スキンケアの最後に、収れん化粧水をコットンに含ませパッティングしていくことで、肌が引き締まりテカリによる化粧崩れを防止することができます。
収れん化粧水は保湿力があまりないため、どちらの手順で行っても必ず保湿を徹底するようにしましょう。
収れん化粧水はどんな人にオススメなのか
◇ファンデーションが皮脂でヨレやすく、毛穴落ちしてしまう人
◇テカリが気になる人
◇ニキビができやすい人
◇乾燥するのにベタつきが気になる人
◇たるみ毛穴が気になる人
◇化粧ノリが悪い人
◇皮脂が多い男の人
◇乳液のベタつき感が苦手な人
◇時間が経つと肌のくすみが気になる人
◇スキンケア後の肌をサラサラにしたい人
収れん化粧水の成分と効果(注意点など)
・アルコール(エタノール、メントール)
アルコールは、皮脂を抑え毛穴を引き締める効果があります。
一般的な化粧水のアルコール濃度は5%程ですが、収れん化粧水のアルコール濃度は20%〜30%程含まれています。
そのためアルコールの刺激が強く、敏感肌やニキビなど肌トラブルを起こしている肌に使用してしまうと、肌荒れなどの原因になります。
そして、蒸発することによって肌の熱と共に水分も奪われてしまうため、乾燥肌の人が使用してしまうと更に乾燥してしまいます。
毛穴が気になる人にはオススメですが、乾燥肌の人や敏感肌の人にとってはとても刺激が強いので、できるだけアルコールの含有量が少ないものや、アルコールフリーのものを選ぶといいでしょう。
・ビタミンC誘導体(リン酸アスコルビルNa、パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na)
ビタミンC誘導体は、アルコールと同様、毛穴を引き締め皮脂を抑える効果があります。
抗酸化作用やエイジング効果があり、美白化粧水やエイジングケア化粧水にも配合されている成分です。
皮脂コントロールをしてくれるため、毛穴の詰まりを改善し引き締める効果があります。
過剰な皮脂分泌やベタつきを抑えさっぱりとした使い心地なので、オイリー肌の人はビタミンC誘導体が配合されているものを選ぶといいでしょう。
・有機酸(タンニン酸、クエン酸、乳酸)
有機酸には、殺菌効果や肌のキメを整え毛穴を引き締め、古い角質を柔らかくする効果があります。
肌の角質を取り除いて肌を整えたい人にオススメです。
・植物抽出エキス(アーティチョーク葉エキス、ハマメリエキス)
植物抽出エキスには、毛穴や肌を引き締める効果があり、保湿効果や肌のキメを整えることができます。
肌に優しいので、敏感肌や乾燥肌の人にオススメです。
その他にも注意点として、コットンパックとして使用したり、コットンで肌をゴシゴシ擦ったりするのは肌にとって刺激がとても強いため止めましょう。
収れん化粧水は、オイリー肌の人向けに作られているものが多く、普通の化粧水よりも肌への刺激が強いです。
そのため、敏感肌や乾燥肌の人にとっては肌への負担が大きく、肌トラブルを起こしてしまう原因になることがあるので、もし使用する際は配合成分に気をつけ、保湿成分が配合されているものを選ぶことが大事です。
収れん化粧水のみ使用するのではなく、コラーゲンやヒアルロン酸などの保湿成分が含まれた化粧水を併用するのをオススメします。
もし肌トラブルが出た場合はすぐに使用を中断するようにし、酷い症状が出た場合は病院を受診しましょう。
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