ヘアバームは使ってはいけない！その理由とは？

美容院で髪をカットしてもらい最後の仕上げに入るとき、「ワックスにしますか？ヘアオイルにしますか？バームにしますか？」と聞かれませんか？

昔は聞かれることのなかった「バーム」という単語ですが、最近ではよく耳にするようになりました。

でも「バーム」という言葉が聞きなれない方には、どんなスタイリング剤かわかりませんよね。

ではこれから一緒に、今さら聞けない最近流行りの「バーム」について学んでいきましょう。

ヘアバームってなに？
ヘアオイルやヘアワックスとの違いは？
1. キープ力
2. 保湿効果
バームの使い方
バームを使ってはいけない人とは？
1. 仕上がり
2. ヘアスタイル
まとめ

ヘアバームってなに？

バームは主にみつろうや天然オイルなど植物由来の成分が多く配合されており、髪にやさしいスタイリング剤です。

ワックスのようなセット力とオイルのようなしっとりとしたツヤ感を演出してくれます。

少量で簡単に濡れ髪が作れたり、毛先の束感を出すことができます。

製品によっては保湿成分などのヘアケア成分が含まれているものもあり髪のダメージを抑えてくれます。

植物由来の成分が多く含まれているため、手についたバームを洗い流すことなくそのままハンドクリームのように使うことが可能です。

アロマのようないい香りもついているので、手に塗ってもその香りを楽しむことができます。

シャンプーで洗い流すときもワックスと違って落ちやすいことがメリットです。

バームが浸透してきた近年では商品の種類も大幅に増え、美容院だけでなくディスカウントストアやドラッグストア、インターネットなどで気軽に購入できるようになりました。

ヘアオイルやヘアワックスとの違いは？

では、ここでヘアオイルやヘアワックスとの違いを見ていきましょう。

キープ力

キープ力については、ワックス＞バーム＞オイルの順です。

ワックスは種類にもよりますがセット力が高いタイプもあり、粘度のある油脂で髪をくっつけることで毛先を自由な形でキープしてくれます。しっかりとしたヘアスタイルをキープしたい人にはオススメです。

バームはワックスほどのセット力はありませんが、つや感をだしつつ毛束感や毛の流れを出すキープ力があります。

オイルは2つに比べてキープ力はほぼありませんが、伸びが良く髪全体につやを出しナチュラルに仕上げてくれます。

保湿効果

保湿効果についてはオイル＝バーム＞ワックスの順です。

オイルは液状の油脂で美容成分が入っているものあります。髪の毛全体をコーティングしてくれ紫外線などから髪を守ってくれます。

バームも自然由来の成分が多く美容成分が入っている商品もありますので、オイルのように髪を守ってくれる効果があります。

ワックスについては、オイルやバームに比べると保湿効果が低くパサつき感が出ることがあります。その分軽い仕上がりになるので、ふんわり仕上げにしたい方にはおすすめです。

オイルもバームも保湿効果はありますが、少量からでも使えるバームはツヤ感・ウェット感を出していきたい初心者には失敗しにくく使いやすいでしょう。

バームの使い方

バームはツヤ感を出してくれますが、つけすぎるとベタっとした印象になってしまいます。

最初は少量からはじめることが失敗しないコツです。

①バームを少量手に取り手のひら～指の間になじませます
②おでこの生え際から髪の毛をかきあげるようにして全体になじませていきます
③そのまま毛先を中心にバームをつけて毛束感をだします
④バームが足りない場合は再度少量を手に取ってなじませ、毛先を中心になじませていきます
⑤最後に手に残ったバームで前髪を整えて完成です

注意してほしいことは頭皮に近い部分にはあまりバームをつけないすぎないことです。

時間の経過とともに頭皮からは皮脂が出てくるため、バームをしっかりつけているとべたつき感が出てきてしまうからです。