疲れているとき、クレンジングと洗顔が一度にできると便利ですよね。
またマスク生活や在宅勤務でメイクが薄めになり、クレンジングを簡単にすませたい方も多いと思います。
洗顔料にクレンジングの機能がプラスされた、メイクも落とせる洗顔料がいろんなメーカーから販売されています。
肌に悪そうなイメージがありますが、本当に買ってはいけないのでしょうか。
そこで今回は、メイクも落とせる洗顔料のメリットとデメリットをご紹介していきます。
おすすめできないケースについても触れていますので、ぜひ参考にしてみてください。
そもそもクレンジングと洗顔料って何が違うの？
クレンジング（メイク落とし）と洗顔料では、落とせる汚れの種類が違います。
クレンジングは、ファンデーションなどのメイクの汚れや、毛穴に詰まった皮脂汚れなどを落とすためもの。これに対して洗顔料は、クレンジングでは落とせない余分な皮脂や古い角質、汗やほこりなどを落とすためのものです。
クレンジングは油性の汚れを落とし、洗顔料は水性の汚れを落とすと考えるとわかりやすいと思います。
メイクによる油性の汚れはクレンジングでしっかり落とすことで、酸化による肌トラブルを防止できます。
また、残ったクレンジングと水性の汚れは洗顔料ですっきりと洗い流すことで、肌が健康な状態に保たれるのです。
メイクも落とせる洗顔料のメリット
メイクをした日は、本来であればクレンジングの後に洗顔を行うダブル洗顔をしなければなりません。
ですが、メイクも落とせる洗顔料は洗顔フォームにクレンジングの機能がプラスされているため、ダブル洗顔をしなくても良いのです。
まずはメイクも落とせる洗顔料のメリットを3つご紹介します。
楽ちんで時短になる
なんといっても、クレンジングと洗顔が一度にできて楽なのが魅力。
帰りが遅くなってとにかく早く寝たい日でも、これを使えばいっぺんにすみます。
仕事が忙しい、子育て中のママなど、時短したい方には非常に助かるアイテムといえるでしょう。
肌への負担が減る
メイクを落とすときに肌をこすったり、クレンジング後の洗顔で洗いすぎたりすると、肌への負担が大きくなり肌トラブルを招くことも。
メイクも落とせる洗顔料を使えば、二度顔を洗う必要がないので負担を軽減できます。
薄いメイクなので過剰に洗いたくない、でも汚れはちゃんと落としたいという方にもおすすめです。
洗顔料としても使える
もともと洗顔料の機能をもっているものなので、クレンジングをしない朝の洗顔に使っても問題ありません。
クレンジングと洗顔料を両方買うよりはコスパが良くなります。
外出に持っていきやすく、できるだけ荷物を減らしたい旅行でも役立つというメリットもあります。
メイクも落とせる洗顔料のデメリット
クレンジングと洗顔が一度にできて、コスパも良いメイクも落とせる洗顔料。
ですが、なかなか良い点ばかりではありません。
デメリットもしっかりチェックしておきましょう。
メイク落ちが心配で洗いすぎてしまう
メイクが落ちてないのでは？をゴシゴシこすることによって、洗いすぎてしまうのがデメリット。
顔を洗う回数が減っても、摩擦が増えたり洗う時間が長くなったりすると、それだけ肌への負担が大きくなってしまいます。
よく泡立てて、優しくメイクや汚れを落とすことが大切です。
濃い目のリキッドファンデーションなどを使用しており、メイク落ちが気になる場合はダブル洗顔方が安心かもしれませんね。
洗浄力が強すぎる
メイクも落とせる洗顔料は、洗浄力が強い成分を配合している商品があります。
洗浄力が強いと汚れはしっかりと落ちますが、肌に必要な油脂までうばってしまう恐れがあるのです。
特にラウリル硫酸Na、ラウレス硫酸Naといった成分は刺激が強いので注意しましょう。
ポイントメイクは落とせない
アイメイクやリップメイクなどのポイントメイクは、メイクも落とせる洗顔料では落ちにくい傾向にあるようです。
「濃いメイクも落とせる」といった説明がある商品でも、口コミではアイメイクが落ちないという声が見られることも。
ポイントメイクをしている場合は、専用のリムーバーとの併用をおすすめします。
メイクも落とせる洗顔料をおすすめできないケース
メリット・デメリットについてお伝えしてきましたが、おすすめできないケースとはどのようなものでしょうか。
詳しく見ていきましょう。
乾燥肌や敏感肌
乾燥肌や敏感肌など、刺激に弱い肌の方は十分に注意しましょう。
基本的にメイクも落とせる洗顔料はさっぱりとした使用感で、普通肌やオイリー肌向けです。
洗浄力が強いので刺激に弱い肌に使用してしまうと、洗い上がりがつっぱったり肌に合わないと感じたりすることも少なくありません。
購入する際は、保湿成分を配合した商品や、敏感肌にも使用できるマイルドな商品など、肌のうるおいを残して刺激の少ないタイプを選ぶことが大切です。
しっとりとした使用感を好む場合は、クリームやミルク、ジェルタイプなどのダブル洗顔をしなくても良いクレンジングを使うのも一つの手です。
ただし、これだけでは肌の汚れを落としきれない場合もあるため、毎日ではなくダブル洗顔が面倒な日だけにしましょう。
濃いメイクを落としたい
ポイントメイクをしっかりしており、全てのメイクをこれだけで落としたい方には不向きです。
確実に落とせるのはナチュラルメイクのみで、濃いアイメイクなどは落とせない商品が多いからです。
濃いメイクの人がこれだけで落とそうとするとメイク落ちが悪いだけでなく、肌をゴシゴシこする原因にも。
ポイントメイクは専用のリムーバーで先に落とすか、面倒でもクレンジングと洗顔料をわけることをおすすめします。
まとめ
メイクも落とせる洗顔料は、疲れた日もダブル洗顔をしなくても良い優れものです。
しかし洗浄力が強い分肌に合わない場合も多く、乾燥肌や敏感肌の方は注意したほうが良いでしょう。
また濃いメイクは落とせないので、アイメイクなどはポイントメイクリムーバーの使用をおすすめします。
普通肌やオイリー肌、ナチュラルメイクの方にとっては、メイク落としにかける手間と時間を減らせて便利な商品だといえます。
まずは試してみて、お肌に合うようなら忙しい毎日に取り入れてみてはいかがでしょうか。
コメント