RCAケーブルの変更は、音質の変更と同じ
オーディオの場合、CDプレイヤーとアンプを繋ぐ際にRCAケーブル（ラインケーブル）が必要となります。商品を購入した際についてくる、白赤の標準ケーブルを使うのも良いですが、より良い音を楽しみたい場合にこのRCAケーブルを交換するのも音質改善に役立ちます。
購入する際、数多くの商品があって何を選んでよいかわからないと思います。そこでおすすめを書いてみたいと思います。
ちょっとした手間で音質変更
オーディオを楽しむ方の中には、音質にこだわっている方も多いのではないでしょうか。RCAケーブルを交換するだけで音がより立体的になったり、音に厚みが出たりします。場合によっては、歌手や演奏者がまるでスピーカーの前に立っているというような感覚になったりします。
ちょっとしたひと手間をかけるだけで、音質が変わって楽しめるものです。
有名なRCAケーブルと簡単な紹介
ここでおすすめのRCAケーブルをご紹介します。具体的な商品名というよりは、使用されているケーブルの型番になります。インターネットで検索する際に「ケーブルのメーカー名、型番」+「RCAケーブル」と入力して商品の検索してください。
ケーブルの種類によって音質が違うので、ここでは商品名よりケーブルの型番が重要となります。
- BELDEN 8412：アメリカ製のこのケーブルを使ったRCAケーブルは、2芯構造で中低音に音がフォーカスされながら、クリアな音を聞かせてくれます。
- CANARE L4E6S：日本製のケーブルでマイクケーブルとして有名です。4芯構造で音質は素直な音を出してくれます。色付けのないケーブルで、その素直な音のためCDプレイヤーなど機器の本来の音を表現してくれます。
- MOGAMI 2534：日本製のケーブルになり、こちらもマイクケーブルとして有名です。日本の録音現場で高いシェアを持つケーブルで、再生用としても使われフラットな音を出してくれます。
- LUXMAN JPR-100：LUXMANは日本の音響機器メーカーです。こちらは商品名になり、1万円ほどのRCAケーブルで調和がとれた情報量の多い音を奏でてくれます。必要以上にクリアな音にならずに、ミュージシャンが再現したかった音を奏でてくれます。音源に忠実で、音楽性を損なわずに音を伝えることができます。
上記が、代表的なケーブルになります。
高いお金を払ったとしても、音の品質を保証するものではない
このRCAケーブルは、はっきり言って購入したほうが良いと思います。理由は、効果的に良い音になる可能性が高いからです。
値段もピンキリで、1000円未満の物から５、６万円くらいのものがメジャーではないかと思います。
一般的には、銅線、銀線、6N7N線などと材質によって値段が違ってきます。
- 銅線：比較的安価でバランスの取れた音が出せます。
- 銀線：電気伝導性に優れているけれども価格が高いです。銅線よりも繊細な音が出せます。
- 高純度無酸素銅：6N、7Nなどと表記され、数字が大きいほど高純度を示しています。価格も高いです。
価格が高くても自分の耳にとって、いい音が出るとは限らないので最初は付属でついてくる白赤の標準のRCAケーブルで良いかもしれません。
標準ケーブルのままだと、音に厚みがないと思うようになると思います。
その時、次のRCAケーブルを吟味しても良いと思います。最初から購入しなければならないものでもありません。
高いお金を払ったからといっても、よい音が出るとは限らないのでじっくり情報収集をしましょう。
私が前の段落でご紹介した4種類のRCAケーブルの内、LUXMAN以外の3種類は左右ワンセットで2,000円から3,000円くらいなのでお求めやすいです。
オークションサイトで、各ショップ作製の新品が出品されていることが多いです。楽天やAmazonで購入しても構いません。
RCAケーブルは、音色や明瞭さ、音の細かさなどに影響が大きい物なので、CDプレイヤーやアンプ、スピーカーを選ぶときのように慎重になる必要があります。
人によって音の好みが違うので、「この商品が最強です！」という物も存在していません。
私は、店頭でRCAケーブルを購入したのですが、パッケージにどのような音を目指したのか書いていないものが多くて店員さんに相談しました。店頭では店員さんに相談することで、より自分の好みの音に近いものが買えるので私はおすすめしています。
オークションの偽物には注意
RCAケーブルの買い替えは必要とは言い切れませんが、購入したほうがベターです。
その際気を付けて頂きたいのは、有名メーカーの偽物です。今でもオークションサイトでは有名メーカーの偽物のケーブルが出品されていると聞いています。
また、商品の価格の高低が、音の品質を保証するものでもないことも覚えておいてください。
オーディオシステムの音質をちょっと変えてみたいときに、このRCAケーブルの変更は役に立ちます。システムごと買い直さなくてもいいですからね。
RCAケーブルは試聴ができない商品ですが、じっくり選んで良いオーディオライフをお過ごしください。
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