リップには多くの種類が存在します。色付きのリップ、乾燥を防ぐためのリップ、メンソレータムリップなどなど・・。肌が荒れやすい花粉の季節や、乾燥しやすい冬の時期などは保湿リップが欠かせませんよね。
「化粧品を一つだけ持ち歩くなら何？」と聞かれたらあなたはどう答えますか？
おそらくほとんどの人は「リップクリーム」と答えるでしょう。それくらい生活において重要な役割を果たすリップクリームをあなたはどう選んでいますか？
今回は、意外と知らないウォーターリップについてお話しようと思います。
ウォーターリップとは？
ウォーターリップと普通のリップクリームの違いは、「保湿を目的として作られているか、いないか」ということです。
基本的に色をつけるためのリップクリームは「口紅」と呼ばれています。それに対して、色をつけることを目的としているのではなく、保湿力を求めて作られているものが「ウォーターリップ」です。
柔らかいテクスチャーのためスルスルと唇に伸ばすことができ、つけ心地が良いことでも知られています。
ロート製薬のリップクリーム
コンビニや薬局に売っているリップクリームではどのリップクリームを思い浮かべますか？
おそらく「ロート製薬」シリーズのリップクリームではないでしょうか？メンソレータム、ウォーターリップ、色付きリップなどたくさんの種類のリップクリームを販売しています。王手の企業であり、有名な女優さんがパッケージに載っていることもあって、無意識に「効果のあるものだ」と信じ込んでしまい、使用していませんか？
もちろん、唇があまり乾燥せず少しの保湿ができれば良い。と考えている人はロート製薬のウォーターリップで十分です。しかし、リップクリームを買うほとんどの人は、唇の乾燥に悩んでいる人ではないでしょうか？
乾燥に悩んでいる人の場合、ロート製薬のウォーターリップはおすすめしません。
その理由について紹介します。
テクスチャー
そもそも、「テクスチャー」という言葉をご存じですか？テクスチャーとは、本来は「織物の織り方や質感」という意味でしたが、そこから転じて「材料の質感や感触、特徴や表面の様子」等を指す言葉として使用されています。
つまり、リップクリームなどの化粧品でテクスチャーという言葉を使う場合、「触り心地が柔らかいか、固いか」ということになります。
ところで、あなたは今まで何種類くらいのウォーターリップを使用したことがありますか？
私はとても乾燥するタイプですので、同じ会社の別の種類のリップクリーム、別の会社のリップクリームなど非常にたくさんのリップクリームを試してきて、気づいたことがあります。それは「ロート製薬のウォーターリップはつけ心地がとても良い」ということです。
柔らかくて、軽いつけ心地でスルスルと塗ることができます。
これだけ聞くと、「私もつけてみたい！」「優秀なリップクリームだ！」と思うかもしれません。しかし、テクスチャーと保湿力は決して比例しないことを忘れてはいけません。
リップクリームではわかりにくいので「乳液」を思い浮かべてみてください。同じ商品でも「さっぱり」タイプの乳液と、「しっとり」タイプの乳液があります。さっぱりタイプは水に近いテクスチャーで、軽いつけ心地と塗りやすさが魅力です。その反面もちろん保湿力は低くなっています。
一方で、しっとりタイプは固いテクスチャーで、手がベトベトになったり、塗り終わった後に手に残ってしまったりとつけ心地はあまりよくないですが、保湿力は抜群で持続力もあります。
ここでお気づきでしょうか？「乳液」の例を取り上げてみましたが、「リップクリーム」においても同様のことが言えます。
つまり、軽いつけ心地で柔らかいテクスチャーであるロート製薬のウォーターリップは、保湿力が低いということです。（実際、私もロート製薬のリップクリームをつけている期間は保湿力が低く感じ、塗った直後は平気でしたが、少し時間が経つとすぐ乾燥してしまい何度も塗り直す必要がありました。）
UVカット
現代は、情報の発達や科学技術の進展により「紫外線はしみの原因になる」ということが解明され、女性だけでなく男性もUVケアをするようになりました。肌を美白にしたい方も、日焼け止めを毎日塗り、帽子やサングラスを着用してUVケアをしていますね。（現在は飲む日焼け止めもあるそうです！）
ロート製薬のウォーターリップにはUVカットをする成分が入っており、パッケージにも表記されています。
UVとは英語のultravioletの略で「紫外線」という意味です。UVカットをするリップと聞くと魅力に感じるかもしれませんが、現代のリップの多くはUVカット成分が配合されているため、気にする必要はありません。
おすすめのリップクリーム
では「結局どんなリップクリームを使えば良いの？」と感じるでしょう。
私が保湿リップとして最もおすすめしたいのが「ニベアのディープモイスチャー」シリーズです。ニベアは青缶のクリームが有名ですが、基本的にニベアのテクスチャーは固めのものが多いです。
つまり、「保湿力が高い」ということです。保湿力が高いことに加え、持続力も高いです。さらに、ロート製薬のリップクリームはSPF20ですが、ニベアのリップクリームはSPF26であり、より高いUVケアを行うことができます。
まとめ
買ってはいけないウォーターリップについて紹介しましたが、いかがでしたでしょうか？
肌につける化粧品は入念なリサーチが必要です。使用されている成分の効果や配分を知ることで、効果をある程度見極めることができますので、リップクリームを買う際は参考にしてみてください。
また、同じリップクリームでも香りが違うものもたくさんありますので、ぜひあなたの「お気に入りのリップクリーム」を探してみてください♪
