双子を授かりいざ双子ベビーカーを買おうと思ったら、まず縦型と横型がある事に驚いたのではないでしょうか。しかもなかなかお店にも置いていなかったり、あったとしても遠い店舗だったり種類が少なかったりと、実物を見比べて購入する事がむずかしいですよね。
ここではそんな双子のパパとママに向けて、縦型と横型それぞれのメリットとデメリット、実際に使ってみた感想など双子ママである筆者の経験もふまえてお伝えしていきます。これを読めば、きっとあなたにピッタリの双子ベビーカーを見つけることができますよ。
双子ベビーカーの種類、メリットデメリット
冒頭でもお伝えしましたように、双子ベビーカーには座席が縦に並んでいる【縦型】と横に並んでいる【横型】があります。また、あまり知られてはいませんが、一見横型で状況に合わせて2台のベビーカーに分離できる【分離型】というものもあります。
それぞれメリットデメリットがあり、よく調べてから購入しないと「せっかく買ったのに使えない…！」なんてことにもなりかねないので、これからしっかり見ていきましょう。
縦型
縦型のメリットは、通路の幅を気にせずにどこでも行けることです。近所のスーパーやドラッグストアに行っても、横幅は普通のベビーカーと同じくらいなので横型ほど気にしなくてもだいたいの場所は通れます。
移動手段が徒歩メインで双子ベビーカーを日常的に使いたいママにおすすめです。
私が使っているのはこの縦型タイプで、Joie エヴァライト デュオというベビーカーを使用しています。他に日本育児のDUOシティHOPⅡというベビーカーもコンパクトで人気です。
ポチップデメリットは、縦に長いため路面が傾いていると想像以上に舵をとられて危険だということです。
平坦な道をまっすぐ進むだけなら軽くていいのですが、実は私もベビーカーを押してみてはじめて気付いたことがあり、狭い道路ほど両側に傾斜があることが多いのです。意図せず端へ端へと寄っていってしまい、溝にはまりそうになってヒヤッとした事も何度かありました。
だんだんコツをつかんできて、なるべく端に寄らずに平坦な所を選んで歩くようにしたり、傾いた場所では無理にハンドル部分で支えようとせず横に移動して横から支えながら移動する事でそれらのデメリットを解消しています。
また、座面がフラットにならないので腰座りの頃からしか使えず、新生児の頃から使いたい場合には向かないでしょう。
横型
横型のメリットは、なんといっても双子が並んで座っている姿がかわいいということです。写真映えもするのでお出かけの際にはついたくさん写真を撮ってしまいたくなりますね。
新生児から使える物もあり、年齢を選ばないのもメリットといえます。
また、種類も豊富で特にエアバギーCOCO DOUBLEは「軽く押せる」「他の横型と比べて幅がコンパクト」と双子ママから絶大な支持を受けており、以下に挙げる横幅の問題さえクリアできるならこちらを選択すれば間違いないといえるでしょう。
デメリットは、横幅があるので使えない場所がどうしても出てきてしまうということです。マンションのエレベーターの幅や周辺の歩道、よく行くスーパーの通路などを事前に確認しておく必要があります。
分離型
分離型のメリットは、大人の人数や利用シーンによって使い分ける事ができることです。普段は分離してママが１台と抱っこ紐で使用。休日パパとお出かけの時はパパとママで１台ずつ押してあげたり、公園のような広い場所で繋げて使用したり。
デメリットは、２台のベビーカーを連結器具でつなぐという構造上、横幅が大きくなってしまうことです。日本では狭い場所が多く横幅が大きいというデメリットはかなり大きいので、連結しての日常使いはしにくいと考えておいた方がよいでしょう。
また、需要があまりなかったのか国内メーカーからは現在生産されておらず、新品で購入できるのは日本ではあまり知られていないメーカーのものになるので、品質やなにかあった時の補償の点でデメリットになるかもしれません。
買ってはいけない双子ベビーカーとは
これまでお伝えしたように双子ベビーカーの種類にはそれぞれメリットデメリットがあり、住んでいる土地やどういう場所で利用したいかなどがポイントになってきます。
利用シーンをよく考える
双子ベビーカーを使ってどんな場所へ行きたいのか。また、そこまでの道のりの広さ。日常使いでママ一人で使うのかそれとも休日のレジャーなどパパもいる時に使うのか。車に乗せたいならトランクに収まるサイズかどうかなど、よく考えてから購入しましょう。
双子ベビーカーを使用開始する月齢はいつなのか
双子は小さく生まれることが多く、生まれてすぐＮＩＣＵに入ることもありますよね。
退院後も発達の経過観察やちょっとした体調の変化などで通院する機会が多く、大きな病院は待ち時間も長いのでそういう場合は新生児から使える横型がおすすめです。
車移動が多いのか徒歩が多いのか
車を持っていなくて徒歩移動がメインのママは、どこでも行ける縦型か一人用ベビーカー＋抱っこ紐がよい場合が多いでしょう。
横型でも比較的コンパクトなエアバギーCOCO DOUBLEなら通れる場合もあるので、選択肢に入れてもよいかもしれません。「最初は縦型を買ったけど、だんだん重くなってきて結局あとからエアバギーCOCO DOUBLEを買いなおした。」というお話をよく耳にします。
車移動が多いママさんなら、一人で乗せ降ろしができるのかどうかも検討しましょう。産後の体力の衰えたママには１０キロ以上もある双子ベビーカーの乗せ降ろしは大変です。なるべく重くないものがよいでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか、あなたに合った種類は見つかりましたか？双子ベビーカーは普通のベビーカーと比べお値段が高く、購入するのも慎重になってしまいますよね。種類も多く人気があるのは横型ですが、ママによっては私のように縦型の方が合っているという場合もあるかもしれません。
双子ママはベビーカー難民になりやすく、結局縦型も横型も両方買ってしまったというケースも多いです。確かにどちらもあれば使い分けができて便利ですが、安い買い物ではありませんしアパートやマンションだと置き場所にも困ってしまいますよね。
レンタルサービスもあるので、ある程度の目星が付いたらレンタルで実際に使ってみて購入を検討するのもよい考えですよ。
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