最近人気のあるパソコンに2 in 1パソコンがあります。見た目はただのノートパソコンですが、それだけでなくタブレットにもなる優れものです。
つまり2 in 1パソコンはノートパソコンとタブレットのいいとこ取りをしたような商品なのですが、誰にとっても良い買い物となるでしょうか。
本記事では、2 in 1パソコンについて考察します。
2 in 1パソコンとは?
2 in 1パソコンはどのようなパソコンでしょうか?
“2 in 1”とは「2つの要素が一体化したもの」という意味があります。そこから、2 in 1パソコンとは「タブレットとしても使えるノートパソコン」という意味になります。
さらに、2 in 1パソコンは大きく分けて2種類あります。1つは「コンバーチブルタイプ」で、もう1つは「セパレートタイプ」です。
1.コンバーチブルタイプ
コンバーチブルタイプの2 in 1パソコンは、ディスプレイを360度回転することができます。そうすることで、さまざまなモードを使用することができます。メーカーによって呼び名は変わりますが、以下のモードがあります。
2.セパレートタイプ
セパレートタイプの2 in 1パソコンは、本体からディスプレイを取り外すことができます。ディスプレイを取り外した時は、完全にタブレットと同等になります。
2 in 1パソコンのメリット
2 in 1パソコンにはどのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは2 in 1パソコンのメリットを紹介します。
2 in 1 パソコンのデメリット
ノートパソコンとタブレットのいいとこ取りのように見える2 in 1パソコンですが、デメリットはあるのでしょうか。ここではデメリットを見ていきましょう。
1.タブレットの方が軽い
セパレートタイプなら完全にタブレットとして使用できるので重量は普通のタブレットと変わりませんが、コンバーチブルタイプの場合はタブレットモードで使用する時もキーボードが裏側にくっついているので重量は重くなります。
2.価格が高い
同じスペックのノートパソコンと比べると、構造が複雑になる分、価格が高くなる傾向にあります。
3.スペックが低い
2 in 1パソコンは薄い本体にCPUなど部品を詰め込むので、排熱性が悪く、ハイスペックな部品を使うことが難しくなります。そのため、本格的なゲーム用途には不向きです。
4.キーストロークが浅い
薄型のためキーストロークはどうしても浅くなります。
5.光沢液晶
タブレットとして使用する場合は動画視聴が多いので、ディスプレイの液晶はほとんど光沢液晶になっています。見た目はきれいですが、指紋が残りやすく、周りが映り込みやすいという欠点があります。
6.故障
コンバーチブルタイプの場合はディスプレイが360度回転するので、耐久性が弱くなり、ヒンジの故障が起こりやすくなります。
7.外部に接続する際のインターフェースが少ない
普通のノートパソコンであれば、多くの場合、複数のUSBやHDMIが付いています。しかし、2 in 1パソコンではUSB-cしか使えないなど、タブレット同等になることが多くなります。したがってそのままではUSBメモリーが使えません。
2 in 1パソコンを買っていい人、買ってはいけない人
2 in 1パソコンは、ある時はノートパソコン、ある時はタブレットと形を自在に変形できることに商品としての意義があります。
普段ノートパソコンとしてしか使用しない人はノートパソコンを、タブレットモードでしか使用しない人はタブレットを買うべきです。2 in 1パソコンを買ってはいけません。
パソコンとして使用する場合は、インターフェースの不足からUSBを介してデータのヤリとが難しくなります。
タブレットとして使用する場合は、iPadやAndroidタブレットほどアプリが充実していません。
反対に、2 in 1パソコンをいろいろな使用シーンに合わせて変形させて楽しむことができる人は2 in 1パソコンに向いていると言えます。
まとめ
本記事では2 in 1パソコンを紹介しました。場面に応じてさまざまな使い方ができる点は魅力的ですが、そういう使い方をしないのであれば、普通のノートパソコンやタブレットを購入した方がはるかに使い勝手も良いはずです。
目新しさに目を奪われず、よく検討して購入することをお薦めします。
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