ＣＭでもおなじみのソーダストリーム。
ご自宅で、手軽に炭酸水が作れたら便利ですよね。
わざわざスーパーなどに水を買いに行って、重い箱を運ぶ必要がなくなります。
そのうえ、ペットボトルの削減にもなり、炭酸水を買うより安いためコスパもいいので、いいことづくめです。
でも、買う前にチェックしておくべきポイントがあります。
この記事を読んで、買った後に「自分にピッタリなのは、これじゃなかった！」とならないようにしてくださいね。
ポイント１：ソーダストリームは水にしか炭酸を加えられない
ソーダストリームで炭酸が加えられるのは、水だけです。
「果汁１００％ジュースを炭酸にしたい」とか「気の抜けたコーラを復活させたい」という方には、マッチしません。
そういう方には、別の会社の製品ですが、「ドリンクメイト」がおすすめです。
ドリンクメイトであれば、ジュースやコーラ、お茶、ビール、ワイン、日本酒など、色々な飲料に炭酸が入れられます。
「なぜ、ソーダストリームはできないの？」「ドリンクメイトと何が違うの？」と、お思いかもしれませんね。
秘密は、炭酸を注入するノズル部分にあります。
ソーダストリームのノズルは、本体にくっついていて外れない構造になっています。
一方、ドリンクメイトは取り外しが利くのです。
炭酸を注入する際には、水などが飛び散り、ノズルにこびりつきます。
水であればほとんど問題になりませんが、ジュースなどでは洗えないと不衛生だし、詰まりの原因にもなってしまいます。
「じゃあ、ドリンクメイト一択では？」と思うかもしれませんが、手軽さについてはソーダストリームに軍配が上がります。
ソーダストリームだと、使い方としては、専用のボトルに水を入れて、本体にセットしてボタンを押せば炭酸水ができあがります。
しかしドリンクメイトだと、ノズル部分を含んだキャップをボトルに取り付けないといけないのです。
また炭酸を入れ終わった後に、ガス抜きというのを自分でしなければなりません。
キャップ部分をちょっと操作するだけですが、面倒だと感じる人もいるようです。
結局のところ、「水以外にも使いたい」という方はドリンクメイト、「水だけで構わないので手軽なのがいい」という方はソーダストリームということになるわけです。
ポイント２：ガスシリンダーを交換する必要がある
炭酸の注入には、炭酸ガスのシリンダーが使われます。
ただ注意すべき点があって、ガスシリンダーは使い終わっても勝手に廃棄することができないのです。
ではどうするかと言えば、新しいシリンダーを注文する際に、交換で使用済みのものを返却することになるわけです。
交換の方法には、２つのやり方があります。
一つは「新しいガスシリンダーを公式サイトなどの通販で注文して、届いたら使用済みのものを送り返す」という方法です。
しかしこの方法だと、返送分の送料がかかってしまうことになります。
もし節約のために導入するのであれば、これではあまり意味がなくなってしまいますね。
そこでもう一つの方法が本命になると思いますが、それは「家電量販店などの取扱店に使用済みのシリンダーを持ち込み、交換で新しいのを買う」というやり方になります。
こうすれば、出かける手間はあるものの、送料はかからずにすみます。
ただし、取扱店は「どこにでもある」というほど多いわけではありません。
公式サイトへのリンクを置いておきますので、取り扱い店舗が近くにあるかを、先にチェックしておいてください。
ポイント３：ソーダストリームは小さい容量のガスシリンダーしかない
ソーダストリームのガスシリンダーは、２５リットルと６０リットルのもので、あまり容量が多くありません。
一方、ドリンクメイトのガスシリンダーには、６０リットルの他に１４２リットルという大容量のものがあります。
６０リットルというと何ヶ月も持つような印象かもしれませんが、これはあくまでメーカーの出している標準の値です。
「強炭酸がいい」という方だと１回での注入量が増えて、６０リットル分も炭酸水が作れないという口コミが多いようです。
ガスシリンダーは交換式ですので、使用頻度によっては、もしかすると毎月交換ということもありえるかもしれません。
そこまで使うご家庭も少ないかとは思いますが、いちおう考慮すべきだということになるでしょう。
ドリンクメイトの１４２リットルのガスシリンダーは、大容量のわりに価格が低く、ランニングコストが抑えられます。
当然、交換頻度も下がり、面倒がかかりません。
簡単な比較表を用意しましたので、チェックしてみてください。
| メーカー | ソーダストリーム | ドリンクメイト | ||
| ２５リットル | ６０リットル | ６０リットル | １４２リットル | |
| 交換用ガスシリンダー | 1,350円 | 2,160円 | 2,160円 | 3,542円 |
| コスパ（円／リットル） | 約54円 | 約36円 | 約36円 | 約25円 |
まとめ：どれを選ぶべきか
まず、「水以外にも炭酸を注入したい」という方は、ドリンクメイト一択です。
コスパを考えると、大容量１４２リットルのガスシリンダーが使えるものということになるでしょう。
多くのサイトや動画でおすすめされているのは、【６２０】という型番のコチラです。
「大容量のガスシリンダーはいらないので、安いのはないか」となれば、【６０１】がいいかと思います。
一方、「水だけでいいので、簡単に炭酸水が作れるのがいい」という方には、ソーダストリームがおすすめです。
ボトルを食洗機で洗いたいという方には、【ＤＵＯ】を選ぶのがよいでしょう。
しかし、かなりお高めな価格設定になっています。
「どうせ入れるのは水だし、ボトルを食洗機で洗えなくても、とにかく安いのがいい」という方には、【ジェネシス ｖ３】がいいかと思います。
ちなみに型番の古いものは、ボトルを回しながら本体にセットしなければならなかったりして使い勝手がよくないため、「買ってはいけない」感じです。
なお、「ドリンクメイトの方は、食洗機についてはどうなってるの？」とお思いの方もいるかもしれませんので、最後に補足しておきます。
ドリンクメイトの通常のボトルは食洗機では洗えませんので、ご注意ください。
食洗機で洗いたい方は、ステンレス素材のボトルがあり、これなら可能とのことでした。（メーカー確認済み）
少しお高めですが、ドリンクメイトにしろソーダストリームにしろ、通常のボトルは使用期限があります。
理由は、炭酸を注入するので高い圧力がかかるためです。
つまり数年の期限をすぎたら、新たに買い替える必要があるわけです。
ですから本当に長く使うのであれば、ステンレスのボトルは逆にコスパがいいということになります。
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