摂取する糖質を減らす「低糖質ダイエット」。ダイエットをしたことがある人であれば一度は目にしたことがあると思います。
パスタやうどんなどは小麦粉でできており、ダイエットでは大敵! とされています。そのため小麦粉の麺の代用として、こんにゃくから作られた麺が人気なのです。
しかしこんにゃく麺はマズイ。無理…。という声も。本当にこんにゃく麺は美味しくないのでしょうか?
こんにゃく麺のメリット
苦手という声も聞かれるこんにゃく麺ですが、人気になるのも納得のメリットがたくさん。食感やにおいなどが苦手でなければ、ぜひダイエットにおすすめしたい食べ物なんです。
低カロリー&低糖質
こんにゃくは低カロリーで低糖質。小麦でできた麺類の置き換えとしてダイエット効果があります。
うどん100gあたりのカロリーが105kcal、中華麺では149kcalであるのに対し、こんにゃく麺のカロリーは100gで6kcalほど。
糖質も100g中0.2g程度でほとんど含まれていないようなものなのです。
食物繊維が豊富
こんにゃくには食物繊維が豊富。
食物繊維には水に溶ける「水溶性」と水に溶けない「不溶性」がありますが、こんにゃくに多く含まれるのは不溶性の食物繊維。
水に溶けないため、便のカサを増やして大腸を刺激し、便通をスムーズにしてくれます。
また食物繊維には、血中の余分なコレステロールを排出する手助けをしたり、血糖値を下げるという働きもあります。
アレンジしやすい
こんにゃく麺はたくさんの種類が販売されています。
あらかじめスープとセットになったものも多数あり、太麺や細麺、ラーメン風、冷やし中華風、ソース焼きそば風などさまざま。
お湯を入れるだけで食べられるカップ麺タイプもありますよ。
手軽さを重視してスープとセットのものを選ぶのもよし。よりダイエット効果を重視してオリジナルのヘルシーな味付けで食べるもよし。
日によって味を変えられるので飽きずに続けやすいメリットがあります。
こんにゃく麺がマズイと言われる理由
こんにゃく麺はマズイ、苦手。と感じる人は下記のような理由を苦手な理由に挙げているようです。
・こんにゃく臭い
・食感が苦手
・おなかの調子が悪くなった
こんにゃくの臭いがする
こんにゃく麺の原料はこんにゃく芋。
こんにゃく独特の臭いは、こんにゃく芋に含まれるトリメチルアミンという成分のせいです。
この独特のにおいが嫌でこんにゃく麺苦手…と感じる人もいるのです。
食感が苦手
こんにゃく麺は小麦粉からできた麺と比べるとコシがなくて柔らかいです。
この食感が苦手でマズイと感じることも。
おなかの調子が悪くなった
こんにゃくには食物繊維がたっぷりで便通が良くなるというメリットがありますが、食べ過ぎるとおなかの調子が悪くなってしまうことがあります。
食物繊維が豊富なことはメリットでもありますが、消化しずらいというデメリットにもなるのです。
食べ過ぎると消化が追い付かず、下痢や胃もたれしてしまうことも。
お腹に溜まってしまい、逆に便秘になってしまうこともあるのだとか。 食べ過ぎには注意が必要です。
こんにゃく麺をおいしく食べる方法
では、ちょっと苦手と感じる場合でも美味しく食べられる方法をいくつか紹介していきます。
好みの原材料から選ぶ
こんにゃく麺がまずいと言われる理由として食感の悪さをあげましたが、こんにゃく麺に混ぜられている原材料によって食感も異なります。原材料で選べば、好みの食感のこんにゃく麺が見つかるかもしれません。
・大豆やおから入りはもちもちした食感。満足度アップ
・寒天入りはしっかりした食感
・豆乳入りはしっとりしてなめらかな食感
冷凍する
食感を変える方法としてご紹介したいのは、「冷凍」です。
こんにゃく麺を冷凍すると、水分が抜けてやや硬くなります。
こんにゃく麺の柔らかい触感が苦手と感じた方には食べやすくなりますよ。
ただし、水分が抜ける分パサパサ感も増してしまうので、マヨネーズやごま油、オリーブオイルなどを使って調理し、パサパサ感を補うとよいです。
熱湯をかける
もうひとつ、美味しくない理由としてあげた「におい」。
こんにゃく特有の臭みが気になる場合は、食べる前に熱湯をかけると臭みがマシになります。
もっと効果的なのは、塩を揉みこんで水で洗い、熱湯で数分茹でる方法。
「アク抜き」といっておでんなどに使う板こんにゃくにも同じような下処理を行うことがあります。
普通の麺と混ぜる
カロリーや糖質を抑える効果は低くなってしまいますが、無理なく続けるために普通の麺と混ぜて使うという方法もあり!
うどんの半分だけこんにゃく麺に変えるなどすれば、そのまま食べるよりはダイエット効果があります。
半分じゃなくても、少し混ぜるだけでぐっと食べた感じが変わるので試してみてください。
まとめ
食感やにおいが理由で苦手に感じる人もいるこんにゃく麺ですが、低カロリー&低糖質でダイエットの強い味方です。
種類がさまざまなので、自分に合ったものを選んでダイエットに取り入れたいですね。
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