初心者が買ってはいけない株とは?理由も解説

「株を始める前に買ってはいけない株について知りたい」
「株を始めたいけど失敗はしたくない」

そう考えている方は多いのではないでしょうか。

株で成功する方法というのはありませんが、失敗する原因はあります。

なので今回は

・初心者の人が買ってはいけない株
・買ったほうがいい株ってあるの?

の順にご紹介していきます。

株を失敗する理由について学び、正しく株を始めていきましょう。

初心者が買ってはいけない3つの株

初心者の人が買ってはいけない株の特徴は3つあります

初心者の人が買ってはいけない株の特徴
1.有名人が買ったほうがいいと言っている株
2.ハイリスクハイリターンの信用取引
3.個別株
順番に解説していきます。

有名人が買ったほうがいいと言っている株

有名人でなくても、誰かから買ったほうがいいと言っている株はオススメしません。

なぜなら、オススメしている本人が意図的に株価を上げようとしているからです

下手をすると、自分自身が大損をくらうことがあります。

株を買うときは、自分の目で企業を調べて購入しましょう。

ハイリスクハイリターンの信用取引

ハイリスクハイリターンの信用取引は初心者にはオススメできません。

信用取引とは
証券会社から資金を借りたり、株を借りたりする投資法のこと。
信用取引は、証券会社に預けたお金や株を担保として、株式を売買するという取引をします。
なぜハイリスクハイリターンなのかというと、評価額の3.3倍まで取引ができるからです。
評価額の3.3倍というのは、例えば
自己資金が100万あった場合
330万円まで取引が可能
なのです。
つまり、100万円を担保として330万円分の株取引が行えるので株価が2倍になった場合には660万円の利益になります。
しかし、株価が1/2まで下がった場合、自己資金を上回る165万円の損失をすることになるので、負債65万円を抱えることになります。
自己資金の3.3倍まで取引ができるというのは、資金が少ない初心者にとってはメリットになります。
しかし、やり方を間違えると大きく損失をする可能性があるので初心者にはオススメできません。

個別株

個別株とは
ユニクロやソニーといったある特定の企業の株のこと。
初心者の人に個別株はあまりオススメできません。
あまりというのにも理由があります。

少額取引は投資の経験を積むということではアリ

なぜアリなのかいうと投資の経験を積めるからです。

最近では、LINE証券やSBIネオモバイル証券といった会社から少額で始められる個別株というのが増えてきています。

最近では「初心者は少額から株を始めよう」なんていう声も聞こえてきます。

実際に少額で株を売買することで、

「あー損してしまった〜」
「少しだけど利益になった!」

という経験ができます。

さらにその過程で企業について調べたりすればその情報というのは、あなたにとっての大切な知識になるでしょう。

なので少額での個別株の投資はやるべきだと思います。

しかし、いきなり自分の貯金100万円分を一つの企業に投資したりするというのは危険なのでオススメできません。

さらに初心者の人は、個別株を始めるとその企業の株価や値動きが気になってしまいます。

精神的にも落ち着かなくなってしまうので、いきなり大金をかけて個別株を始めるというのはオススメできません。

初心者は何の株を買えばいいの

ここまでは買ってはいけない株についてご紹介してきました。

ここからは「じゃあ初心者はどんな株を買えば良いの?」

ということについて解説していきたいと思います。

結論、買って良い株は分かりません!

なぜなら誰にも未来は予測できないからです。

もし、買っても良い株がわかっていたらみんな大金持ちですよね?

なのでそんな株は存在しません。

しかし、ひとつだけ言えることがあります。

それは長期・積立・分散。この3つを意識することです。

長期・積立・分散が初心者の投資を成功させる秘訣

では、長期投資・積立投資・分散投資とは何なのでしょうか。

順番に解説し、そのメリットについてもご紹介します。

長期投資とは

長期投資とは、長い年月をかけて投資を続けることです。何年やったから長期という定義はありませんが、投資は長い年月をかければかけるほどお金が増えやすくなります。

長期投資のメリットは複利の効果

長期投資のメリットはいくつかありますが、ここでは複利の効果について解説します。

複利は、いわば「利子がさらなる利子を呼んでくる状態」です。上昇トレンドが続いている時に運用で得た利益をそのままさらに運用に回していくことを続ければ、どんどんお金が増えていきます。期間が長期になるほどその効果は高まります。(出典元:京葉銀行https://www.keiyobank.co.jp/individual/column/asset/202108001.html)

一年で得た利益をさらに運用に回すことでお金が増えていくという仕組みです。

短期的に売買を繰り返すと、この複利の効果が得られません。

なのでじっくりと投資を続けいくことが大切なのです。

積立投資とは

積立投資とは、毎月や毎年決まった一定額を投資に回してしていく投資手法です。

最近話題の積立NISAやiDeCoなどもこの方法で運用していきます。

積立投資のメリットは値動きに敏感にならずにすむ

積立投資のメリットは、一定期間継続的に投資をすることで無理のない少額から始められます。

そして一定期間同じ額を購入しているので、価格が安い時には少なく、高い時には多く購入することができるのです。

つい初心者は値動きにびっくりしてしまい、安くなっている時に売ってしまいます。

積立投資なら大きな価格変動が起きても焦る必要はありません。

しっかり運用していきましょう。

分散投資とは

分散投資とは、投資先を一つに絞るのではなく複数に分散して運用することを言います。

分散投資にもメリットがあります。

分散投資のメリットはリスクコントロール

分散投資のメリットはリスクも分散することができる点です。

一つの投資先に大きなお金を投資してしまうと値下がりが起きた時に損失をダイレクトに受けてしまいます。

しかし分散投資なら一つの投資先が下がってしまっても、他の投資先の調子が良ければ大きな損失は受けません。

つまり、リスクコントロールができるのです。

初心者は一つの投資先に大きなお金を投資してしまうケースが少なくありません。

しっかり分散投資をして、失敗のしずらい投資をしていきましょう。

初心者が長期・積立・分散をするには

長期・積立・分散この3つの重要性についてご紹介してきました。

ここまで読んでいただけた方には

「いきなり3つも意識するのは大変そうだな」
「この3つ同時にできるものはないかな」

そんな風に考えた人もいるかと思います。

その疑問を解決してくれるのが投資信託です。

投資信託とは

投資信託とは
私たちのような投資をしたいという人たちから集めたお金を、ファンドというお金のプロが代わりに運用してくれる金融商品。

投資を長くやられている方でも、「初心者から投資を始めるなら投資信託がオススメ!」と言われる方が多いです。

投資信託の商品はたくさんあるので、ぜひ一度で調べてみてください。

まとめ:投資に元本保証はないので、くれぐれも自己責任で

最後にまとめたいと思います。

1.初心者が買ってはいけない株
・有名人が買ったほうがいいと言っている株
・ハイリスクハイリターンんの信用取引
・個別株
2.初心者は長期・積立・分散が大切
3.投資信託も選択肢のひとつに
いくら安全な投資手法があったとしても投資の世界に絶対はないです。
買ってはいけない株、買っていい株を探そうという考えではなく、正しい知識を身につけご自身の目でぜひ投資商品を探してみてください。

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