キッチンスケールは、料理をするときに食材や調味料の重さを量る道具です。
クッキングスケールとも呼ばれています。
レシピを見ながら正確な分量で作ろうと思ったときにあると便利ですね。
しかしこのキッチンスケールですが、選ぶときに気を付けるポイントがあることを知っていますか?
あなたにとっての買ってはいけないキッチンスケールを選んでしまうと、使い勝手が悪くて後悔してしまうこともありますよ。
選び方のポイントや買ってはいけないタイプを知って、自分に合った一台を選びましょう。
キッチンスケールの種類
まずはキッチンスケールの種類を確認しましょう。
大きく分けて2種類あります。
アナログ式
針の位置で重さを確認する、昔ながらのスケールです。
電池がいらないため、使っている最中に電源が落ちて重さが分からなくなってしまうということがありません。
デジタル式
数字がデジタルで表示される、最近主流となっているタイプです。
電池が必要となりますが、アナログ式に比べて細かく正確な計測が可能となります。
本体が薄くてコンパクトなものが多いため、収納にも便利ですね。
選び方のポイント
続いて、選び方のポイントを見ていきましょう。
最大重量に注意
最大重量とは、キッチンスケールで量ることができる重さの上限です。
最大重量が3kgであれば、総量が3kgまで量ることができます。
キッチンスケールは1~3kgのものが主流で、最大重量が大きいほど値段が高い傾向があります。
安いからといって最大重量が小さいものを選ぶと、目盛りが足りなくて量れないということもありますよ。
1人分を作るのなら最大重量が1kgほどでも良いかもしれませんが、家族がいるなど多めの分量を作る人は、最大重量が2~3kgのものを検討すると良いでしょう。
また、作る分量以外にも気を付けなければならない点があります。
それは普段使っているボウルの重さです。
キッチンスケールにボウルを乗せて、材料を量りながら入れていく場合もあるかと思いますが、ボウルが重いと最大重量を超えてしまうことがあります。
普段作る分量以外にも、ボウルの重さを考えながら選ぶようにしましょう。
最小単位に注意
最小単位とは、キッチンスケールで重さを何グラム単位で量れるか、ということです。
ほとんどのキッチンスケールは、1gか0.1g単位で表示されます。
0.1g単位で量れた方が数字が細かく分かりますが、値段が高い傾向にあります。
普段の料理で使う分には1g単位で十分ですが、気を付けなければならないのがキッチンスケールをお菓子作りやパン作りに使う場合です。
材料の分量を正確に量る必要があるため、1g単位では正確性に欠ける場合があります。
特にパン作りでは材料が0.1g単位で設定されている場合があるため、最小単位が0.1gのキッチンスケールを使うのがおすすめです。
キッチンスケールをどのような用途で使うのか考えて、最小単位を決めるようにしましょう。
ゼロ点設定があるかに注意
ゼロ点設定とは、キッチンスケールの上に物が乗っている状態でも、その時点の重さを基準にして(表示を0gに戻して)量れる機能です。
ゼロ設定、ゼロ表示など、機種によって呼び方は様々ですが、全て同じ機能です。
例えば、キッチンスケールの上に器を乗せると、器の重さが表示されますね。
そこにさらに材料を入れて量りたい場合、ゼロ点設定があれば器が乗った状態でも表示を0gにすることができるため、新たに入れた材料の重さだけが表示されて分かりやすいです。
材料を足していっても、それまでの重さをメモしたり、計算しなくていいのは楽ですね。
最近のデジタル式ではほとんどのものに搭載されている機能ですが、これがあるのと無いのでは便利さが断然違ってきます。
キッチンスケールを購入するさいには、ゼロ点設定機能があるかをきちんと確認してから買いましょうね。
手入れのしやすい形状かどうかに注意
キッチンで使う場合、気を付けて使っていても汚れが付いてしまうものです。
特に粉物が隙間に入ってしまうと、掃除がしにくくて困ってしまいますね。
お手入れのしやすさも、キッチンスケール選びの大切なポイントですよ。
粉が入らないように、隙間が少ない形状のものを選ぶと手入れが楽です。
また、計量皿にカバーが付いたものを選べば、取り外して洗うこともできますよ。
買ってはいけないキッチンスケールとは?
選ぶ時のポイントを紹介しました。
次は使う人のタイプ別に、買ってはいけないキッチンスケールをお伝えします。
一度にたくさんの量を作る人
料理を多めに作らなければならない人の場合、買ってはいけないのは最大重量が小さいものです。
作る分量に合っていないキッチンスケールを使うと、目盛りが足りなくて量れません。
余裕を持って、最大重量が大きいものを選びましょう。
お菓子作りやパン作りに使いたい人
買ってはいけないのは、最小単位が大きいものです。
最小単位が1gのものでも、お菓子作りやパン作りでは不便なことがあります。
最小単位が0.1gのものを選ぶと便利ですよ。
衛生面が気になる・手入れに手間をかけたくない人
買ってはいけないのは、隙間が多く、拭き取りにくい形状のものです。
隙間に粉が入ったり、汚れが取り切れずに残ってしまうことがあります。
できるだけ凹凸が少なくフラットで、掃除がしやすい形状のものを選びましょう。
まとめ
キッチンスケールの選び方や、使う人のタイプごとに買ってはいけない種類をお伝えしました。
買ってはみたものの使い勝手が悪かったということがないように、用途や重視したいポイントをしっかりと押さえて買うようにしましょうね。
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