はじめに
誕生日やバレンタイン、母の日や父の日などに贈ると喜ばれる、プレゼントにぴったりの花。
好意や感謝の気持を伝える時に役立つ花ですが、色や本数によっては、花言葉の意味が変わってきます。
また場合によっては、健康に害をもたらす場合もあるので、贈る時や飾る時は十分注意が必要です。
そこで今回は、身近なプレゼント用の花について詳しくご紹介します。
花を買うために必要な知識
まずは自分が買う前に、どのような種類の花を贈るのかを決めます。
そして、どのような花言葉があるか、必ずネットや花屋さんの店員さんに確認しましょう。
下調べはとても大切です。花言葉を調べてマイナスな意味だったとしたら、贈らない方がいいでしょう。
ユリの花
白いユリの花言葉には「純粋」や「無垢」といった意味があり、香りも良いので、女性に贈る花にはピッタリです。
一般的には誕生日にプレゼントしますが、贈る本数には注意しましょう。
白いユリを1本だけ贈る時の花言葉は、「死者への捧げもの」という意味になります。
さらに、ユリを少量食べるだけで食中毒を引き起こしてしまうこともあります。
代表的な中毒症状は、嘔吐や食欲低下ですが、数日で死亡してしまうケーㇲも。
明確な致死量がなく、葉っぱ1枚だけで死亡する人もいますし、花粉を吸い込んでしまっただけで中毒症状が現れる人もいます。
ユリは1年中、花屋に出回っているため、危険な花ではないと思ってしまいがちです。
もらった時は口にしないよう十分注意してください。
チューリップの花
子供から大人まで幅広い世代が知っている人気の花、チューリップ。
春のイメージが強いチューリップですが、花屋に並ぶシーズンは12月〜5月です。
チューリップ全体の花言葉は「思いやり」や「博愛」。
黄色、白色、赤色などの沢山のカラーがありますが、色によっては負の感情を表すこともあります。
黄色のチューリップの花言葉は、「裏切り」や「望みのない恋」。
白色のチューリップの花言葉は、「失われた愛」といった意味になります。
プレゼントする際は、色や花言葉をしっかりと確認してから贈りましょう。
また、チューリップには食用チューリップと観賞用の2種類があることをご存知ですか?
日本ではあまり馴染みがありませんが、食用チューリップは、オランダを中心に栽培されているのです。
日本では、和菓子やシロップ漬けなどのお菓子として販売されています。
一方、観賞用のチューリップは、可愛い見た目に反して、球根、茎、葉、花に毒があります。
毒の症状では、無気力、臓器不全などの症状があり、最悪の場合は、死にいたるケースも。
食用のチューリップ以外は、絶対に食べないでください。
バラの花
プレゼントとして喜ばれる、定番のバラの花。
バラの美しさに虜になる人々から「花の女王」と呼ばれています。
バラ全体の花言葉は「愛」や「美」です。様々な種類がありますが、困ったら王道の赤色のバラを贈ると間違いないでしょう。
しかし、黒のバラの花言葉には、「死ぬまで憎みます」「あなたはあくまで私のもの」という意味が含まれています。
花屋には並ばない珍しい黒いバラは、唯一、トルコのシャンルウルファ県でのみ採れます。
バラは、黒以外の色ではネガティブな花言葉はありません。しかし、贈るバラの本数で意味が変わってしまいます。
15、16、17本のバラを贈ると、「ごめんなさい」や「絶望的な愛」といったネガティブな意味になってしまいます。
贈る時はバラの本数に十分注意して、プレゼントしてください。
カーネーション
母の日のプレゼントに最適な花といえば、カーネーション。
カーネーションといったら、ピンク色や赤色がよく出回っている色です。
5月だけでなく、1年を通して花屋さんで手に入る身近な花です。
気温が高い時期でも10日ほど持ち、長く楽しめます。
花言葉は「女性の愛」や「感動」で、赤色やピンク、黄色が人気のカラーです。
白色のカーネーションには、「尊敬」や「純潔な愛」という前向きな意味があります。
しかし、白いカーネーションは、お葬式に使用されたり、亡き母への感謝の気持ちに贈ることもあるので気をつけてください。
また、カーネーションを口に入れると、下痢や嘔吐などの胃腸障害を引き起こす可能性もあります。十分注意しましょう。
まとめ
花を贈ることは、カッコつけているイメージがあり、照れくさいし恥ずかしいと思う方もいるかもしれません。
しかし、花は人に気持ちを伝える手段としてはとても便利です。
なぜなら、感謝の気持ちを花言葉を使って伝えられる素晴らしいものになります。
記念日や誕生日の特別な日にはサプライズで花を贈って、自分も相手もハッピーになりましょう。
また、自分の環境に花を置くこともおすすめです。花は日々の生活に彩りを与え、癒し効果を与えてくれます。
そのためにも、正しい花言葉や毒についての知識をしっかりと学び、花を日常に取り入れた生活を楽しみましょう。
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