ビーチサンダルは買ってはいけない？！潜む危険性

ビーチサンダルは、涼しくて軽く、暑い夏には大活躍するアイテムですよね。

ビーチだけではなく、街中でもビーチサンダルを履いている人を見ることも多く、夏の定番になっています。

しかし、そのビーチサンダルには、ある危険性が潜んでいるのはご存じでしょうか？

今回はビーチサンダルが及ぼす危険についてご紹介します。

ビーチサンダルの危険性

誰しもが履いたことのあるであろうビーチサンダル。

このビーチサンダルの使用は、多くの危険を伴う可能性があると言われています。

では、どのような危険があるのでしょうか。

骨格整列への影響

ビーチサンダルは底面がフラットになっているものが殆どですが、その多くが土踏まずを支える部分がなく、足の疲れを引き起こします。

その上、薄いゴム底になっているため、コンクリートやアスファルトなどの人工的な地面からの衝撃を吸収できず、さらに足に負担がかかっているのです。

長時間履くことにより、骨格が歪んでしまい、骨のずれ、ヒザ、腰、背中の痛みを引き起こしてしまいます。

下半身が太くなる

脱げやすい構造になっているビーチサンダルを履いていると、自然と太ももの前の筋肉やスネの筋肉を使ってしまいます。

そのため、前腿やスネに無駄な筋肉がついてしまい、逆にふくらはぎなどの後ろの筋肉を上手く使えず脂肪がついてしまうのです。

筋肉を上手く使えないと、リンパの流れが悪くなり、疲労感や浮腫みの原因になってしまいます。

ケガや細菌繁殖のリスク

ビーチサンダルは、他のサンダルと比べて滑りやすくなっています。また、側面にサポートがなく、足を固定するものが何もないため、足首をひねったり、捻挫・転倒するなどケガのリスクが高まってしまうのです。

また、１年で最も汗をかく季節に使用するため、地域によっては微生物などの細菌により病気になる危険性があります。

また、夏の湿気や暑さで、吸収性が乏しいビーチサンダルではカビ類の菌が発生してしまう可能性もあります。その為、水虫などになってしまうこともあるので注意が必要です。

ビーチサンダルでの運転は危険

サンダルは車の運転に適していない事はご存じかと思います。

ほとんどのビーチサンダルは、かかとが固定されておらず、運転中に脱げてしまう可能性があるのです。

道路交通法では「サンダルの着用は違反」とは書かれていませんが、かかとが固定されておらず、運転に不適格とみなされれば「安全運転義務違反」となり検挙される可能性があります。

各都道府県の公安委員の規定に「運転時に履いてはならない履物」が書かれていますので、確認しておく事をお勧めします。

サンダルの選び方

ビーチサンダルを選ぶ際には、長時間履いても足が疲れないことが重要です。

では、どのようなサンダルを選べばいいのでしょうか。

１.かかとを固定するストラップなどが付いているもの

かかとを固定することにより、つま先に無駄な力が入らず、自然な姿勢で歩くことができます。また、脱げにくくなることにより、転倒やケガを防ぐ事ができます。

２.土踏まずが浮かないもの

土踏まずが浮いた状態で履き続けると、足の疲労だけでなく、姿勢が悪くなり足腰に負担がかかってしまいます。 土踏まずにフィットするものを選びましょう。

３.高反発クッションが望ましい

コンクリートやアスファルトを歩く際の衝撃を吸収してくれるので、足への負担が少なく、疲れにくくなります。

購入するならば、安いビーチサンダルではなく、自分の足に合ったものを選ぶ事が大事です。

ビーチサンダルにも良いところはある！

ビーチサンダルとは、元々日本の藁の草履が元になっていることはご存知でしょうか？

その草履をゴムで作ってはどうかと開発されたものがビーチサンダルになります。

その草履にも言えることですが、ビーチサンダルを履くことにより、足の指に力を入れて歩くことになります。その結果、足の運動量が上がり、脳に程よい刺激を与えてくれます。

足の筋肉が鍛えられると、バランス感覚の強化につながりますので、小さい子供に使用する保育園も増えつつあります。

まとめ

ビーチサンダルを履く事自体が問題ではなく、長時間の使用や場所、用途が問題なのです。

外出時、目の前に履きやすいサンダルがあると、サッと履いて出かけてしまう方も多いのではないでしょうか。

涼しくて軽いビーチサンダル。ついつい履いてしまいますよね。結果、知らず知らずのうちに長時間履き続け、足や身体に悪影響を及ぼし、歪みや痛みが発生してしまうのです。

また、運転中にビーチサンダルが脱げてしまい、事故を起こしてしまう可能性もあります。

１００均や激安のビーチサンダルはできるだけ避けて、安全に履けるサンダルを購入することをお勧めします。