寝ながら飲んでいてコーヒーがこぼれてしまった、家で飼っている猫に汚された等、寝具のシミや汚れが気になることってありませんか。
生活にとって欠かせない家具の一つであり、安眠を提供してくれる相棒のような存在なので、できるだけ大事に使っていきたいし清潔に保ちたいですよね。
でも、どうしたらいいのかわからないというあなたに、今回は買ってはいけない大人用の防水シーツ、選ぶ際の注意点についてお話していきたいと思います。
大人用の防水シーツとは?
読んで字のごとく水分を防ぐシーツになります。例えば、寝汗がひどい方は防水シーツを使用することで、水分が下へ滲み出るのを防ぎ、寝具の汚れやカビ、ダニの発生を予防します。長時間、肌に触れるものだからこそ、清潔に保ちたいですよね。
また、介護用としても重宝されており、使い方次第では介護者や被介護者側の負担を大きく軽減してくれます。
種類と大きさについて
〇まずは加工方法の違いについて
大きく分けて、防水タイプと撥水タイプに分けられます。
・防水タイプ
表面で水分を吸収したあと、加工された裏面でシーツの中に水分を閉じ込め、表面はサラサラなのに下の寝具には染み込まないという仕組みになっており、比較的多くの水分を吸収できます。
また、防水タイプには、コーティング加工とラミネート加工があり、後者のほうが薄手で蒸れにくい分高価なタイプとなっています。
・撥水タイプ
表面に加工が施されており、水分をはじき表面に留めますが、水分量が多くなると留まりきれず、浸透していく恐れがあります。裏面には加工がないため、防水タイプに比べて通気性は優れていますが、防水性は劣ります。そして伸び縮みしにくいため、寝心地はあまりよくないものも多いです。
吸水性/防水性 | 通気性 | |
防水タイプ | ☆☆☆☆ | ☆☆ |
撥水タイプ | ☆☆ | ☆☆☆☆ |
※特徴の目安です。
〇シーツのサイズについて
・部分用
頭や背中、腰の辺りなど部分的に覆うような大きさのため取り換えが比較的に楽で、全体を覆うタイプに比べて通気性が保たれやすいです。防水シーツの蒸れが気になる方にはお勧めです。また、洗い替えなどの手間もサイズが小さい分、手軽に行えます。
・全面用
頭から足先までの表面全体を覆うので汚れにくさや安心感はあります。しかし、表面全体を覆っているため、なるべく通気性の良いものを使用することをお勧めします。あせもやカビによる肌トラブルを防止することが大事です。
一方、ボックス型に比べ着脱が簡単で乾きやすいというメリットがあります。
・ボックス型
寝具ごとスッポリ覆うタイプのものなので、表面だけでなく側面も守られます。そして、寝具にがっちり固定できるので、柔らかいタイプのマットレスを使用している方や体動の激しい方でもシーツがズレにくく、しわになりにくいのも特徴です。
ほかのタイプに比べると、乾きにくいのがデメリットとして挙げられます。
買ってはいけない防水シーツの選ぶべきポイント!
〇素材について
天然素材のもの(綿等)と化学繊維のもの(ナイロン/ポリエステル等)があり、それぞれ、吸水性や透湿性、伸縮性など性能が違いますので、何を重視したいかで選ぶといいと思います。
一般的に前者は、肌触りがよく吸水性や通気性もあり、なによりお肌に優しいのが特徴です。お肌がデリケートで肌トラブルを回避したい方や肌触り重視の方にはお勧めです。
お手入れの手軽さやしっかりした防水機能を選びたい方は、化学繊維のものを選んでみるといいかもしれません。ポリエステルは洗濯にも強く、速乾性が高いのがメリットです。天然素材のものと比べて、防水性にも優れています。
※防水シーツは特殊な加工をしてあるので、製品によっては洗濯機や乾燥機が使えない場合があります。使い始めてから不便に感じることがないよう、購入する前にしっかり管理方法の確認をしておくことも大事です。(防水シーツを脱水する際は、防水シーツが水を通さないために洗濯機等の異常振動の原因になることがあります。)
〇手間いらずで交換できる
使い捨ての防水シーツもあります。ポリマー使用でしっかり吸収でき、表面サラサラで後戻りもしません。使い切りのため、そもそも洗濯をする必要がなく、使用後は捨てるだけでOK。汚れた面にも触れずに清潔に交換でき、さらに軽量で薄型のタイプが多いので、持ち運びが便利なのもいいです。手間がかからない分、コストはお高めですが短期間の利用やお試しには向いていると思います。
〇臭いを予防できる!?
抗菌仕様の防水シーツは、イヤな臭いの元となる雑菌の増殖を抑制し、清潔で快適に過ごせます。
まとめ
防水シーツは大切な寝具を守るだけでなく、カビやダニの発生を予防し、健康を守りつつ日々の疲れを癒せる安眠グッズです。選ぶべきポイントは、吸収性/防水性と寝心地のバランスです。
その用途や自身の体質に合わせて選んでいけば、きっと自分に合った防水シーツが見つかるはずです。
買ってはいけない防水シーツを選んでしまわないよう、あなたのベストな選択の参考になれば幸いです。
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