買ってはいけない市販のプリン

 

小さなお子さんからお年寄りまで、幅広い世代に人気のあるプリン。

やわらかな食感で食べやすく、具合が悪いときや食が細くなった高齢者の栄養補給としてもおすすめのスイーツです。

また、スーパーやコンビニに行くと必ずと言ってよいほどプリンの売り場があり、中には1個400g以上の大容量サイズも売られています。

商品によって価格の幅はありますが、150~300円前後で購入できるお手頃価格も大きな魅力。

プリンを家庭で手作りするとなると、プリン液を濾したり蒸したりと意外と手間がかかるので、どこでも気軽に購入できる市販のプリンはありがたい存在ですね。

そんな人気の高いスイーツであるプリンですが、市販品と手作りにはどんな違いがあるのでしょうか?

手作りと比べて、健康に悪くないのかも気になるところです。

この記事では、市販のプリンの特徴や健康への影響について、わかりやすくご紹介しましょう。

手作りプリンとの違い

 

 

 

 

 

添加物が多い

手作りプリンは、基本的に「卵・牛乳・砂糖」の3つのみで作られています。

レシピによって、香り付けでバニラビーンズを入れたり生クリームを入れてコクを出したりもしますが、手作りのプリンは非常にシンプルな原材料でできているのが特徴です。

それに対し、市販のプリンにはさまざまな原料が使用されています。

そこで、スーパーで買える身近な市販プリンの代表として、

グリコ プッチンプリン

雪印メグミルク なめらかプリン

以上、2商品の原材料をチェックしてみましょう。

グリコ プッチンプリン

加糖練乳(国内製造)、砂糖、ローストシュガー、植物油脂、脱脂粉乳、生乳、バター、加糖卵黄、クリーム、濃縮にんじん汁、食塩、うるち米でん粉、こんにゃく粉、寒天/糊料(増粘多糖類)、香料、酸味料

雪印メグミルク なめらかプリン

糖類(砂糖・異性化液糖、ぶどう糖、水飴)、乳製品、植物油脂、でん粉、ゼラチン、寒天/ゲル化剤(増粘多糖類)、乳化剤、香料、着色料(カラメル、カロチノイド)

こうしてみると、手作りと比べて多くの原材料を使用しており、「増粘多糖類」「乳化剤」などの食品添加物を使用していることがわかります。

また、コスト削減のために砂糖よりも安価な「異性化液糖」や「ぶどう糖」などを使用している点にも注目です。

異性化糖液とは、トウモロコシやジャガイモなどのでんぷんを科学的に糖にしたもの。ぶどう糖や果糖を主成分としており、血糖値が急激に上がりやすいのが特徴です。

また、内臓脂肪・血圧・尿酸値の上昇肌トラブルとも関係があると指摘されています。

市販のプリンは原価を抑えるために安価な原材料が採用されやすく、手作りプリンと比べて健康リスクが高い原材料が使用されている場合も。

そのため、市販のプリンを選ぶときは、購入前に原材料をチェックするのがおすすめです。

ゲル化剤(増粘多糖類)で固めている

手作りのプリンは、基本的にオーブンや蒸し器で加熱して作られています。加熱により、卵のたんぱく質が熱凝固する性質を利用して固めているため、ゼラチンなどは不使用です。

それに対して多くの市販プリンは、増粘多糖類などの食品添加物によって、ぷるんとした食感に仕上げています

参考:グリコ 公式サイト

増粘多糖類は、暖かい場所でも溶けないなどのメリットが多く、さまざまな加工品に使用されているのが特徴です。冷凍耐性もあるので、アイスや冷凍食品にも多く使用されています。

天然由来のものが多いので安全と思いがちですが、1日の摂取許容量が決められており、摂り過ぎには要注意

外食や加工品をよく利用する人は想像以上に摂取している可能性があるので、気をつけましょう。

たんぱく質が少なめ

手作りのプリンは、卵や牛乳といったたんぱく源がたっぷり使用されているのが特徴。そのため、手作りのプリンなら100gで約4.5g~5.5gのたんぱく質を摂取可能です。

それに対し、市販のプリンは100gで0.9~1.6g前後と、たんぱく質の量が少なめ

成長期の子どもには、毎日たくさんのたんぱく質が必要です。おやつに手作りのプリンを選べば、良質なたんぱく質を効率よく摂取できますよ。

アスリートやダイエット中の人も、どうしても甘いものが食べたくなったら手作りプリンを食べるのがおすすめ。

ケーキなどと比べるとカロリーが低く、カルシウム・ビタミン類などの栄養素も補給可能です。さらに、砂糖を天然のゼロカロリー甘味料に変えれば、カロリーや糖質を抑えられますよ。

身近なお店で買える無添加プリン3選

 

 

 

 

手作りプリンのほうが体によいとわかっていても、プリンを作るのは意外と手間がかかります。出来上がるまで時間もかかるので、お子さんが食べたがったときにすぐに食べさせてあげられないのも難点ですね。

そんなときは、シンプルな原材料を使った市販の無添加プリンを活用するのがおすすめ。

ここでは、身近なお店で買える3つのおすすめ無添加プリンをご紹介しましょう。

栄屋乳業 アンデイコ こだわり極プリン

スーパーやコンビニで手軽に買えるプリンながら、香料・着色料・保存料は不使用で作られたこだわりのプリン。

原材料は「乳製品・砂糖・全卵・卵黄」の4つで、卵の力だけで固めています。

熱のかけ方にもこだわり、絶妙なやわらかさに仕上げているのがポイント。自家製のカラメルソースを使用しているのも、大きな魅力です。

カロリー:167kcal  たんぱく質:5.6g
※1個あたり  公式サイト

ファミリーマート 喫茶店のレトロプリン

昔ながらのレトロな喫茶店にある、しっかり硬めのプリンをイメージして作られた商品です。

香料・着色料・保存料は不使用で、原材料は「乳製品・全卵・砂糖・卵黄」のみ

素材本来のおいしさが楽しめる、素朴でほっとする味わいに仕上げています。

お子さんのおやつとしてはもちろん、大人のカフェタイムにもぴったりの逸品ですよ。

カロリー:203kcal  たんぱく質:7.9g
※1個あたり  公式サイト

シャトレーゼ 無添加 契約農場たまごのプリン

牛乳・卵・砂糖・カラメルシロップのみを使用し、素材の味わいにこだわったシャトレーゼの焼きプリンです。

飼料から厳選し、しっかりとしたコク・旨味に仕上げたシャトレーゼオリジナルの卵を使用しているのも大きな魅力。

気軽に購入しやすいお手頃価格なので、子どもたちのおやつにイチオシですよ。

カロリー:170kcal  たんぱく質:5.3g
※1個あたり  公式サイト

電子レンジなら手作りも簡単

 

 

 

 

プリンを手作りしたいけど、蒸すのが面倒・・・。

そんなときは、電子レンジを使用してみるのはいかがでしょうか。

電子レンジで作るプリンなら準備も片付けも簡単で、お好みの甘さに調整も可能です。

ここでは、マグカップで作る電子レンジプリンのレシピをご紹介しましょう。

作り方

 

 

 

 

≪ 材料 ≫
★カラメルソース
・砂糖  大さじ1
・水   小さじ1
・水   小さじ1/2

★プリン液
・牛乳  130ml
・卵   1個
・砂糖  大さじ2
・バニラエッセンス(お好みで) 2~3滴

≪ 手順 ≫
1. 耐熱のマグカップに砂糖大さじ1と水小さじ1を入れ、様子をみながらレンジで加熱する
※600Wで1分が目安

2. 少し焦げて色がついたら、水小さじ1/2を入れる
※お湯がはねるので注意!

3. ボウルに卵と砂糖大さじ2を入れ、泡だて器などでよくかき混ぜる

4. 牛乳を少しずつ加え、お好みでバニラエッセンスも入れてよく混ぜる

5. 4のプリン液を茶こしなどで濾しながら、1のマグカップに注ぐ

6. 5を電子レンジの600Wで1分半~2分ほど加熱する
※ラップはかけない

7. 表面が固まり、全体もプルプル固まってきたら、マグカップにラップをかけて冷めるまでレンジに放置
※余熱で火を通す

8. 粗熱がとれたら完成!お好みでお皿に出してどうぞ
※冷蔵庫で冷やしても、温かいまま食べてもおいしいですよ

まとめ

 

 

 

 

いかがでしたでしょうか。

市販のプリンは、商品によって原材料や栄養素が大きく違います。お子さんの間食やダイエット中に食べるなら、無添加でたんぱく質が豊富なプリンを選ぶのがおすすめです。

無添加のプリンは栄養豊富なうえ、素材本来の味をしっかり楽しめるのがうれしいポイント。

もし市販のプリンを選ぶときは、ぜひ原材料や栄養成分表示をチェックしてみましょう。

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