お茶の間の家族みんなで見るテレビ。一家だんらんを支え、家の中心だったテレビは昔のお話です。
今では、車の中でもお風呂の中でも見れるタイプや、スマートテレビといわれるネット接続可能なものも流通しています。
その流れの中で登場したのが、格安・コスパ最強と言われる「ジェネリックテレビ」です。
「ジェネリック家電」の中でも、早期から市場に出回っていました。
使わない機能の付いた高額な高機能テレビよりも、必要な機能に絞って価格が安いほうがいいという商品です。
しかし、機能や性能を抑えて、価格を抑えたならわかりますが、ただ価格を下げるために品質まで落としているものもあります。
そして、価格を中心におすすめや良い情報だけで選ぶと、残念な結果が待っていることもあります。
たくさんある「ジェネリックテレビ」の中にも、買ってはいけないタイプがあるんです。
今回は、買っても使えない、買ってはいけないジェネリックテレビについて書いてみました。
格安!コスパよし!評判のジェネリックテレビとは
まず、「ジェネリック○○」の名称は、「ジェネリック医薬品」を元に派生した呼び名です。
「ジェネリック医薬品」とは、「期限切れになった特許や製法を、後発メーカーが利用して作る医薬品」を指します。
「良いものを安く」の名のもとに、選択肢の増加として日本でとても受け入れられている手法です。
そして、ジェネリックの「テレビ」と「医薬品」との違いは、「同じ性能を安く」だけでなく「機能を絞る」という点が大きいです。
つまり、「一世代前の特許が切れた技術や部品などを使い、機能を絞り込んだテレビ」となります。
ジェネリックテレビのメリット・デメリット
通常、無名メーカー製で安価となると「性能が低い」、「すぐ壊れる」といったイメージが強いと思います。
「買っても損をする」そんな悪いイメージの代表格でした。
しかし、「安物買いの銭失い」といわれた格安テレビや家電は、今や当てはまらないものも出てきています。
なぜなら、国内外メーカー問わず、海外の生産工場で製造品質の急速な向上や、日本の有名メーカーが過去に開発した技術を使っているためです。
しいていえば、「有名メーカーと同じ部品を使って、無名メーカーでも良い商品を作っている」のです。
そういったことから、全てではありませんが「安かろう悪かろう」は、過去のものになりました。
最大のメリットは「格安な価格」と「コスパの良さ」
「ジェネリックテレビ」を買う最大のメリットはやはり「格安な価格」と「コスパの良さ」です。
以前は、国内メーカー製の「ハイビジョン」・「フルハイビジョン」・「4K」のテレビも50インチを超える大型テレビはとても高額でした。
今ではメーカーにもよりますが、10万円以下でもたくさんあります。
特に、「スマートテレビ」と呼ばれるネット接続ができるものでさえ、数万円で買えるようになっています。
中身は一世代前だとしても、現役の高性能部品を搭載して、機能は必要なものだけに抑えることでコスパを向上させています。
また、シンプルな機能も操作時の分かりやすさにつながり、重要なメリットになっています。
デメリットは、故障時の対応
デメリットは、「修理するよりも買い替えることになりやすい」ということです。
基本的に、ジェネリック家電は安い代わりに修理には弱い部分があります。
修理の技術がないといった問題ではなく、元々、世代落ちの部品を使ったり技術を使っているので修理可能期間が短い傾向がありました。
しかし最近では、初期不良以外にも対応できる「3年保証」をしているメーカーも出てきています。
また、有名でないメーカーの場合、リモコンの買い替えで人気の安く手に入る「学習リモコン」が適合しないケースがあります。
それら以外にも、耐久性を疑問視する声をよく耳にします。
初期不良や購入後まもなく故障するなど、俗にいう「あたりが悪い」製品の発生率はまだ高めです。
メーカーによっては、コスパの3大要素の「安価」・「高性能」・「高耐久」のうち、「高耐久」はあまり期待しない方が良いかもしれません。
性能は良く似ていても、その性能を継続できるかどうかは別物です。
ジェネリックテレビのおすすめなところ
あなたが必要な機能や性能を把握できた時、「最高のコスパ」で手に入れることができます。
例えば、「番組を録画する・再生する」、「地上波番組やDVDを楽しむ」、「ゲームをする」といった内容であれば、一般的な機能で対応可能なので「ジェネリックテレビ」はうってつけと言えます。
コスパを高めるには機能を選ぶことが重要
スマホの「らくらくシリーズ」のように、シンプルで機能を限定したい方にもおすすめです。
画質もどこまで必要とするかにより価格はかなり変動します。用途によって選択しましょう。
画面の大きさや機能が同じなら、海外メーカー製品もねらい目です。
やはり、国内メーカーよりリーズナブルな商品を展開していることも多く、要チェックです。
選ぶ際の注意点
性能は良くなってきていても、価格を抑えるために搭載していない機能が欲しい時は困りますよね。
そこで、「外部入力端子」は良く確認した方が良い点の一つです。
ジェネリックテレビの弱点といわれる「音響」と「機能不足」に対する改善ができます。
・音響改善に、「ワイヤレススピーカー」や「サウンドバー」を接続する場合
・機能を増やすために、「ゲーム機器」や「録画用HDD」などを接続する場合
この様な場合には、接続部品として「USB」や「HDMI」などの入力端子が必要となります。
なので、同性能のテレビで価格が安いものは、外部入力端子が少ないケースがありますのでご注意ください。
まとめ
最近では、「液晶画面」も「映像エンジン」も性能が良く似た部品が使われ、価格による差が少なくなってきています。
違いは、「音響」と「画面のバックライト」に費用を掛けられないジェネリックテレビが劣ることが多い点です。
音響はスピーカーで補てん出来ますが、画面の見やすさや明るさはどうにもできない部分です。
出来れば、画面全体を照らす「LED直下型バックライト」の製品を選ぶときれいな画面で見れます。
ここで買ってはいけないタイプをまとまると
同じような形状と価格で、目移りするくらい種類が多い中、何を選んでいいか迷いますよね。
やはり選ぶ際には、価格よりも必要な機能やあなたの使い方に合ったものを選んでください。
それが一番コスパの良い購入方法だと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
あなたに合った、コスパ最高のジェネリックテレビを見つけてくださいね。
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