買ってはいけない？妊娠線予防クリームの選び方

妊娠でだんだん大きくなるお腹に嬉しさを感じる一方、気になるのが妊娠線ですよね。
そんな妊娠線のケアに欠かせないのが妊娠線予防クリーム。

プチプラからブランド製品までたくさんの商品が売られていますが、実は妊娠中の身体に悪影響を及ぼす成分が含まれているものもあります。
そこで本記事では、妊娠中でも安心して使用できるクリームの選び方についてご紹介します。

妊娠線を予防するクリームの種類は？
妊娠線予防クリームを選ぶポイントは「匂い」と「含有オイルの種類」
1. なぜ「匂い」と「オイル成分」が重要なの？
2. 妊娠中に注意したい匂い・オイル成分
わかっているけど、どうしても使いたい…！
1. クリームの使用は、安定期から少量ずつが原則
オススメの匂いやオイル成分は？
まとめ

妊娠線を予防するクリームの種類は？

妊娠線クリームは大きく3つのタイプに分けられます。

クリームタイプ

塗り心地はしっとりとした質感で、油分と水分の両方を一度にケアすることができます。
ボディケア製品の中ではお手軽で使いやすいため人気のタイプです。

オイルタイプ

クリームやローションに比べると保湿力は劣りますが、肌なじみが良いためマッサージにも使えます。
肌表面にオイルをなじませた後にクリームを重ねると保湿力にも優れるため、さらなる効果アップが期待できます。

ローションタイプ

トロっとした質感で水分が多く配合されています。
使い心地が軽く、べたつきも少ないため、夏場にはピッタリなタイプです。

妊娠中は肌トラブルが起きやすい時期ですので、季節や肌の状況（乾燥肌・オイリー肌・混合肌など）に合わせたクリームを選ぶことが大切です。

妊娠線予防クリームを選ぶポイントは「匂い」と「含有オイルの種類」

ここからは妊娠線ケア用品を購入するにあたり、注意したいポイントについてお話します。
注意すべきポイントはズバリ！「匂い」と「含まれるオイル成分の種類」です。
これはクリーム・オイル・ローションどのタイプにも共通して言えることですので、よく覚えておいてくださいね。

なぜ「匂い」と「オイル成分」が重要なの？

ある特定の匂いには自律神経を刺激し、ホルモンの分泌を促したり血流を増加させたりする作用を持つものがあります。
また、妊娠線予防クリームは直接肌に塗るものですので、含有成分が皮膚から血管やリンパ管に浸透し、血液と一緒に全身に流れて身体に影響を与えてしまうこともあります。
「全く知らずに使用していた…！」なんてことがないようにしたいですね。

妊娠中に注意したい匂い・オイル成分

具体的に注意したい匂いやオイル成分についてまとめました。

・月経を起こしたり、女性ホルモンのバランスを崩す作用があるもの
レモングラス、ジャスミン、クラリセージ、カモミール、ラベンダー、ローズマリーなど
・分娩を促す作用があるもの
ジャスミン、ゼラニウム、ペパーミントなど
・皮膚刺激が強いもの
オレガノ、マスタード、コリアンダー、レモングラスなど
・神経毒性が強い（胎児の成長に影響する）もの
ヒソップ、シダーウッド、スペアミント、ローズマリーなど

これらの中には食品（ミント系ガムなど）やスキンケア用品に多く使われている成分もありますが、濃度を薄めて使用しているため問題ないと言われています。

妊娠線予防クリームを選ぶ際には、これらの匂いやオイル成分が含まれていないか、よくチェックしてから購入するようにしましょう。

わかっているけど、どうしても使いたい…！

もちろん、このような方もたくさんいることでしょう。
注意とは言いましたが、全く使ってはいけないわけではありません。
使用時期や使用方法を工夫するだけでも身体への負担を軽減させることができますので、試してみてくださいね。

クリームの使用は、安定期から少量ずつが原則

基本的には、妊娠初期（妊娠成立～妊娠15週）は使用しない方が望ましいです。
流産の危険性が一番高いこの時期は、心身ともに不安定な時期でもあるため、できるだけ刺激を与えない方が無難でしょう。
また、妊娠中は匂いに敏感にもなりやすい期間です。
つわりがひどくない妊婦さんでも、ある匂いをきっかけにつわりがひどくなってしまうことも珍しくはありません。
クリームを使用するのは安定期に入ってから、少量の使用から始め、肌トラブルや体調に変化がないことを確かめていくのが良いでしょう。

※ただし、切迫流産・切迫早産・妊娠高血圧症候群など、妊娠経過に問題がある場合には使用を避けるのがベターです。