シュミテクトは歯周病ケアに最適？
皆さんは普段から、歯を磨くのに歯磨き粉は、何をつかっていらっしゃいますか？歯周病ケアの重要性や、一般的な誤解について考えたことがありますか？
歯磨き粉のたくさんの種類の中から、シュミテクトについて、的を絞ってお話したいのですが、はじめに歯周病についてお話します。
歯周病は、口腔内の問題だけでなく、全身の健康にも影響を及ぼすことがあります。以下に、歯周病に関する一般的な誤解とその真実について詳しく解説したいと思います。
誤解1：歯周病は高齢者だけの問題ではない！
真実：歯周病はあらゆる年齢層がリスクにさらされています。10代や20代でも歯周病になる可能性があります。特に不適切な口腔ケアや喫煙、遺伝的要因が影響する場合、若い世代でも歯周病が発生することがあります。
誤解2：歯茎が出血するのは普通のこと？
真実：歯茎の出血は歯周病の初期症状です。歯茎が炎症を起こしているサインであり、早期に治療を開始することが重要です。出血を放置すると、歯周病が進行し、歯の喪失に繋がる可能性があります。
誤解3：歯周病は痛みがないから心配ない？
真実：歯周病は初期段階では痛みを伴わないため、気付かないうちに進行してしまうことがあります。定期的な歯科検診を受けることで、痛みが出る前に歯周病を発見し、治療することができます。
誤解4：歯周病は一度治療すれば治る？
真実：歯周病は慢性的な病気であり、継続的なケアが必要です。一度治療しただけでは再発する可能性があります。毎日のブラッシングやフロッシングを怠らないようにしましょう。
誤解5：歯周病は口の中だけの問題である？
真実：歯周病は全身の健康にも影響を及ぼすことがあります。歯周病が進行すると、心臓病や糖尿病、低体重児出産などのリスクが高まることが研究で示されています。口腔健康を維持することは、全身の健康を保つためにも重要です。
これらをまとめてみますと、歯周病に関する正しい知識を持ち、早期発見と継続的なケアを行うことが健康な歯を保つために欠かせないのではないかと言えます。
シュミテクトは、高濃度のフッ素を配合した歯磨き粉でですし、歯周病予防や知覚過敏対策にも効果的です。
以下に、シュミテクトの主な種類と特徴について、ご紹介していきたいと思います。
- シュミテクト コンプリートワンEX
全ての口腔トラブルに対応するオールインワンタイプで、除菌力と歯の再石灰化を促す効果があります。 - シュミテクト トゥルーホワイト
歯の美白効果があり歯のエナメル質を守り、口臭を防ぐ効果もあります。 - シュミテクト 歯周病ケア
歯周病予防に特化した歯磨き粉です。ダブルミントの香りで、八つ橋のような感じがします。 - シュミテクト やさしくホワイトニング
ホワイトニング効果があり、歯のエナメル質を保護します。クールミントの味で、歯垢を除去したい方におすすめです。 - シュミテクト デイリーケア
フレッシュミントの香りで、甘いミントガムを噛んでいるような味です。 - シュミテクト 歯周病ケア ナチュラルハーブ ユーカリ＆フェンネル
ユーカリとハーブが入ったミント味です。日本人に好まれるさわやかな香りと味が特徴です。シュミテクトの歯周病ケア商品と並んで、ほぼ同じ効能ですが、ハーブが入っていて、とてもオススメてす。 - シュミテクトプラチナプロテクトEX
知覚過敏ケアに特化した！最新型の薬用ハミガキです。知覚過敏ケアのダブルブロック処方で、歯がシミる原因である「知覚ルート」をダブルブロックする処方を採用しています。従来のシュミテクトに配合されている硝酸カリウムに加えて、新たに乳酸アルミニウムを配合しています。これにより、歯の内側と外側で作用して歯がシミるのをしっかり防ぎます。コンプリート10のシリーズに並んで、新製品となっています。
どのシュミテクトの歯磨き粉にも、同量のフッ素量が含まれていますので、目的に合わせて選んでいただければ良いと思います。
又、シュミテクト歯磨き粉を使用した後、すぐに口をゆすがないで放置すると、以下のような影響がある可能性があります。
フッ素の効果が持続するメリットがあります。
シュミテクトには、高濃度のフッ素が含まれています。フッ素は虫歯予防に効果的であり、歯の再石灰化を促進します。放置することで、フッ素の効果が長く持続する可能性がありますので、長く放置すればする程、効果が高まるのです。でも、ブクブクうがいをしないのは気持ち悪いですし、次に述べるデメリットもあります。
歯垢や汚れが残ってしまうリスクがあります。
歯磨き粉を使用して歯を磨いた後、歯垢や食べかすが残っている場合、放置することでこれらの汚れが歯に付着します。定期的な歯磨きと、ゆすぎが重要です。
最低一回ゆすぐ事をオススメします。
口臭が悪化する可能性もあります。
歯磨き粉を使用した後、口をゆすがないで放置すると、口内の細菌が増殖し、口臭が悪化する可能性があります。よって、一度は、ブクブクうがいをした方が良いでしょう。
まとめますと、歯磨き粉を使用した後は、1〜2回適切にゆすぎを行うことで口内の汚れを除去し、フッ素の効果を最大限に活かすことが出来るのです。
それ以上ゆすぐと、効果が減弱してしまい、折角フッ素を塗っても、意味がなくなってしまいます。
シュミテクト歯磨き粉の役立つケースと役に立たないケース
そんなシュミテクト歯磨き粉ですが、役立つケースと役に立たないケースがあります。
シュミテクトが役立つケース
- 知覚過敏の予防…歯が冷たいものや熱いものに反応してしみる「知覚過敏」の症状がある場合、シュミテクトは効果的です。硫酸カリウムが歯の根元の神経を保護し、刺激から守ります。
- 虫歯予防…シュミテクトには高濃度のフッ素が含まれています。フッ素は歯の再石灰化を促進し、虫歯の予防に効果的です。
シュミテクトが役に立たないケース
- 歯周病の進行が激しい場合…歯周病が進行している場合、シュミテクト単体では限界があります。歯周病の治療には歯科医の指導が必要です。
- 歯垢や汚れが放置されている場合…歯磨き粉を使用した後、歯垢や食べかすが残っている場合、シュミテクトだけでは効果が限られます。適切な歯磨きとゆすぎを心掛けましょう。
以上をまとめますと、シュミテクトは特定の症状に対して効果的であり、適切な使い方で口腔ケアをサポートしますが、歯周病の進行や歯垢の放置などには限界があります。
シュミテクトの主要成分とその役割
更に、シュミテクト歯磨き粉の主要成分とその役割を詳しく説明したいと思います。
- 硫酸カリウム（知覚過敏の予防）…歯が冷たいものや熱いものに反応してしみる「知覚過敏」を防ぐ成分です。歯の根元の神経を保護し、刺激から守ります。歯磨き粉に含まれる硫酸カリウムは、歯のエナメル質の表面に沈着し、神経を刺激する刺激物質が歯の神経に到達するのを防ぎます。
- グリチルリチン酸モノアンモニウム（歯茎の炎症予防）…歯茎の炎症を防ぐ成分です。歯周病の予防にも役立ちます。歯磨き粉に含まれるグリチルリチン酸モノアンモニウムは、歯茎の炎症を抑え、歯肉の健康をサポートします。
- 高濃度フッ素（虫歯予防）…シュミテクトには高濃度のフッ素（1,450ppm）が含まれています。歯の再石灰化を促進し、虫歯の予防に効果的です。フッ素は歯のエナメル質を強化し、酸による溶解から歯を守ります。
シュミテクトは、これらの成分が組み合わさって、歯がしみる症状を防ぎ、口腔ケアをサポートします。適切な使い方次第で、効果を実感する事が出来ると思います。
歯周病予防のポイント
歯周病予防には、以下のポイントと注意すべきNG行動があります。まずはポイントから。
- 歯ぐきの状態をチェックすること…歯ぐきが腫れていたり、出血している場合は、歯周病のサインです。定期的に歯科検診に行くことで、専門医や歯科衛生士により、歯ぐきや歯根部の健康チェックをしてもらいましょう。
- 歯みがきで歯垢を取り除くこと…歯ブラシを使って歯と歯ぐきの境目（歯こう）を丁寧に磨きましょう。歯垢にたまったプラークは、歯周病の原因になりますので、歯科医で歯石取り（クリーニング）を行いましょう。
- 歯周病ケアに適した歯ブラシを選びましょう…ブラッシングは、 柔らかい毛先の歯ブラシを選び、歯茎をマッサージする程度の、適切な力で磨くことが大切なのです。歯ブラシの交換も、ブラシが開いて来たら、月に一回ではなくても、交換しましょう。
- 間食を控えましょう…頻繁な間食は、歯に負担をかけてしまいます。特に甘いものや、酸っぱいものは歯のエナメル質を傷つける可能性がありますので、注意が必要な食べ物です。また、お茶や麦茶、紅茶などの茶渋も付着してしまうので、お茶を飲んだら、水で流すようにすると、茶渋が付きにくいと、歯科衛生士が仰ってましたので、注意が必要です。
- 定期的にプロフェッショナルケアを受けること…歯科医院での専門的なクリーニングや、歯石除去を定期的に受けることで、歯周病の予防と管理ができます。歯石取りをして貰ったら、必ずフッ素を塗ってもらうといいです。フッ素を塗ったら、30分は飲食を控えましょう。そうしないと、フッ素が取れてしまいます。
では、できるだけ避けたいNG行動とは何でしょうか？
- 歯磨きを急いで適当に済ませること
- 歯ブラシの使い方に気をつけないこと
- 間食を頻繁に摂ること
又、適切な歯周病ケアを始めることで、将来のお口の健康を守っていきましょう。
歯周病の予防法
今度は、歯周病予防について説明していきますね。
歯周病は、歯茎や歯を支える組織に炎症が起こる病気で、重症化すると歯を失う原因となります。以下に、歯周病予防の重要な習慣と治療法についてご紹介します。
まず、歯周病予防の基本は、正しいブラッシングです。以下のポイントに注意してください。
- 歯ブラシは、普通か柔らかめのものを選び、歯と歯茎の境目を丁寧に磨きましょう。歯茎をマッサージするイメージです。
- 歯ブラシの角度を45度にして、歯と歯茎の間のプラークを取り除きます。
- 歯磨きは朝晩の2回以上行います。3回が理想ですが、出来ない都合もありますので、特に就寝前のブラッシングに重点を置いて磨きましょう。
次はうがいの仕方です。
- 歯垢（プラーク）をなるべく早く洗い流すために、水流うがいを取り入れましょう。歯磨き後に水を口に含み、歯と歯茎の間をブクブクして洗い流します。
あと、舌磨きも効果的です。
- 舌にも細菌が付着しているため、舌磨きを行いましょう。舌を観察して、色を観察します。食物残渣が残っていたり、白く舌苔が生えている場合は、舌ブラシや舌クリーナーを使って、舌の表面を清潔に保ちます。
また、歯周病は年齢とともにリスクが増加する傾向があります。30代から適切な歯周病ケアを始めることが大切です。歯科医師や、歯科衛生士の指導を受けながら、定期的なクリーニングや適切なブラッシングを心がけましょう。是非、お口の健康を大切にしてください。
歯磨き粉の選び方
今度は、歯磨き粉の選び方について説明したいと思います。歯磨き粉を選ぶ際には以下のポイントを考慮すると良いでしょう。
- ホワイトニングを強化したい場合は？… 若い方を中心に歯のホワイトニングへの関心が高まっています。ホワイトニング効果を求める場合、ホワイトニング成分が含まれた歯磨き粉を選ぶと良いでしょう。
- 歯周病対策をしたい場合は？…歯周病は30代以上の3人に2人が患っているとされる症状で、多くの方にケアが必要なのが現状です。歯周病予防には、抗菌成分や歯茎の健康をサポートする成分が含まれた歯磨き粉を選びましょう。
- 口臭ケアをしたい場合はとうしたら？…口臭ケアには、葉緑素由来成分が含まれた歯磨き粉がおすすめです。これは口内の臭いを抑える効果がありますので良いでしょう。
更に、おすすめの歯磨き粉をいくつかご紹介します。 以下の選択肢から、自分の悩みに合ったものを選んでみてください。
- ペリオバスタージェル：歯周病対策に効果的なジェルタイプの歯磨き粉です。
- スーパースマイル：ホワイトニング効果を求める方におすすめです。
- シュミテクトコンプリートワンEX：口臭ケアに効果的な成分を含む歯磨き粉です。お口の健康を大切にしてください。
又、歯磨き粉の選び方について、シュミテクト以外のオプションとその利点を説明していきたいと思います。
- ペリオバスタージェル…歯周病対策に効果的なジェルタイプの歯磨き粉です。歯茎の健康をサポートし、炎症を抑える成分が含まれています。
- チェックアップ スタンダード…歯科医師が選ぶ歯磨き粉の一つで、虫歯予防に効果的です。フッ素配合で歯を強化し、虫歯を予防します。
- アパガードリナメル…歯のホワイトニングを目指す方におすすめです。ホワイトニング効果を高める成分が含まれています。
これらの歯磨き粉は、それぞれの悩みや目的に合わせて選ぶことができます。歯科医師や歯科衛生士の指導を受けながら、自分に合った歯磨き粉を選んでください。
まとめ
歯周病ケアは非常に重要な事です。歯周病は、歯茎や歯を支える組織に炎症が起こる病気なので、放置すると、歯を失なってしまう原因となります。以下に、若年層から高齢者の男女に向けた、歯周病ケアのポイントを説明します。
歯間ケアの重要性…歯周病予防には、歯と歯のすき間を掃除する歯間ケアが欠かせません。歯ブラシと併用して、デンタルフロスや歯間ブラシを使って歯と歯の隙間を丁寧に清掃しましょう。歯間ブラシやデンタルフロスは、左右にしごいて、歯と歯の間をよく磨くとキレイになります。
- 歯磨きの正しい方法…歯と歯茎の境目を丁寧に磨くことが大切です。歯磨き粉には歯周病予防の成分が含まれたものを選びましょう。
- 女性ホルモンとの関連…女性は月経前や妊娠中に歯茎が腫れやすくなります。女性ホルモンの影響を受けて歯周病菌が増えやすいこともあるので、注意が必要です。妊娠中の歯周病は、早産や低体重児のリスクを高めることがあるので、特に注意が大切です。
- 定期的な歯科検診…歯科医師や歯科衛生士の指導を受けながら、定期的なクリーニングや歯周病の早期発見を心がけましょう。
どの年代になってもお口の健康を考え始めるには遅くありません。歯周病予防に意識を向けて、美しい笑顔を保っていきたいですね。
尚、歯磨き粉を選ぶ際には、慎重な検討が必要です。歯磨き粉は口腔ケアの基本であり、自分に合ったものを選ぶことで健康的な歯を保つことができます。最後に、慎重な選択をするためのポイントを説明します。
- 目的に合わせて選ぶことが大事です！歯磨き粉は虫歯予防や歯周病対策、口臭防止など、さまざまな目的に合わせて選ぶことができます。
- 虫歯予防にはフッ素の含有量が1000ppm以上のものがおすすめです。キシリトール入りの歯磨き粉も虫歯菌の増殖を抑えるので、おすすめです。
- 歯周病が気になる方にはIPMPやCPC、CHXなどの薬用成分が含まれたものが効果的です。成分表示を見ると書いてありますので、ご参照ください。
- 口臭防止には、LSSなどの成分が配合された歯磨き粉を選びましょう。こちらも成分表示を見ると記載があるものがありますので、是非ご参照くたさい。
- 歯磨き粉はペースト状、ジェル状、液体状などがあります。液体状のものはマウスウォッシュと呼ばれ、ブラッシングなしで手軽に使えますので、オススメです。フッ素配合が認められていない場合は、ペースト状やジェル状のものを選ぶようにしましょう。ジェル状のものは有効成分が長く持続しやすいメリットがあります。
- 磨き癖や好みに合わせて選ぶといいです。発泡性の高い歯磨き粉は細かいところまで磨けていなくても満足感が出るため、磨き残しを防止したい場合には、泡立ちの良くないものがオススメです。低発泡タイプは長時間じっくり磨いても泡が邪魔にならずに、上手に歯を磨けます。
最後になりますが、若い年代の方は特に将来のお口の健康を考える大切な時期です。自分に合った歯磨き粉を選んで、美しい笑顔を保っていきましょう。
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