ダウンライトは、天井に埋め込まれた照明器具で、光を下方向に照射することで、空間に奥行きや陰影をつける効果があります。
今までのダウンライトは、ハロゲンランプや白熱電球が主流でしたが、最近では省エネ性や寿命の長さから、LEDが長持ちしてオシャレなので人気です。
メリットも多く魅力的なLEDライトですが、危険性やデメリットもあります。
節電対策として、ダウンライトをLEDに変えることを考えようと思う方も多いでしょう。
しかしダウンライトをLEDに変えると、思わぬトラブルやデメリットが発生する可能性があり、安易に変更するのは危険です。
この記事では、ダウンライトをLEDに変えるとどうなるのか、節電対策に危険な点と注意点をご紹介します。
メリットとデメリットを踏まえて、おすすめのLEDダウンライトもピックアップしていますので、ぜひ最後まで読んで、参考にしてみて下さいね。
節電対策にダウンライトをLEDに変更のデメリット!トラブルと注意点
メリットが多いですが、ダウンライトをLEDにすると、危険な事が起こったり予期せぬトラブルもあります。
デメリットや注意点を把握して、交換することが大事です。
ダウンライトの種類でLEDに交換できないものがある
ダウンライトには、埋め込み式とカバー式の2種類があります。
天井に穴を開けて器具を埋め込むタイプ
埋め込み式のダウンライトは、器具自体が小さく作られているため、そのままLEDに交換することができません。
カバー式は、天井に器具を取り付けてカバーで隠すタイプ
器具のサイズや形状によっては、LEDに交換できる場合もありますが、必ずしも対応していません。
LEDランプの色温度や光量で空間の雰囲気が変わる!デメリット
ダウンライトは、空間に奥行きや陰影をつける効果があります。
しかしその効果は、LEDランプの色温度や光量によって変わるのです。
- Q色温度とは
- A
光の色味を表していて、低いほど暖かい色と高いほど寒い色になります。
簡単にいうと、赤みの色は温かく感じ、青みがかかってる色は寒く感じることです。
- Q光量とは
- A
光の明るさを表す数値で、高いほど明るく低いほど暗くなります。
まぶしさ、明るさを示しています。
ダウンライトをLEDに変える場合は、元のランプと同じ色温度や光量のものを選ぶことが大切です。
もし色温度や光量が異なるものを選んでしまうと、空間の雰囲気が変わってしまう可能性があります。
例えば、色温度が高すぎることで空間が冷たく感じたり、色温度が低すぎるために空間が暗く感じられることがあるのです。
そして光量が高すぎると空間が平坦になったり、光量が低すぎると空間が暗くなったりすることがあります。
ダウンライトをLEDに変える場合は、自分の好みや目的に合わせて、色温度や光量を調整できるものを選ぶこともおすすめです。
LEDランプの電圧や電流へのトラブル!器具や配線の注意点
もし仕様の違うLEDランプを使用すると、器具などに負荷がかかり故障や火災の危険もあるのです。
ダウンライトは、一般的には直流電源(DC)で動作するLEDランプを使用しています。
家庭用の電源は交流電源(AC)です。
ダウンライトにはACからDCに変換する装置(ドライバー)が必要で、ドライバーは器具内に内蔵されている場合もあれば、器具外に設置されている場合もあります。
ダウンライトをLEDに変える場合は、ドライバーの仕様に合わせてLEDランプを選ぶ必要があるのです。
ドライバーの出力電圧よりも高い電圧のLEDランプを使用すると、器具や配線が過熱したり発火したりする危険性があります。
そしてドライバーの出力電流よりも高い電流のLEDランプを使用すると、器具や配線が劣化したり故障したりする危険性があるのです。
節電としてダウンライトをLEDに変えた時のメリット
ダウンライトをLEDに変えると、主に次のような5つのメリットがあります。
- 省エネ性が高く電気代の節約に
- 寿命が長く交換の手間や費用が省けてコスパよく
- 発熱量が少ないので火災の危険性が低く高齢者にも安心
- 点灯時の明るさが安定している
- 色温度や光量などの調整が可能なものがあって便利
節電対策にオススメのLEDのダウンライト
交換型のダウンライトで、照明器具がLEDに対応している器具ならば、自分で交換できます。
断熱加工がされているかは、必ずサイズと一緒に確認しましょう!
ダウンライトをLEDに変更するならば、一体型がおすすめです。
電球のみの交換とはなりませんが、交換頻度が多くない上に長期で見ると安くなり、ランニングコストが抑えられます。
\温かみのある温白色 LEDダウンライト/
\調光機能付きのLEDダウンライト一体型/
一体型のダウンライトの全般や、照明器具が対応していない場合は、器具の変更が必要です。
まとめ
ダウンライトをLEDに変えることは、節電対策として有効な方法ですが、注意点もあります。
ダウンライトの種類やサイズ、ドライバーの仕様などによっては、LEDに交換できない場合やトラブルが発生する可能性があります。
また、LEDランプの色温度や光量によっては、空間の雰囲気が変わってしまう場合もあります。ダウンライトをLEDに変える場合は、自分の家の状況や目的に合わせて慎重に選択することが大切です。
ダウンライトをLEDに変える場合は、必ずドライバーの仕様を確認し、対応するLEDランプを選ぶことをおすすめします。
器具から変える場合なども、電気工事士の方にお願いしましょう。
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