突然の停電で、真っ暗になって驚いた経験はありますか？
暗い中、過ごすのは、気分がいいものではありませんよね。
そんな時、あなたは、ローソクやキャンドルで、火をつけて照らせばいいと思っていませんか？
子どもが居ると、うっかり触ってヤケドやひっくり返して、火事になることもあります。ちょっと考えただけでも怖いですね。
そんなあなたにおすすめなのが、家庭用ポータブル電源！
家庭用ポータブル電源は火を使わず、明かりを照らせます。そして、テレビ、スマホなどの電源としても使え、情報を入手することも可能です。また、容量によっては、扇風機や暖房機器を使うこともできます。
種類ごとの違いを理解して、最適な家庭用ポータブル電源を選びましょう。
家庭用ポータブル電源の種類は？メリット・デメリットを紹介！
家庭用ポータブル電源の心臓部は電池です。
この電池の主流は、リチウムイオン電池で2種類あります。
種類ごとの違いを理解し、買ってはいけない家庭用ポータブル電源を見分けましょう。
リチウムイオン電池の種類
家庭用ポータブル電源に使用しているリチウムイオン電池は、リン酸鉄系リチウムイオン電池と三元素リチウムイオン電池の2種類です。
リン酸鉄系リチウムイオン電池(LiFePO4)
リン酸鉄系リチウムイオン電池は、リン酸鉄を正極に使用しています。
メリットは、高温耐性が優れ、充電サイクルが多く、安全性が高いです。
デメリットは、低温耐性が劣ります。
三元素リチウムイオン電池（NMC）
三元素リチウムイオン電池は、ニッケルとマンガンとコバルト酸リチウムを正極に使用しています。
メリットは、エネルギー密度が高いので、サイズがコンパクト、低温耐性が優れ、安全性が高いです。
デメリットは、高温耐性が劣ります。
買ってはいけない家庭用ポータブル電源は？重視したい項目を紹介！
家庭用ポータブル電源は、電池の違いで2種類あり、それぞれに違ったメリット・デメリットがありました。
あなたの使い方によって、選ぶべきポータブル電源が変わってきます。
特に重視したい項目は以下の通りです。
出力ポート
ポータブル電源の出力端子。主な出力ポートは、次の6種類です。あなたの使い方にあった出力ポートがついているポータブル電源を選びましょう。
コンセント
交流（AC）電源の出力ポート。家庭のコンセントで使用している家電が、そのまま使用できます。
このポートには、以下の3つの種類があり、また、電池の容量と家電の起動電力によって、使える家電が変わります。
あなたの使い方で、この出力ポートを重視するのであれば、今、使用している家電が使用できるかを確認することが重要です。
波形
・純正弦波：家庭用の電源と同じで安心して使えます。
電圧
・100V：日本仕様の電圧です。この電圧なら、安心して使用できます。・110V・120V：海外仕様の電圧です。ACアダプターでINPUT100-240Vと記載のある家電は使用できます。
周波数
日本の周波数は50Hzと60Hzの2種類に分かれ、ポータブル電源は、2つのタイプがあります。
・60Hz専用：60Hz、50／60Hzの記載がある家電は使用可能です。
・50Hz／60Hz切替え式：50Hz、60Hzともに使用できます。ただし、使う周波数に切り替えて使用してください。
USB Type-A
USB Type-Aの出力ポート。最大4.5Wの供給が可能です。
USB充電ができるものであれば使えます。
QC 3.0（USB Type-A）
USB Type-AのCQ（クイックチャージ）対応の出力ポート。最大18Wの供給が可能です。
対応のスマホへの急速充電ができます。
PD（USB Type-C）
USB Type-CのPD（パワーデリバリー）対応の出力ポート。最大100Wの供給が可能です。
対応のパソコン、スマホへの急速充電ができます。
DCジャック
直流（DC）の出力ポート。12Vの直流を出力できます。
Qi（ワイヤレス充電）
Qi（ワイヤレス充電）対応の出力ポート。特に端子はなく、Qiマークのある平らな面に置いて充電ができます。
ワイヤレス充電対応のスマホをお持ちの場合は、あると便利ですね。
充電方法
家庭用ポータブル電源の充電方法は、以下の4つです。また、2つの方法を組み合わせて、充電時間を短くできるポータブル電源もあります。
ACアダプターで充電する方法
家庭用コンセントからACアダプターを使用してDC入力ポートに接続し充電する方法です。
停電していると充電できません。
PD（USB Type-C）で充電する方法
家庭用コンセントからPD充電器とケーブルでPD入力ポートに接続し充電する方法です。
PDの入力ポートは出力ポートとしても使用できます。停電していると充電できません。
太陽光パネルで充電する方法
太陽光パネルを使ってDC入力ポートへ接続し充電する方法です。
ポータブル電源によって、使えるパネルが変わりますので、メーカー推奨のパネルを使いましょう。
この方法は、停電でも関係なく、太陽の日差しがあれば充電できますが、天気が悪いと充電できません。
シュガーソケットで充電する方法
自動車のシュガーソケットからDC入力ポートへ接続し充電する方法です。
停電に関係なく充電できますが、自動車のバッテリー上がりや燃料切れになると充電できません。
なお、どの方法も万能ではありません、必ず複数の方法が使えるよう準備しておきましょう。
まとめ
家庭用ポータブル電源の種類ごとの違いや重視したい項目についてお伝えしました。
電池は2種類で、それぞれに違ったメリット・デメリットがあります。
また、停電時にどの家電を使いたいのかで電池の容量が決まり、必要な出力ポート・重量も変わります。
家庭用ポータブル電源選びは、あなたの使い方によって選ぶことが大切です。
日ごろから家庭用ポータブル電源を使って慣れておくこと。また、充電しておくことも忘れないようにしましょう。
この記事を参考に買うべきもの・買ってはいけないものを見分けてください。
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