買ってはいけない色鉛筆とは？

大人から子供まで色鉛筆を使ったことがないという人はいないと思うのですが、色鉛筆で色を塗っていて、何かしっくりこないと思ったことはありませんか。それは、使用目的に合っていない可能性があります。

この記事ではおすすめの色鉛筆や、色鉛筆選びで注意することを解説します。それぞれ参考にしてくださいね。

色鉛筆の種類

色鉛筆を買う時、どうやって選びますか？そもそもそこまで深く考えず買ってしまう方が多いのではないでしょうか。

使用目的が合っていないと、せっかく購入した色鉛筆が無駄になってしまいますので色鉛筆で何をしたいかを決めてから購入すると良いですね。

色鉛筆には、油性と水性の2種類があります。使用目的によって美しい表現を楽しめますよ。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

・油性の顔料とワックスを練りこんで細かくすりつぶして固めたもの
・芯が軟らかいものが多く、水をはじく
・重ね塗りの発色が良い

油性の色鉛筆は、重ね塗りやベタ塗りなどにも良く、ぬりえに向いています。油性か水性に迷った場合は油性を買うのが良いでしょう。小さなお子様にも向いています。比較的価格も安めなのでおすすめですね。

・水性の顔料をワックスに練りこんだもの
・水に溶ける
・油性に比べると芯がかたく重ね塗りには向いていない

水を含ませた筆でなぞると水彩画みたいな塗り方や絵が描けます。芯に筆を直接付けて色をとることもできるので、本格的に楽しみたい方にはおすすめです。

芯は、油性に比べると固いので細い線を引くことにも向いています。

色えんぴつの中には、発色を良くするために身体に良くない顔料を使用しているものがあります。安全性を確認する場合は、日本工業規格(JIS)マークがありますのでマークを確認しましょう。

万が一、子供がなめてしまうかもしれませんので注意する必要があります。

そのようなことから、マークがない色鉛筆は買ってはいけないと言っても過言ではありません。

例外があり、三菱鉛筆とトンボ鉛筆はJISマークがありません。これは、JISマークがなくても一定の品質を保証しているためです。これなら安心ですね。

海外製で安全なのは、アメリカ製の場合APマーク、EU加盟国の場合はCEマークがついている色鉛筆を選びましょう。

他に注意することは、海外製の中には三角形で作られているものや、太い場合があるので専用の鉛筆削りが必要になります。購入する時は形を確認することが大切なのと同時に鉛筆削りも一緒に購入してしまうのが良いでしょう。

あまりおすすめしないのが、色鉛筆の入れ物が筒状になっているものです。見た目がかわいく持ち運びにも便利そうですが、短くなると筒から出しにくくなるため使い勝手があまり良くないですね。

色鉛筆を使っていて、はみ出し部分や違う色に変えたくなって消しゴムで消そうとして消えなかったことはありませんか？これは顔料が紙の繊維の中まで入ってしまうためです。

最近では、フリクションタイプが販売されています。これは鉛筆の上に消しゴムがついていて、摩擦で無色にするタイプです。

消しカスが出ないのも特徴で、塗ったところをわざと消して白を表現することも可能です。

少しぼかしたい部分など、先に重ね塗りをして軽く消すととてもきれいに仕上がりますのでフリクションタイプの色鉛筆を購入しても楽しいですね。

色鉛筆には、油性と水性があり使用目的によって全く違う表現になるので油性と水性を組み合わせて使用しても良さそうですね。

そして、購入する時は、使用目的と安全性を意識する必要があります。お気に入りの色鉛筆を見つけてくださいね。