ベランダや窓といった場所はついついこまめな掃除を忘れがちな部分ですよね。汚れが気になりつつもどのように綺麗にしようか頭を悩ませて居る方もいるのではないでしょうか。
そんな時に頭に浮かぶのが「高圧洗浄機」です。
ホースから勢いよく飛び出る高圧水によって見る見る汚れが落ちていくCMを見たことのある方も多いと思います。
ただ、決して安い商品ではありません。せっかく買うのであれば失敗したくないですよね。
そこで今回は、買ってはいけない高圧洗浄機の種類とその理由についてご説明したいと思います。
本記事を参考に、ぜひあなたにぴったりの高圧洗浄機を手に入れて下さいね。
高圧洗浄機の種類
まず、高圧洗浄機には家庭用のものと業務用のものがあります。
それぞれの特徴をあげると
家庭用
・値段が手ごろ
・5㎏前後のものが多く持ち運びがしやすい
・使用の際にあまりうるさくない
業務用
・より高い水圧をかけられるため洗浄力が強い
・強度が強く家庭用より長く使うことが出来る
となっています。
一般的な家庭での高圧洗浄機の使い方であれば、それを想定している家庭用のもので十分役目を果たしてくれそうです。
しかし業務用の高圧洗浄機の方がパワーがあり、耐久性も優れているため、
・一度に長時間利用したい
・家庭用を使っていたが負荷をかけすぎて壊れてしまった
・水圧が物足りない
という場合は業務用を購入することでメリットを得ることが出来ます。
高圧洗浄機を選ぶポイント
次に高圧洗浄機を選ぶ際に着目するべきポイントをご紹介します。
給水方法
高圧洗浄機には「水道直結式」「自吸式」「タンク式」の3種類があります。
水道直結式
水道から直接給水する方法です。
もっとも一般的なタイプで製品数も豊富です。
水がなくなる心配がなく、長時間使用する場合に適しています。
自吸式
バケツや浴槽など、水をためた容器から給水する方法です。
その場に水源がなくても利用することができます。
タンク式
専用のタンクに水をためて、そこから給水する方法です。
近くに水道がなくても、タンクの中に水があれば作業をすることができます。
電源の取り方
次に、高圧洗浄機の電源の取り方は「コード式」と「充電式」の2つが主となっています。
コード式
電源プラグをコンセントにつないで作業をする方法で、多くのものがこのタイプとなっています。
パワー不足や充電切れの心配をしなくて良いのが大きなメリットとなっています。
コードの長さによって作業範囲が制限されることがあり、延長コードが必要となることが有ります。
充電式
コンセントがない場合でも充電バッテリーを動力として作業することが可能です。
可動時間が短いため注意が必要です。
洗浄力の強さ
高圧洗浄機は、水の勢いが強いければ強いほど汚れを落とす力が強くなります。
水圧の単位は「MPa」という単位で表示されますが、大きいほど圧力が強くなります。
ここで注意しなければいけないのは、高圧洗浄機のスペック覧には「最大吐出圧力」と「常用吐出圧力」というものが記載されている点です。
最大吐出圧力
特殊な環境下で水圧を最大まで高めた製品の限界値を示すものです。
そのため実際に使用する際はこの水圧まで出ることはありません。
常用吐出圧力
実際に使用する際の圧力です。
そのため製品を比較する際は「常用吐出圧力」を参考にする必要があります。
業務用の高圧洗浄機は水圧が高い分高額となっています。
そのため価格を抑えながらも高い水圧を出せる家庭用洗浄機が人気となっているようです。
静音性
高圧洗浄機は構造上、使用の際に大きな音が発生します。
音の大きさはモーターの種類によって違いがあり、主に「インダクションモーター」「ユニバーサルモーター」の2つが使用されています。
インダクションモーター
対応周波数が限られているため、使用地域が50Hzの東日本か60Hzの西日本のどちらかに限定されます。
無駄を省いた構造のため耐久性が高く、モーターの音は比較的抑えられています。
ユニバーサルモーター
50Hz・60Hzのどちらの周波数にも対応しているため、全国どこでも使用が可能です。
軽量で持ち運びがしやすいですが、インダクションモーターより耐久性は低く、音は大きくなっています。
買ってはいけない高圧洗浄機とは?
結論から言ってしまえば、買ってはいけない高圧洗浄機というのはありません。
各メーカーが企業努力をし、素晴らしい製品が発売され続けているからです。
しかし使う際にはいくつか注意をしなければならない点があります。
使用の際に注意すべき場所を知っておく
高圧洗浄機から出た水の勢いが強すぎると、壁の塗装が剥がれたりコンクリートが傷ついてしまいます。
また、網戸や窓はあまり水圧が強いと水が周りに飛び散ってしまう可能性があります。
そのような場所を掃除したい場合は「水圧調整機能」がついた高圧洗浄機を選ぶと安心です。
水の勢いを調整することが出来るため、場所によって適切な水圧を利用することが出来ます。
水が本体にかからないように注意する
水を利用する高圧洗浄機ですが、本体に水がかかってしまうと不具合が起きてしまうため注意が必要です。
また濡れた手でプラグを触ってしまうと感電の危険性があるためしっかりと水は拭き取る必要があります。
以上のような注意点を踏まえて使用すればとても便利な製品ですので、しっかりと特性を理解して使うことが大切です。
おすすめメーカー
高圧洗浄機を販売しているメーカーの特徴は以下の通りです。
ケルヒャー
高圧洗浄機と言えばケルヒャーと言われるほど人気のあるブランドです。
種類も豊富で周辺のアクセサリーも充実しています。
清掃機器メーカーとして培った技術を存分に取り入れた製品がそろっています。
アイリスオーヤマ
価格を抑えデザイン性に優れた製品の多いアイリスオーヤマですが、高圧洗浄機もリーズナブルな料金設定となっています。
オプションパーツが豊富で、それらを追加していくことで用途の幅を広げることが出来るようになっています。
京セラインダストリアルツールズ
もともとは「リョービ」という電動工具の会社でしたが、パワーツール事業の京セラへの事業継承によりこちらのグループに加わりました。
オレンジのカラーが特徴的です。
目的や用途に応じた様々な製品が揃っており、専用のアクセサリーも豊富です。
まとめ
高圧洗浄機は使い方に少し注意を払えばとても便利な製品で、多くの方にオススメすることが出来ます。
また高圧洗浄機にも様々な種類があり、各家庭に適したタイプを購入することが重要です。
それでもいきなりの購入に抵抗のある方はレンタルを行っているお店も多いため、気になったタイミングでまず一度利用してみると良いかもしれません。
今回の記事が高圧洗浄機選びのお役に立てれば幸いです。
読んでいただきありがとうございました。
コメント