買ってはいけない!着物初心者のあるある失敗


日本の伝統ある着物の装い。
鎌倉や京都などでも街着を試す機会もありますが、自分で着付けができたり子供に着せてあげることができたら素敵です。

でも着物や小物を揃えるのにはお金もかかりますし、果たして着付け教室も最後まで通いきれるだろうかと心配は付き物。
種類も豊富で、シーンによって選ぶ着物も数知れず。
特に着物初心者の方は、着たいけれどいざ購入となると、迷われる方も多いと思います。

そこで、今回は着物初心者の方向けに着物を販売している店舗の種類や、必要以上に高価な着物を買わないようにチェックしていただきたい点をまとめました。
着物購入や着付け教室へ通いたいとお考えのあなた、買ってはいけない!着物初心者のあるある失敗を参考に、店舗へ足を運びましょう。

着物をどこで買うかで価格も全然違います!

⑴百貨店


高価な着物を販売している印象のある百貨店。高島屋、伊勢丹、三越など、大手の百貨店には呉服店が存在しています。
同じ百貨店内にも、チェーン店が経営している呉服店があります。
百貨店の呉服店は、着物メーカーから商品を借り、売れた着物の分だけ商品を仕入れるというシステムになっています。

また、店名が入っているお店は百貨店の呉服専門部ではなく、大手の高級呉服チェーン店です。
着物販売を専門として勉強してきた販売員が多く、知識経験豊富で着物から小物まで間違いのないコーディネートを提案してくれるでしょう。

⑵オンラインショップ


たくさんのメーカーの着物をネット上で閲覧できるのがオンラインショップの良さです。
今では、100年の歴史を誇る有名な呉服店もオンラインショップでの販売をしています。

逆に、流行に敏感な若い世代向けのおしゃれなデザイン、安価な着物を扱っているのが特徴。
商品を一人でじっくりと見て考えたい人や、勧誘が苦手な方にはオンラインショップでの購入が煩わしくなく、軽い気持ちで呉服店を覗いた気分になれるでしょう。

⑶リサイクルショップ


リサイクル着物、アンティーク着物、古着の着物、中古の帯など、百貨店で売られている商品には金銭的に手が出せない方向けの、着物専門のリサイクルショップがあります。

他にも、本や家電、家具、洋服等のリサイクルショップにも、中古着物のコーナーが必ずあります。
こちらは数が少なく、選択肢は少ないですが価格は非常に安価で着物初心者の方でも気軽に購入できる商品を多く扱っています。

買ってはいけない着物!その着物を選んで本当に大丈夫ですか?

もっと気軽に試せると思っていたのに、とんでもない額の着物をローン払いで契約してしまった。
気に入って買ってみたけど、着ていくシーンを間違えてしまい恥をかいた。
お出かけ会に誘われて行ってみたけど、行くたびに商品を勧められて着物を楽しめない。

こんな経験をしないためにも、あなたが迷っている着物は本当にあなたを幸せにしてくれるのか。
落ち着いて考えてから購入して、思う存分に着物を愛してあげたいものです。
こんなお店に出会ったら、着物を買うのは避けた方が良いでしょう。

⑴とにかく勧誘がしつこい


少し腕を通してみるつもりが、あっという間にフルコーディネート。気づかないうちに着物から小物、羽織まで着せられてお世辞を言う店員に囲まれるケースがあります。
着物を作っている先生まで登場して、「今あなたが来ている着物は、ものすごく価値がある。」という切り口から、この価格は今日だけです。と、とにかく今契約してほしいとしつこく勧誘してきます。

最初20万円だった着物が、大幅値引きで数万円にまで値下げすることも。
それでもお店側には利益があるから、その価格で販売するのです。
じゃあ、元値って一体なんなの?とツッコミたいぐらいですが、この手法に騙されて帯を数十万でローンで買ってしまう方も少なくありません。

着物や小物を次々と奥から出してきて、店員に囲まれ勧誘をしつこくされたら要注意。
即刻お店から逃げ出しましょう。

⑵個人情報を聞き出そうとする

イベントを頻繁に行い、ビンゴやクイズのゲームをするついでに個人情報を聞き出そうとする店員がいます。
イベント自体は小学生のパーティーレベルのゲームなのですが、奥には着物用品がずらりと並んでおりゲームが終了した後、必ず名前や住所、電話番号、を記入するよう促されます。

これを書いてしまうと、頻繁にDMが自宅に届いたり、電話でしつこい勧誘が始まります。
展示会やセールの情報のハガキならまだしも、イベントには「行きます。」とこちらが答えるまで「いつお仕事お休みですか?」と個人的な予定まで確認されることがありますので、個人情報を書くときは要注意です。

⑶ありえない価格の商品が店頭に並ぶ


夏祭りが盛んな時期に、チェーン店の呉服店を通り過ぎると「ゆかた100円」という破格的な値段で商品を販売していることがあります。

え!そんなに安いなら1つ買っていこう!とついついお店に立ち寄りたくなりますが、甘い蜜には毒があるという言葉のように、激安値にもわけがあります。
浴衣は確かに100円で販売していますが、帯や小物は通常購入する価格よりも高く設定されていることがあります。

しかも、その浴衣を試しませんか?と言われて奥へ入ってしまうと、浴衣以外の着物を売りつけれられるケースがあります。

ゆかた100円のつもりが、お店を出る時には着物10万円の領収書を持って自宅へ帰ることがないよう、あまりに安い価格で商品を販売しているお店には気を付けましょう。

⑷商品知識に乏しい店員がいるお店

着物には、種類が豊富にあり訪問着や式典などに着る留袖などTPOがあり、シーンに応じた種類を着分ける必要があります。

その種類によって格式の高さが表れますし、年齢によって着るべき着物が変わります。
着物を扱うお店の店員は、こういった知識を当たり前に習得していますし、お客様に適切に商品をお勧めするために勉強するべきものです。

時折、ただ売ればいいとばかりにやみくもに着物を売りつける店員がいます。
そんな時には、「この着物はどういった場面で着ることができますか?」「なんという種類の着物でしょうか?」と質問を投げかけましょう。

「どんなときにも着れる着物ですよ。」などと曖昧な返答が帰ってきたら、一旦は家に帰って自分で下調べをしてからお店に足を運んだほうが良いでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?着物は価値が高いものもあれば、全く価格のつかない流行に乗り遅れたものもあります。
帯の織り方や、生地によって値段は跳ね上がっていきます。

しかし、着物というのは母親から受け継がれて愛されるものも多くあり、価値というものは個人が決めるという考えもあながち外れてはいません。

母親や祖母が愛した着物を、自分が着るというのもロマンチックで素敵な思い出となるでしょう。
似合う着物は自分自身で決めていくことが大事です。周りに何と言われようと適切な知識を武器に、自分が着たいと思う着物を見つけて一生愛してあげたいものです。

朝日新聞出版
¥1,430 (2024/11/19 13:15時点 | Amazon調べ)
\ポイント最大11倍!/
楽天市場

コメント

タイトルとURLをコピーしました