今回は、BIGLOBEモバイルのメリット・デメリットを解説します。
- BIGLOBEモバイルへの乗り換えを考えている
- スマホの月額利用料金を節約したい
- 色々な格安SIMを比較している
本記事は上記の方に向けた内容となっています。
近年、急成長を遂げているMVNO業界。
現在、格安SIMを提供している会社は30社以上あり、どこを選べばいいかわからないという方が多いことでしょう。
そこで今回は、BIGLOBEモバイルに焦点をあてて、メリット・デメリットを徹底解説していきます。
乗り換えを考えている方はもちろん、初めて聞いたという方も、是非今後の参考にしてみてください。
BIGLOBEモバイルとは
BIGLOBEモバイルは、ビッグローブ株式会社が提供する格安SIMサービス。
YouTubeなど対象の21サービスを、データ無制限で使える「エンタメフリー・オプション」が最大の特徴と言えます。
2020年のオリコン顧客満足度調査では「格安SIM」で第1位を獲得し、近年注目を集めている格安SIMのひとつです。
BIGLOBEモバイルのメリット9つ
それではまず、BIGLOBEモバイルのメリットを解説していきます。
BIGLOBEモバイルのメリットは主に下記9つ。
1つずつ見ていきましょう。
料金プランがシンプル
BIGLOBEモバイルの料金プランは、非常にシンプルでわかりやすいのが特徴です。
SIMカードは「音声通話SIM」「SMS機能付きSIM」「データ通信専用SIM」の3つ。
用途に合わせて選択することができるため、メイン端末だけでなくサブ端末としても人気の格安SIMです。
また、データ容量は1GB～30GBまでと幅広く用意されているため、自分に合ったプランを選択しましょう。
| 音声通話SIM(通話＋データ通信) | ||||||
| データ容量 | 1GB(プランS) | 3GB(プランR) | 6GB(プランM) | 12GB | 20GB | 30GB |
| 月額料金 | 1,078円(税込) | 1,320円(税込) | 1,870円(税込) | 3,740円(税込) | 5,720円(税込) | 8,195円(税込) |
| SMS機能付きデータSIM(SMS＋データ通信) | ||||||
| データ容量 | 1GB | 3GB | 6GB | 12GB | 20GB | 30GB |
| 月額料金 | ー | 1,122円(税込) | 1,727円(税込) | 3,102円(税込) | 5,082円(税込) | 7,557円(税込) |
| データSIM(データ通信のみ) | ||||||
| データ容量 | 1GB | 3GB | 6GB | 12GB | 20GB | 30GB |
| 月額料金 | ー | 990円(税込) | 1,595円(税込) | 2,970円(税込) | 4,950円(税込) | 7,425円(税込) |
プラン月額料金が初月無料
BIGLOBEモバイルでは、1ヶ月目の月額料金が無料になるというメリットがあります。
月初～月末のどこで契約しても、初めの1ヶ月は無料になるので契約時期によって損をすることがないというシステムです。
ここで気付いた方もいると思いますが、1カ月目は30GBプランの選択がおすすめ！
どのデータ容量を選んでも初月無料を活用できるため、ひとまず大容量プランを選んでおけばおトクに利用することができます。
そして、2カ月目以降は通常の月額料金が発生するため、Webからプラン変更を忘れずにしましょう。
なお、初月で解約すると解約手数料が発生するのでご注意ください。
家族割適用で毎月200円割引
BIGLOBEモバイルでは、家族割を適用することで月額料金をさらに抑えることができます。
家族割は、同居している家族や離れて暮らす家族などが対象。
2回線目以降は毎月220円(税込)割引になるので、家族で契約しようと考えている方には非常におすすめです。
家族割適用後の月額料金は下記表をご覧ください。
| 音声通話SIM(通話＋データ通信) | ||||||
| データ容量 | 1GB(プランS) | 3GB(プランR) | 6GB(プランM) | 12GB | 20GB | 30GB |
| 月額料金 | 1,078円(税込) | 1,320円(税込) | 1,870円(税込) | 3,740円(税込) | 5,720円(税込) | 8,195円(税込) |
| 2回線目以降 | 858円(税込) | 1,100円(税込) | 1,650円(税込) | 3,520円(税込) | 5,500円(税込) | 7,975円(税込) |
| SMS機能付きデータSIM(SMS＋データ通信) | ||||||
| データ容量 | 1GB | 3GB | 6GB | 12GB | 20GB | 30GB |
| 月額料金 | ー | 1,122円(税込) | 1,727円(税込) | 3,102円(税込) | 5,082円(税込) | 7,557円(税込) |
| 2回線目以降 | ー | 902円(税込) | 1,507円(税込) | 2,882円(税込) | 4,862円(税込) | 7,337円(税込) |
| データSIM(データ通信のみ) | ||||||
| データ容量 | 1GB | 3GB | 6GB | 12GB | 20GB | 30GB |
| 月額料金 | ー | 990円(税込) | 1,595円(税込) | 2,970円(税込) | 4,950円(税込) | 7,425円(税込) |
| 2回線目以降 | ー | 770円(税込) | 1,375円(税込) | 2,750円(税込) | 4,730円(税込) | 7,205円(税込) |
なお、家族それぞれでデータ容量の選択が可能です。
エンタメフリー・オプションがおトクすぎる
BIGLOBEモバイルの最大のメリットとして挙げられるのが、エンタメフリー・オプションです。
エンタメフリー・オプションとは、対象の21サービスのデータ通信量がノーカウントになるオプションサービス。
音声通話SIMの場合308円(税込)/月、データSIMの場合1,078円(税込)/月でオプションに加入できます。
サービスにはYouTubeやAmazon Music、LINE MUSICなど人気のサービスが対象。
普段YouTubeを観る方や音楽を聴く方にはかなり魅力的なオプションサービスと言えるでしょう。
対象サービスを全て見たい方は下記をご覧ください。
| 対象サービス | |
| 動画配信 | YouTube・ABEMA・U-NEXT・YouTube Kids |
| 音楽・ラジオ配信 | YouTube Music・Apple Music・Spotify・AWA・Amazon Music ・LINE MUSIC・radiko・らじる★らじる・dヒッツ ・楽天ミュージック・TOWER RECORDS MUSIC |
| 電子書籍配信 | dマガジン・dブック・楽天マガジン・楽天Kobo |
| その他 | Facebook Messenger・au PAY マーケット |
通話オプションが豊富
BIGLOBEモバイルは、通話オプションが豊富に用意されているため、使い方に合わせたプランを選択することができます。
| 選べる通話オプション | ||||
| 3分かけ放題 | 10分かけ放題 | 通話パック60 | 通話パック90 | |
| 通話量 | 3分以内/回の 国内通話がかけ放題 | 10分以内/回の 国内通話がかけ放題 | 合計60分まで/月の 国内通話がかけ放題 | 合計90分まで/月の 国内通話がかけ放題 |
| 月額料金 | 660円(税込) | 830円(税込) | 660円(税込) | 913円(税込) |
BIGLOBEモバイルで選択できる通話オプションは「3分かけ放題」「10分かけ放題」「通話パック60」「通話パック90」の4つ。
通常、9.9円/30秒(BIGLOBEでんわアプリ利用時)の通話料が発生するため、電話をよくするという方はオプションに入っておくとおトクですよ。
6GB以上のプランであればWiFiスポットを無料で使える
6GB以上のプランを契約した場合、BIGLOBE専用のWiFiを無料で利用できるのもメリットの一つです。
スポット数は全国に10万スポット以上あり、データ通信無制限で利用できるのが嬉しいポイント。
専用アプリを入れておくだけで自動で接続されるので、自分でめんどくさい操作をする必要はありません。
通常275円(税込)/月のオプションサービスなので、無料で利用できるのは大きなメリットと言えるでしょう。
データ容量のシェアができる
BIGLOBEモバイルは、複数の端末でデータ容量をシェアすることができます。
家族でシェアしたり、自分のタブレット端末やゲーム機とシェアしたりなど用途は様々。
「家族シェアと家族割って何が違うの？」と疑問に思う方もいると思いますが、違いは「データ容量をみんなで分け合うかどうか」という点です。
家族シェアは主回線のデータ容量を家族全員で分け合うことになるため、家族内でデータ通信量のばらつきがあっても無駄なく使うことができます。
一方、家族割は一人ひとりが必要なデータ容量を契約しなくてはなりません。
そのため、データ容量をほとんど使わないメンバーがいる場合はシェアの方がおトクに利用できるでしょう。
なお、シェアSIMの月額料金は下記をご覧ください。
| シェアSIM | |||
| 音声通話 | SMS | データ | |
| 月額料金 | 990円(税込) | 352円(税込) | 220円(税込) |
余ったデータを翌月に繰り越せる
BIGLOBEモバイルのメリットとして、余ったデータを翌月に繰り越せることも挙げられます。
毎月のデータ通信量にばらつきがある方や、余裕の持ったプランを契約している方にとっては、あると便利な機能でしょう。
なお、繰り越せるのは翌月末までなのでご注意ください。
5Gに対応している
BIGLOBEモバイルでは、5G対応端末＋5G対応エリアの条件が揃っていれば、5Gを利用することができます。
高速通信を利用したいと思っている方は、端末が5Gに対応しているかを事前に確認しておきましょう。
なお、5Gの利用は無料ですが、通信規格変更の申し込みが必要となります。
BIGLOBEモバイルのデメリット5つ
続いて、BIGLOBEモバイルのデメリットを解説していきます。
BIGLOBEモバイルのデメリットは主に下記5つ。
それでは1つずつ見ていきましょう。
他の格安SIMに比べて月額料金が割高
BIGLOBEモバイルは他の格安SIMに比べて月額料金が高めに設定されています。
いくつかの格安SIMをピックアップして比較してみたので、下記をご覧ください。
| BIGLOBEモバイル | mineo | OCNモバイルONE | IIJmio | Y!mobile | UQモバイル | |
| 1GB | 1,078円(税込) | 1,298円(税込) | 770円(税込) | |||
| 2GB | 850円(税込) | |||||
| 3GB | 1,320円(税込) | 990円(税込) | 2,178円(税込) | 1,628円(税込) | ||
| 4GB | 990円(税込) | |||||
| 5GB | 1,518円(税込) | |||||
| 6GB | 1,870円(税込) | 1,320円(税込) | ||||
| 8GB | 1,500円(税込) | |||||
| 10GB | 1,958円(税込) | 1,760円(税込) | ||||
| 12GB | 3,740円(税込) | |||||
| 15GB | 1,800円(税込) | 3,278円(税込) | 2,728円(税込) | |||
| 20GB | 5,720円(税込) | 2,178円(税込) | 2,000円(税込) | |||
| 25GB | 4,158円(税込) | 3,828円(税込) | ||||
| 30GB | 8,195円(税込) |
上記の通り、格安SIMの中でもかなり高い金額となっています。
特に、12GB以上では大手キャリアと変わらない金額に。
そのため、月額料金の安さを重視している方には、BIGLOBEモバイルは向いていないと言えるでしょう。
エンタメフリー・オプションには画質制限がある
BIGLOBEモバイルのデメリットとして、エンタメフリー・オプションを利用した動画視聴には画質制限があることも挙げられます。
例えばYouTubeの場合、視聴可能な画質は360pまで。
360pは解像度を表しており、数字が大きくなればなるほど綺麗な画質になります。
ちなみに、360pだと普通の動画視聴にはそこまで支障はきたさないでしょう。
しかし、ゲーム実況や字幕付きの映画などを視聴したい場合は、画質の粗さが気になるかもしれません。
定額通話はBIGLOBEでんわアプリの利用が必須
＜画像元：BIGLOBEモバイル公式＞https://join.biglobe.ne.jp/mobile/?cl=head_logo_mobile
メリットのところで解説した定額通話オプションの定額料金を適用するには、BIGLOBEでんわアプリからの発信が必須となります。
発信する際は、毎回アプリを起動する必要があるため最初は手間に感じるかもしれません。
しかし、時間とともに慣れていく人が多いので大きなデメリットではないでしょう。
また、音声品質は通常の電話と変わらないのでご安心ください。
なお、通話オプションに加入していない場合でも、BIGLOBEでんわアプリからの発信で通話がおトクに利用できます。
端末料金が割高
BIGLOBEモバイルは他の格安SIMと比べると、端末料金が高めです。
そのため、プラン契約と同時に端末の購入を考えていて、できるだけ安く抑えたいという方にはBIGLOBEモバイルはおすすめできません。
端末の購入をする場合は、セット割や値下げを行っているOCNモバイルONEや楽天モバイルがおすすめですよ。
データチャージ金額が高い
BIGLOBEモバイルはデータチャージ金額が高いこともデメリットとして挙げられます。
BIGLOBEモバイルのデータチャージ料は、100MBで330円(税込)。
100MBごとにチャージできるのは非常に有難いですが、金額だけ見ると他社の3倍以上の料金になります。
そのため、BIGLOBEモバイルの使用中に容量が不足してもチャージはおすすめできません。
BIGLOBEモバイルに向いている人・向いていない人の特徴
ここまでお伝えしてきたメリット・デメリットを踏まえ、BIGLOBEモバイルに向いている人・向いていない人の特徴をまとめました。
なお、大容量プランを安く契約したいという方は、UQモバイルもしくは楽天モバイルがおすすめ！
端末セット購入を考えている方は、とってもおトクなOCNモバイルONEがおすすめです。
まとめ
最後までご覧いただきありがとうございました。
今回の内容をおさらいしておきましょう。
▶BIGLOBEモバイルのメリット
・料金プランがシンプル
・プラン月額料金が初月無料
・家族割適用で毎月200円割引
・エンタメフリー・オプションがおトクすぎる
・通話オプションが豊富
・6GB以上のプランであればWiFiスポットを無料で使える
・データ容量のシェアができる
・余ったデータを翌月に繰り越せる
・5Gに対応している
▶BIGLOBEモバイルのデメリット
・他の格安SIMに比べて月額料金が割高
・エンタメフリー・オプションには画質制限がある
・定額通話はBIGLOBEでんわアプリの利用が必須
・端末料金が割高
・データチャージ金額が高い
▶BIGLOBEモバイルに向いている人・向いていない人の特徴
いかがでしたか？
BIGLOBEモバイルは、エンタメフリー・オプションが非常に魅力的なため、乗り換えを考えている方も多いと思います。
とはいえ、デメリットもいくつか存在するので、しっかりと理解した上で契約に進みましょう。
今回の内容が少しでも参考になれば嬉しいです。
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