料理をするときに便利なアイテム、「ピーラー」。
皮むき器とも呼ばれ、野菜の皮をむいたり、包丁の代わりにキャベツを千切りにできたりと、毎日活躍してくれる調理道具です。
しかし購入する時、用途やピーラーの種類について、よく考えずに選んでいるのではないでしょうか?
実はピーラーにも種類があり、種類によって使い勝手や得意とする用途が違ってきます。
選び方を間違えると、ピーラーを十分に使いこなせなかったり、手入れに手間がかかってしまうことがあります。
毎日使うものだからこそ、自分に合っていて、使い勝手が良いものを選びたいですよね。
ピーラーの種類や、買ってもいい「ピーラー」・買ってはいけない「ピーラー」の違いを紹介しますね。
種類の違い①形状
まずはピーラーの「形」に注目していきましょう。
大きく分けて3つのタイプに分かれます。
T字・Y字タイプ
私たちがピーラーと聞いて一番に思い浮かべる、最もポピュラーな形が、このT字・Y字タイプです。
刃に対して持ち手が垂直になっていて、縦型と呼ばれることもあります。
上から下へとスライドさせるだけで皮がむけるため、扱いが簡単です。
刃が横に広いため、一度に広い範囲の皮をむくことができます。
持ち手が刃に対して垂直に付いているため、力が入れやすく、硬い皮もむきやすいです。
大根やにんじんなどの縦長の野菜や、根菜類をむくのにおすすめですよ。
I字タイプ
柄に対して刃が平行に付いており、包丁のような形状をしたタイプです。
刃の角度調整が簡単で小回りが利くため、小さな食材もむきやすいです。
慣れるまでは扱いが難しいかもしれませんが、慣れれば包丁のように素早く皮をむくことができて便利ですよ。
ジャガイモやりんごなどの丸い形の食材や、小ぶりの食材をむくのに適しています。
また、I字タイプのピーラーは体の外側へ向けて払うように使うことで、ごぼうやにんじんのささがきを簡単に作ることもできますよ。
U字タイプ
U字の形をした、トングのように握って皮をむくピーラーもあります。
U字タイプと呼ばれる種類ですが、メジャーな形ではないため、あまり見かけることがないかもしれません。
先端の片方が刃になっていて、食材をトングで挟むようにしながら皮をむくという使い方をします。
指がガードされる造りになっているため、安全性が高いのが特徴です。
子どもでも安心して使うことができますね。
刃を沿わせやすい丸い形の食材の皮をむくのに適しています。
種類の違い②刃の材質
次に刃の「素材」について確認していきましょう。
刃の素材は2種類あり、切れ味やお手入れのしやすさに関係してきますよ。
ステンレス製
まずはステンレス製の刃から見ていきましょう。
メリットは、耐久性があり切れ味が良いことです。
切れ味も長続きしてくれるため、ひとつの道具を長く使いたい人にぴったりですね。
しかし、使った後に濡れたままにしておくと刃が錆びてしまうことがあります。
お手入れにひと手間が掛かるのがデメリットですね。
使い終わったら水気を拭き取って、乾燥させるようにしましょう。
セラミック製
もう1つはセラミック製の刃です。
メリットは、安全性が高いこと、手入れが楽なこと、値段が安いことです。
セラミックは刃物ではないためケガをするリスクが低く、軽くて扱いやすいため、子どもが使うのにも安心です。
ステンレス製のように錆びてしまうこともありません。
デメリットは、ステンレス製に比べて切れ味が良くないことです。
また、落としたりぶつけると割れてしまうことがあるため注意が必要です。
買ってはいけないタイプは?
ピーラーを選ぶ時、どのような点を重視するかによって、買ってはいけないタイプが変わってきます。
それぞれ確認しておきましょう。
切れ味を重視する場合
思うように食材の皮がむけないと、スムーズに調理ができなくてイライラしてしまいますね。
あなたがピーラーの切れ味を重視する場合、買ってはいけないのはセラミック製です。
切れ味を重視するなら、おすすめはステンレス製ですよ。
お手入れのしやすさを重視する場合
毎日のように使う道具だからこそ、手入れが楽かどうかは重要ですね。
あなたがお手入れのしやすさを重視する場合、買ってはいけないのはステンレス製です。
水気を残したままにすると錆びてしまうことがありますよ。
お手入れのしやすさを重視するなら、おすすめはセラミック製ですよ。
安全性を重視する場合
皮をむくとき、食材を持っている側の手にピーラーが当たりそうになったことはありませんか?
特に子どもが使う場合は、ケガをしてしまわないか心配になりますよね。
安全なピーラーを選びたいものです。
あなたが安全性を重視する場合、買ってはいけないのはステンレス製です。
切れ味が良いため、扱いに注意する必要があります。
安全性を重視するなら、刃物でないセラミック製がおすすめです。
また、U字タイプのピーラーなら、手がガードされる設計になっているため安心ですよ。
まとめ
ピーラーの種類について、形状と刃の材質を中心にお伝えしました。
活躍の場が多い道具だからこそ、使い勝手が良く、安心できるものを選びたいですよね。
買ってはいけない「ピーラー」を見極めて、自分に合ったものを買うようにしましょう。
コメント