スーパーなどにおいては必ず目にするキムチ。
お漬物の様な感じで食べるだけでなく、炒め物や鍋やスープなどに入れるなどキムチの活用方法は様々です。唐辛子の辛味と赤い色が食欲をそそりますね。
キムチコーナーへ行くと、本当に様々な種類のキムチがあります。カクテキの様なもの、辛さ控えめのもの、ニンニクを抑えたものなど…。
皆様はどの様にキムチを選び、購入していらっしゃるでしょうか。我が家はキムチを購入する際には必ず原材料表示を確認してから買うようにしております。安くて美味しいと感じるキムチには、美味しくなるようなものが添加されているのです。
ここからは買うべきでないキムチについて説明していきたいと思います。
キムチとは
白菜などの野菜を、塩・唐辛子・魚介塩辛・ニンニクなどに漬け込み、発酵させた韓国のお漬物のことを指します。日本で一般的に食べられるようになったのは1980年代頃からと言われております。桃屋から発売された「桃屋 キムチの素」がキムチを家庭に広めた火付け役だったそうです。その頃から日本ではキムチの消費量が増え続け、2004年には浅漬けに次いで2番目に多く消費されました。今や日本の食卓においてもメジャーな漬物となったのです。
日本のキムチと韓国のキムチと違いはあるの?
まず食べ方の違いがあります。韓国ではキムチを色々な料理と一緒に食べる一方で、日本では「お漬物」という感覚があるため、ご飯のお供として食べられることが多いです。続いてはキムチ自体の違いです。前述しましたように、キムチは白菜などの野菜を唐辛子などの調味料につけこみ、発酵させたお漬物です。
日本のスーパーで一般的に売られているキムチは浅漬けの製法で作られているものが多いのです。浅漬けの製法と言うのは、白菜の塩漬けに調味料を加えたものです。
つまり、日本のキムチの多くは発酵と言う過程を経ていないため、韓国のキムチと日本のキムチの違いは乳酸発酵の有無となります。
買うべきでないキムチとは
スーパーで一般的に売られているキムチの多くは発酵と言う過程を経ていないため、発酵食品に近づけてあるものとなります。
発酵食品に近づけるためには、数多くの調味料が添加されていることになります。
キムチを購入する際に、原材料表示をご覧になったことがありますでしょうか。良く見ていただくと、数多くの添加物が入っていることがわかります。実際にこちらは一般的に売られているキムチの原材料表示となります。
よって買うべきでないキムチというのは、添加物の多いキムチとなります。
キムチに入っている添加物
上の写真にありますように、発酵調味料、魚介エキス、調味料(アミノ酸等)、酸味料、増粘多糖類などの添加物に加え、たんぱく加水分解物、カロチノイド色素、などの化学調味料が多く含まれております。
これらについて少しご説明します。
調味料(アミノ酸等)
アミノ酸(グルタミン酸ナトリウム)が主に含まれている食品添加物という事です。グルタミン酸ナトリウムその他色々の添加物ですということでしょう。グルタミン酸ナトリウムは加熱すると発がん性があると言われております。
増粘多糖類
増粘多糖類(安定剤)は食品に粘りやとろみをつけるための「増粘剤」と形状を保つ「安定剤」液体をゼリー状に固める「ゲル化剤」に区分され、その二つ以上を組み合わせた場合に増粘多糖類(増粘安定剤)として記載することになっております。成分は植物の種子や海藻など植物由来の物が多いですが、植物由来だからと言って危険性が無いわけではありません。動物実験においては発癌性を指摘されており、1日の摂取量をには気を付けなければならない添加物と言えます。
カロチノイド色素
微生物を含む動植物から得られる色素のことで、色鮮やかに食品を仕上げる際に使用されているものです。こちらも動植物由来の色素ですので危険性が無いようにも見えますが、数百種類の着色料の総称ですので一概に危険性が無いとは言えません。カロチノイド色素の原料の記載まで義務が無いため何から出来ているか、消費者にとっては不明です。中には合成化合物が混ぜられている場合もあります。
キムチは発酵食品だから体に良いと思ってせっせと摂取してしまうと、これら添加物等が体内に取り込まれてしまう事になります。添加物が生涯にわたり長期的に摂取された場合、健康への影響は不明な点が多いのです。
安心して買えるキムチとは
結論としまして、添加物がほとんど入っていないキムチをお勧めいたします。スーパーでその様なキムチを探すのは結構難しいですが、中には添加物を少なく、発酵過程を経た本場に近いキムチも存在します。
そういったキムチはそれなりにお値段が張ることをご想定下さい。こちらは安心して購入できるキムチの原材料表示となります。
添加物が無く安心して口にすることができます。また、道の駅などで手作りのキムチを販売されているところもあります。その様なキムチも添加物を使用していない為安心して口にすることが出来ます。体に入れるものですから、原材料表示をよく確認してご購入されることを勧めます。
まとめ
買うべきでないキムチについて説明させて頂きました。まとめとしては以下のようになります。
・日本のキムチの多くは浅漬け製法で作られており、乳酸発酵をしていないものである
・よって多数の調味料が入っている。調味料には食品添加物や化学調味料が多いため、原材料表示を良く見て購入する
・なるべく添加物の少ないキムチを選んで購入する
口にするものでしたら安心安全な食品を取り入れたいですよね。
皆様がキムチを購入する際に参考になればと思います。最後までお読みいただきありがとうございました。
コメント
グルタミン酸ナトリウムは加熱しても発がん性はありませんよ。