スマートフォンが普及してから、時計の需要は減りつつありますが、スマホを見て時刻の確認が煩わしい時はありませんか。
時間を知りたかっただけなのに、スマホを見たら気になる情報が目に飛び込んできてついスマホを見てしまい時間がどんどん過ぎていくこともありがちですよね。
そんな時計、静まり返った部屋で時計の秒針がカチカチと鳴っている音が気になる時はありませんか?普段は生活音でかき消されているため、まったく聞こえないのに一度気になりだすと秒針が動く音はとても耳障りですよね。
時計をプレゼントする時や、自分のために買う時、時計選びで気をつけたいこととして、秒針がカチカチ鳴る時計は買ってはいけないと思った方が良いでしょう。
音が気になる理由
悩みながら眠りについたり、明日嫌な予定があったりなど、憂鬱を抱えたまま眠りにつくと眠りが浅く時計の秒針のカチカチという音で目が覚めてしまうなど、気にしないように意識すればするほど気になって眠れなくなりイライラしてしまうことがありませんか。
どうして音が気になるのでしょうか?
眠りが浅い時に気になる場合は、悩みなどで交換神経が優位に働いている状態になっているためです。本来、交換神経とは起きている時に優位になるのですが、心が不安定なことで交換神経が活発になってしまい普段は気にならない音が大きく聞こえてしまうようです。
音を気にならなくするには
時計の秒針を気にしないようにするには、以下の方法があります。
- 時計を買い替える 静音式
- 秒針を取る
- 時計をやめる
それぞれ見ていきましょう。
時計を買い替える
こちらは一番手っ取り早い解決方法になります。デジタル時計か秒針のない時計だと音に悩まされることはありません。
お店で時計を見ると、静音・音がしない仕様などパッケージに書いてある場合があるのでそちらを参考にしてみるのも良いですね。
秒針がなめらかに動くタイプの時計があります。こちらはスイープ仕様というのですが、まれにジィーと音がするものがあるのであまりおすすめができませんので秒針がないものを選ぶようにしてみましょう。
秒針を取る
時計の針の構造は時針・分針・秒針とバラバラな針が一つになって動いています。その秒針だけを取ってしまう方法です。
時計によっては、時計の中から鳴っている場合もあるので秒針を取る方法は、時計を分解してもまた元に戻せるようなら一度試してみるのも良いと思います。
秒針を取る方法で注意が必要なのは、秒針がないと動かなくなってしまう可能性もあるので分解する時、自信がないようであれば時計屋さんにお願いするのが良いでしょう。
時計をやめる
新しく時計を買うほどでもなければ、秒針を取るのも・・と思う方は時計の電池を抜いて気持ちが落ち着いたらまた動かしてみるのも良いかもしれません。あの時は気になってイライラしたけど、問題が解決されて心が落ち着いたからまた使用するという方法も良いですね。
時計の始まり
あたり前のように置かれている時計。そもそも時計っていつ頃からあるのでしょうか?
農業を始めてから人は時を意識するようになりました。
さかのぼると紀元前4000年エジプト(北半球)、この頃は星座や太陽、月などの天体を見ながら時間の確認をしていました。人類最古の時計は日時計です。時計の針が北半球で発達し、右回りになりました。
その後、曇りや夜間でも時刻が分かるようにするために水時計が作られました。水を入れた器から流れ出た水の量で時間がわかる仕組みです。季節によって夜の長さが違う不定時法に対応できるように月ごとに内側の目盛りをみることで時間を確認していました。
不定時法とは、一日を昼と夜にわける方法です。
日本では江戸時代に紙製の日時計が普及して時刻を知ることができるようになりました。季節に合わせた札を垂直に立てて太陽に向けることによって影の長さで時間がわかる仕組みが誕生しました。この頃に持ち運びができる時計も作られ方位磁石を北側に向けると映る影の位置で時間がわかるようになりました。
12時間と24時間
時計がなかった時代は、一つの星を使って同じ場所に戻ってくるまでを1日としました。そして月の満ち欠けで1か月が30日というのが決まり、これを12回繰り返すことで1年になると定められました。
一日を12時間にわけて昼と夜との区切りが誕生しました。そこから一日は合計24時間とさだまりました。
まとめ
落ち着いた精神状態ではない時、時計の秒針がきになってイライラしてしまったら一旦その時計とは離れた方が良いですね。
新しいのを買うことで気分が変わり気持ちが落ち着くなら思い切って購入してみるのも良いでしょう。
秒針を外す選択をした場合は、元に戻せることを意識して取り組んでください。
時計や時間の歴史に少しだけふれさせていただきました。
もう二度と戻らない時間、大切に有効活用できればと思います。
時計のカチカチ音が気になった場合、時計や時間の始まりを思い出してみると案外カチカチいう音が気にならなくなるかもしれませんね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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