スーパーのお惣菜コーナーといえば、とてもいい匂いがしてお腹が空いているときには全てが宝の山のように見え、ついつい多くの商品に手が伸びてしまいますよね？
たくさんの惣菜が並んでいる中でもひときわ輝いて見えるのが「揚げ物」系ではないでしょうか？
お腹が空いていると、ついうっかりと買いすぎてしまったり食べ過ぎてしまったりしますよね。
でも、その「揚げ物」に潜む危険があるとすればどうでしょうか？毎日食べ続けている人は少し食べるのを控えようという気持ちになるかもしれません。
今回は、そんな惣菜の中でも「揚げ物」に着目してその危険性について解説していこうと思います。
危険！酸化した油とは？
揚げ物を調理する過程で必ず必要になるのが「油」です。実はその「油」が危険なのです。
実は、「油」は日本人の体にあまり適さないそうです。
昔の日本料理にはを「油」使った料理はあまりなく、揚げ物料理を日常的に摂取し始めたのは江戸時代後期になってからです。そのため、日本人は「油」の耐性があまりありません。
「油」に含まれるリノール酸は、加熱すると神経毒(ヒドロキシノネナール)という有害な物質が発生し、その物質が脳の神経細胞を死滅させ認知症の原因になります。
また、揚げ物の「油」は空気に触れることによって酸化が進み過酸化脂質となり、長時間放置されているものを食べると下痢や嘔吐、腹痛、頭痛などの症状が出ることがあります。
ご家庭で調理する場合には、新品のサラダ油もしくは数回使用しただけの比較的新しい油を使用すると思いますが、スーパーの惣菜コーナーに並んでいる揚げ物に使用されている「油」はどんなものを使っているのかなんて消費者の私たちには知りえませんよね？
出来るだけ販売価格を抑えようとコスト重視で販売している店の「油」には酸化しにくい菜種油や米油などは使用されておらず、安い粗悪なものが使われている可能性が高いです。
さらに、飲食店によっては同じ油を複数回使用するように指示を出しているところもあり、そういった店舗の「油」は当然、酸化しています。
そんな「油」を体内に取り込むことが、体にいいわけはないですよね。
また、会社帰りなど夕方の時間帯にスーパーに寄るとよく目にするのが割引商品です。
割引シールの貼られた商品は、安いからと得した気分でついつい手を伸ばしてしまう方も多いとは思いますが、「割引商品＝売れ残った酸化まみれの揚物」ということは言うまでもありませんよね。
せっかく普段から健康に気を使っているのに、知らず知らずのうちに安いからといって体に毒である「油」を体内に取り込むなんてことにはなりたくないですよね。
揚げ物はカロリー爆弾
揚げ物のフライには多くの衣がついています。
もちろん食材本体も油を吸い、衣となればさらに多くの油を吸収することになります。
油１グラムは9キロカロリーあり、タンパク質や炭水化物に比べて2倍以上も高エネルギーです。
フライにすれば比重の約20パーセントが油なので100グラムあたり20グラムは油、つまり180キロカロリーものエネルギーを吸収するとになります。
揚げることによって余分な油を体内に取り込むことになり肥満の原因になります。
さらに肥満は多くの生活習慣病などの病気を引き起こす原因となり、健康へのリスクとなってしまいます。
また、惣菜の唐揚げはすごく味が濃くて、思わず何個も食べたくなるくらいおいしいですよね？
それは、できるだけ日持ちさせ、陳列時間を長くするために様々な添加物を使用しているからです。
また、薄味だと冷めたり、時間が経ってしまうと再加熱してもおいしくなくなってしまうため、多くの調味料を使っておいしさを維持させています。
その他にも様々な理由により結果的に多くの調味料を使うことになり、その分カロリーも高くなります。
でも、どうしても惣菜の揚物が食べたいときってありますよね？
そういった場合は、スーパーで出来立てになっている惣菜を選ぶようにしましょう。
油が新鮮なもののほうが、体への悪影響は少ないと考えられるためです。
まとめ
いかがだったでしょうか？
この記事を読んで、惣菜の揚物の油の危険性がお分かりいただけたと思います。
唐揚げや天ぷらが好きでどうしても食べたいという方は、ぜひ自宅で酸化しにくい油を使ってご自身で揚げて食べてみてください。
万が一惣菜の揚物を食べるなら、パッケージの調理時刻を確認し、揚げたてに近い商品を選んでください。
決して調理してから時間のたった割引シールつきの商品は選ばないようにしてくださいね。
惣菜の揚げ物を日常的に摂取していて、なんだか最近胃の調子が悪いという方は、もしかしたら油を使った料理が体の負担になって胃や肝臓にダメージを与えているのかもしれません。
揚げ物の理想的な頻度は月に一回と言われています。
おいしくてついつい好んで惣菜の揚物を食べている人も、この記事を読んで少しだけ自分の体を気にかけてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
