私たちの生活に欠かすことができないタオル。
あなたはどのように選んでいますか?
中にはあまり考えずに購入して、買った後に失敗した!と後悔したことがある人もいるのではないでしょうか。
タオルは日常的に使うものだからこそ自分にあったものを選び、快適に生活をしたいですよね。
この記事では、あなたや家族にぴったりのタオルを選ぶコツ、タオルの素材や織り方の違いについてご紹介します。
タオル選びのポイント
タオルを選ぶ際は、自分や家族のニーズにあったものを選ぶことが大切です。
ニーズがピンとこない人は、タオルの使用目的や体質、好みを考えてみてください。
たとえばタオルのニーズとして、以下のようなことが考えられます。
・敏感肌のため、肌に刺激が少ないタオルがほしい
・水回りに使うため、吸水性を重視したい
・子ども用のタオルは天然素材のものを使用したい
・夏用にサラッとした拭き心地の汗拭きタオルがほしい
このように、人によってタオルに求めるものは異なります。
まずは、あなたがタオルを購入する目的と、タオルに求めていることをぜひ、考えてみてください。
ニーズが明確になったら次に大切なことは、タオルの特徴を知ることです。
なぜなら素材や繊維の織り方によって、タオルの肌触りや機能性が異なってくるからです。
それではさっそく、タオルの素材と特徴からご紹介していきます。
タオルの素材と特徴
綿(コットン)
綿は、タオルに使われる最もポピュラーな素材です。
天然素材で肌に優しいため、赤ちゃん向けの商品にもよく使われています。
吸水性、速乾性が高く、バスタオルの素材としても一般的です。
耐久性があり、長く使用できるのも嬉しいポイント。
染色されている生地の場合は、洗濯すると色落ちする可能性があるため注意が必要です。
色落ちを防ぐアイテムとしては、洗濯ネットや色移り防止シートがあります。
麻(リネンなど)
麻は、春物や夏物の洋服として使われることが多い素材です。
吸水性、速乾性、通気性に優れています。
肌触りがサラッとしているため、夏の汗拭きタオルにもぴったりです。
また、汚れが落ちやすく衛生的なことから、キッチンクロスとしても役立ちます。
デメリットは、洗濯をするとシワになりやすいこと。
シワを軽減させるためには、乾かす際に生地をしっかりと手で伸ばすことがポイントです。
マイクロファイバー
マイクロファイバーは、ポリエステルやナイロンといった化学繊維でつくられています。
肌触りがよく、吸水性と速乾性に優れた素材です。
また、生地の断面が汚れを絡めとりやすい形状になっているため、頑固な汚れを落とす際に役立ちます。
天然素材のタオルよりも安価であり、家計に優しいタオル生地といえます。
このように、マイクロファイバーはコストパフォーマンスが高い素材ですが、繊維の先が尖っているため、肌やものを傷つけやすいという欠点があることも理解しておく必要があるでしょう。
綿の織り方と特徴
タオルの肌触りや機能は素材のみならず、織り方でも異なってきます。
この項では、タオルの素材としてオーソドックスな綿について、基本的な織り方と、各織り方の特徴についてご紹介します。
パイル地
パイルは、生地の繊維が輪のように織られているものです。
輪の隙間に空気が入るため、生地にボリュームがでてふんわりとした仕上がりになります。
吸水性がいいため、バスタオルやフェイスタオルにもよく使用される織り方で、タオルの定番といえます。
デメリットは、生地に厚みがあり収納に場所をとること。
また、繊維が輪の形に織られていることから物に引っかかりやすいといった欠点もあります。
シャーリング地
パイルの輪の部分を均等にカットしたものをシャーリングといいます。
光沢感、高級感が漂う見た目が特徴的な織り方です。
メリットは、繊維の断面がそろっているため、滑らかで引っかかりにくいこと。
一方でパイルよりも吸水性に劣るといったデメリットもあります。
ガーゼ地
ガーゼは繊維がゆったりと撚られていることから、ふわふわとした肌触りで軽やかな仕上がりになります。
肌へのストレスが抑えられるため、赤ちゃんや敏感肌の人にも嬉しい素材です。
また、吸水性や通気性に優れており、ハンカチや肌着としてもよく使われています。
軽くてかさばりにくいことも嬉しいポイントです。
ワッフル織地
ワッフル織は、スイーツのワッフルのような四角い凹凸が並んだ織り方です。
柔らかさとサラリとした感触を兼ね備えていることが魅力の一つ。
吸水性と速乾性に優れており、汗や水分を拭くタオルとして役立ちます。
凹凸の隙間に空気が入りやすいため、保温力も抜群。
その上、通気性もいいため一年を通してさまざまな場面で活躍します。
無撚糸(むねんし)
無撚糸とは、糸を撚っていない生地のことをいいます。
多くのタオル生地は糸を撚ることで耐久性を高めていますが、無撚糸は糸を撚っていないことからほつれやすいという欠点があります。
利点は生地にごわつきがなく、綿本来のふわりとした感触が楽しめること。
また、繊維の隙間にたくさんの空気を含むことができるため、吸水性にも優れています。
まとめ
・タオル選びのコツは、①ニーズを考えること ②タオルの素材と織り方の特徴を知ること。
・生地の素材には、綿、麻、マイクロファイバーがあり、それぞれ肌触りや機能性が異なる。
・織り方にもバリエーションがあり、各々に特徴がある。
いかがでしたか?
自分にあいそうなタオルはイメージできたでしょうか。
タオル選びは快適な暮らしをするために大切です。
ぜひこの記事を参考に、あなたや家族にぴったりのタオルを見つけていただければと思います。
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